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東京、ファーム トゥー テーブルなレストラン10選

農家を応援しながら至福のメニューを味わう

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日本では地産地消と置き換えて語られがちな「ファーム トゥー テーブル」。本来は、生産者が誇りを持って提供している素材をシェフが厳選し、その一つ一つの良さを生かした最高の料理に昇華すること。そして、この一連のストーリーに食への敬意と感謝をもって味わえるのが根本理念だ。

そこには素晴らしい農家を食事を味わうことで支援できるというだけにとどまらず、サステナビリティが自然な要素として備わり、健康で地球に優しい社会活動につながっている。

ここでは、そんな自然をキッチンの主役にした創作的でおいしい食事を提供する東京のレストランを10軒紹介する。旬の食材が持つ最高の味わいを堪能してほしい。

  • フランス料理
  • 渋谷
  • 価格 2/4

神山町にある、巧みなスパイスが堪能できるビストロ料理店ピニョン。旅好きのオーナーシェフ吉川倫平の料理は、ヨーロッパ、北アフリカ、南米を旅し、フランスのボルドーで働いていたころの地図を、厳選された食材を使って再現したものだ。

野菜は国際連合大学(UNU)のファーマーズマーケットや千葉のトムズファームから、牛肉は群馬県産、魚介類は三重県尾鷲市の魚屋から厳選したものを直接仕入れている。特に『鰆の燻製カシューナッツソース』(1,500円)は、魚の鮮度と吉川のこだわりが見事に表現された海鮮料理だ。

これらの新鮮さとスパイスの風味を生かした料理を口にすれば、この店が、絶えず人気の理由が簡単に理解できるだろう。

  • フランス料理
  • 渋谷
  • 価格 3/4

青山の名店、ラ ブランシュ。同地に店を構えて30年、シェフの田代和久が生み出す一皿は、日本のフレンチの代名詞と言っても過言ではない。

田代の野菜へのこだわりには脱帽の一言だ。自ら畑に赴き、信頼の置ける農家から仕入れた野菜は、時にはソース代わりにもなるほど重要な役割を担う。

この店のスペシャリテ『イワシとジャガ芋の重ね焼 トリュフ風味』は、長年作り続けているメニューながら、自らの頭の中にあるパーフェクトな味に近づけるため、じゃがいもは時期ごとに何種類ものを取り寄せ選ぶという。生ベーコンで巻いたじゃがいもの滑らかな食感にイワシの香りがよく合う。アンチョビのソース、さらにイワシのポタージュが添えられ、選んだ素材を存分に味わってもらいたいという思いが感じられる。 

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  • 銀座

銀座の資生堂ビル10階にあるイタリアンレストラン。エグゼクティブシェフにイタリア料理界の最前線を20年走り続け、二つのレストランにミシュランの星をもたらした能田耕太郎が就任。日本ならではの四季折々の食材を使って仕上げた、伝統的なイタリア料理を味わうことができる。

また、同店が銀座の競合店とは一線を画しているのは、ビーガン料理が肉料理と同じくらい丁寧に作られていることだ。ランチとディナーのセットメニューは希望に応じてビーガン、ベジタリアンにすることが可能。

また、デザートシェフの加藤峰子の手による有名なハーブガーデンのデザートは、豪華なペストリーの上にクリームを乗せ、庭にある食用のハーブや花をふんだんに使用している。

  • 原宿

今までに味わったことのないベトナム料理を食べたいならアンディ(An Di)に行こう。同店は、ミシュランガイド東京で2018年、2019年と連続でビブグルマンに掲載されている名店だ。

ここでは、ベトナム料理の定番メニューを日本の食材を使って再構築した、新鮮で洗練されたコース料理を味わうことができる。 ひときわ目を引くのは『ティーリーフサラダ』(1,800円)。発酵させた日本茶の葉の上に、焙煎(ばいせん)したココナッツやゴマ、シャキシャキのキュウリなどの野菜が入っており、香り、食感、味わいなど五感を刺激する絶品メニューである。

席は24席だけなので、予約必須となっている。おまかせディナーは8,250円、週末のランチコースは6,490円で提供している。アルコールとのペアリングを選べば、斬新な日本酒と国内外の自然派ワインをたっぷりと味わえる。

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  • 原宿

食とともに、ライフスタイルまでトータルに提案するフードコーディネーター、野村友里が原宿に開いた一軒家レストラン。豊かな緑に囲まれた庭付きの木造一件家を改装した、リラックスした雰囲気の中で料理が楽しめる。

この店を訪れたなら、テイスティングメニュー(6コース6,000円、8コース8,000円)がおすすめ。季節の野菜のグリル、黒豆のフムス添え、マダイのあぶり、キャベツクリーム添え、山形牛のグリル、山菜のグリル、黒にんにくピューレ、ミモレットチーズなどを楽しめる。 また、甘さを抑えたほろ苦いブラウニーなど、デザートも絶品だ。おいしい食事と美しいインテリアに、身も心も満たされる店である。

  • 目黒

東京に6店舗、神奈川に1店舗を展開するウィーアーザファーム(We Are The Farm)は、オーガニック野菜を多彩なアレンジで提供するベジタブルレストラン。野菜は全て千葉県佐倉市にある自社農園から仕入れており、農薬や化学肥料は一切使っていない。200種以上の野菜の中から、常に新鮮で旬のものを店舗で提供している。

中でも、サラダやビールに使われている栄養価満点のケールは苦味が全くなく食べやすいと人気だ。ほかにも、その日の旬の野菜をメインに仕立てたメニューが並んでいる。野菜を使ったデザートやカクテルもあり、どれも工夫を凝らした一品なので、フルコースで野菜のおいしさを感じてほしい。

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  • 大手町
ラ・カンパーニュ
ラ・カンパーニュ

日本の農業を一手に取り仕切っているJA全農の直営店。作り手の見える国産野菜にこだわり、東京産の野菜などをふんだんに使った本格フレンチを食べることができる。

また、日本各地の国産ワインを多数取りそろえており、地の恵みを存分に感じることができるだろう。ベジタリアンメニューも注文可能だ。

  • イタリア料理
  • 池袋

日本各地の生産者から有機野菜を直接調達しているオーガニックイタリアン。旬の野菜をたっぷり20種取ることができる『ローカルグリーン』は特製ドレッシングも絶品なので、ぜひ味わってほしい。ドリンクも自然派にこだわり、体に負担をかけないビオワインをそろえている。

晴れた日は、緑あふれたテラス席で食べれば、都会の喧騒(けんそう)を忘れ、体の内と外それぞれで自然の恵みを感じるひとときになるだろう。

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  • 目黒

シェフのケイティ・コールが手がける同店では、食事から食材をより身近に感じることができる。日当たりの良いレストランで提供される料理は全てオーガニックで、北海道や愛媛、高知の小さな農場から週に数回届く食材を使用している。

仕入れ先から最高の食材だけを使うことにこだわるコールは、新鮮な食材がキッチンに届いてからその日のメニューを決めるそうだ。彼女が考案した『アボカドとレンズ豆の和え物』や『フーシャピンクの柴漬けヨーグルト』などは、有名栄養士たちが料理本に載せるための料理としては考えつかなかったレシピだ。 

有機農園で採れた野菜を使った料理は、いずれも東京で最も鮮やかで色とりどりな旬の食材の万華鏡を見せてくれる。

  • 丸の内

※2020年8月3日オープン

野菜をふんだんに使った総菜やサラダ、つまみが味わえるオールデイダイニング。「いろんな野菜を、もっと美味しく、もっとデイリーに食べる」をテーマに、種類豊富な食材をかけ合わせた彩り豊かなメニューやデザートがラインナップされている。 夜は、野菜を大胆に使い、都会的なアレンジを加えたギルティーフリーな居酒屋メニューが取りそろえられる。

東京駅構内に面したエリアには、キオスク型店舗でサラダやサンドイッチなど、忙しい生活の中でも楽しめる栄養価の高い食事が並ぶ。

さらに野菜のおいしさを知る……

  • ラーメン

日本で大衆人気の高いラーメンは東京だけでも3000以上の店がある。濃厚なとんこつスープやチャーシューなど、豚を食材に使用したラーメンは一般的だが、宗教上の理由や食事制限があり豚を食べられない人にもおすすめのラーメンがある。

ここでは、豚の代わりに鶏や野菜などの食材を使ったおいしいラーメン店を紹介。ハラル認証の食材を使った新宿御苑らーめん桜花以外の店は正式な認定を受けているわけではないためイスラム教徒の場合は注意が必要だが、代わりに食べられる素材をトッピングすることも可能だ。

  • ベジタリアン料理
東京、ベジタリアンレストラン15選
東京、ベジタリアンレストラン15選

ヘルスコンシャスな考え方やライフスタイルが浸透するにつれ、都内に限らず全国にベジタリアンやビーガン、マクロビオティックの考え方を取り入れたカフェやレストランが増えている。ファーマーズマーケットや、大規模なベジタリアンフェスティバルが定着してきた今、野菜への注目はさらに増すばかり。生粋 のベジタリアンやビーガンの思想を持つ人でなくとも、野菜をよりたくさん食べたいと考える人が増えてきている。

ここでは、自分のライフスタイルや考え方、好みに合った店を探す一助となるべく、東京における15店のヴェニューを紹介する。なお、100%ベジタリアンではないも含んでいるが、メニューの選び方次第では植物由来の素材だけのメニューを組み立てることも可能。臨機応変に使い分けてほしい。

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