ー今日はポスター用の撮影日ということで、舞台の始まりを感じさせる一日でしたが、どのようなお気持ちで撮影に臨まれたのでしょうか。
ポスターやパンフレットの撮影は演出家の方や衣裳さん・ヘアメイクさん、といったスタッフの皆さんと、その舞台のビジュアルイメージを共有する最初の機会になることが多いです。今回は時代劇ですから、メイクをしてみて、衣装に袖を通してみて、「楽しみ!」という気持ちであふれました。早く稽古に入りたいですね。
ー出演のオファーが来た時、どのようなお気持ちでしたか。
演出家の福原充則さんに呼んでいただいたのがうれしくて、それが一番大きかったです。ボクが観た福原さん脚本の舞台には「一生懸命頑張ることは素晴らしい」というメッセージが面白く描かれていてとても感動しました。なので今回、福原さんの世界に入れることがうれしかったです。
ー舞台という、テレビやライブとはまた異なるナマの臨場感を感じる現場に対して、受け止め方の違いはありますか?
自分は若い頃からいろいろな仕事をさせていただいてきました。「好きにやっていいんだよ」と言ってくださる方もいれば、本当に厳しくしてくださった方もいます。タレントが来てパッとやって「楽しくやっていいんだよ」と言ってくれた方もいらっしゃいました。
どのやり方が正しいとかはなくて、自分の気分とかノリとかコンディションとか関係なく本当にこてんぱんに怒ってくださる方に出会えてきたことが本当にありがたいし、自分は恵まれていると思うんです。
特に舞台は、吉本新喜劇という喜劇が僕のキャリアのスタート地点なので、とにかく楽しいです。でも、本当の目的は自分が楽しむことではなく、お客さまに楽しんでいただく事だと思っています。