アップサイクル
D&DEPARTMENT TOKYO
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不要な素材を進化させたアップサイクルアイテム6選

魚から生まれたデニムや、廃棄されたビニール傘のトートバッグなど

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不要なものを単に資源として再利用するリサイクルに対し、それらをより価値の高いものに生まれ変わらせるのが「アップサイクル」だ。ここ最近でアップサイクルという言葉を目にする機会も増えたが、「こんなものが」という意外なアイテムもまだまだある。最近のアップサイクル商品は、デザイン性も格段に進化していて見逃せない。

首都高速道路株式会社までもがアップサイクル活動に取り組んでいる。その最初のコレクションの一つが『HATARAKU TOTE』だ。

これは、首都高の道路工事や安全対策などを知らせるために使われていたターポリン製の横断幕を、アップサイクルして作られたもの。数字や漢字のインパクトが強いデザインは一つ一つ異なり、土木テイスト満載のほかにはないデザインが人気だ。もちろん、丈夫な生地で撥水性も抜群。トートバッグは5,990円、リュックサックにもなるトートバッグは9,990円で 販売されている。アイテムは首都高八潮パーキングエリアの売店と首都高みやげのオンラインストアで販売中。

利用する人の多いビニール傘だが、残念なことに毎年その約8000万本もがゴミになっている。そこで立ち上がったのが、サステナブルなファッションブランド『PLASTICITY』だ。

同ブランドでは、廃棄されたビニール傘をおしゃれで実用的なバッグにアップサイクルすることで、日本のプラスチックゴミ問題に取り組みながら、人々のスタイルを斬新なものにすることを目指している。傘の形状を生かしたデザインも魅力だが、丈夫で軽く、防水性があるのもうれしいポイント。バッグは、サコッシュやトートバッグ(サイズは2種類)と三つのモデルがあり、デザインも透明なものからカラーモデルまで選べる。いずれも、オンラインストアで購入可能。

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魚から生まれたデニムがあることを知っているだろうか。日本有数の港町として知られる気仙沼港から誕生したのが、まさにこの『メカジキデニム』。廃棄されていたメカジキの角を有効活用したデニムで、素材の約35%がメカジキの角なのだという。

また、ウエストのボタンにはタグワヤシが原料の本ナットボタンが使われていたり、裏地にはオーガニックコットンが用いられていたりとその全てが地球に優しく、「土に還るデニム」というのもポイント。手がけたのは、気仙沼に工場を構えるジーンズメーカーのオイカワデニムで、東日本大震災以降の未来を見据えて挑戦し、作り上げた「アップサイクル」デニムでもある。購入はオンラインストアから。

センスのいいキッチン用品や家具などを販売するD&DEPARTMENT PROJECTが、2014年に立ち上げた『FROM LIFESTOCK』のアイテムにも注目。

これは全国から集めた布地のデッドストックを生きた在庫、つまりライフストックとして活用して作ったバッグなどを展開するプロジェクト。店内では廃棄されてしまいそうだった布を用いたトートバッグや靴箱などを販売している。

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2020年7月1日からのレジ袋有料化でエコバックに興味を持った人も多いと思うが、せっかくならばサステナブルなエコバックを活用したい。コスメキッチンでは、海洋プラスチックゴミを100%使った、リサイクルポリエステルフィラメント糸の開発に成功。その糸で作った『SUSTAINABAG』 を現在販売している。

毎年、海には約800万トンものゴミが流れ着くといわれているが、この糸1キロごとに、海底からも1キロのゴミを除去することができるのだそう。街が 『SUSTAINABAG』であふれる日を願ってやまない。オンラインストアおよびコスメキッチンの各店舗で販売中。

重量の50%以上に再生素材を使用している『ナイキ エア ヴェイパーマックス 2020 フライニット』は、ナイキの歴史至上、最もサステナブルなシューズといえるだろう。

例えば、カラフルな模様を作り出しているフライニットの糸は、約67%が工場で生まれたという廃棄物で作られた再生素材。そのほか、ソールから爪先部分まで、全てにサステナブル素材が用いられている。また、デザインも着脱が素早く簡単にできる設計で、フィット感や履き心地も抜群。2020年7月23日からNIKEのオンラインストア、および一部の『NIKE』販売店で販売中だ。

グリーンな日常に再起動する方法をもっと知る

  • Things to do

2020年8月19日にリリースしたTime In特別号マガジンの日本語版。「Restart」をテーマに、『新しい日常に必要な7のこと』や『Restart グリーンな日常』といった特集記事を通して、新しい働き方のコツや、地球と社会をより良くアップデートさせるために私たちが今できることを提案。

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日本では地産地消と置き換えて語られがちな「ファーム トゥー テーブル」。本来は、生産者が誇りを持って提供している素材をシェフが厳選し、その一つ一つの良さを生かした最高の料理に昇華すること。そして、この一連のストーリーに食への敬意と感謝をもって味わえるのが根本理念だ。ここでは、そんな自然をキッチンの主役にした創作的でおいしい食事を提供する東京のレストランを10軒紹介する。

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  • ショッピング

いま、全国各地の物産や有名観光地などの特色とカルチャーを持ったご当地バッグが人気だ。これを機に見知った地域の良さを再確認したり、好みの製品から同地が持つ魅力にハマってみるのも面白いだろう。

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