ご褒美チョコ
Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

幸せな気分になれる、ご褒美チョコレート

CBD入りやサウナの味? エリザベス女王が愛した逸品など

Mari Hiratsuka
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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 幸せな気分になれる、ご褒美チョコレート

バレンタインデーが近づき、チョコレートにいつもより光が当たるこのシーズン。普段よりも目にする機会が多くなり、贈り物に限らず、自分用に買いたい気分になってくるという人もいるだろう。

ここでは、カカオにこだわったものや植物性、アーティストがパッケージを手がけたもの、シュガーレスな実験的なものなど、自分をとことん甘やかしたい時に食べたい個性あるチョコレートを紹介しよう。

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京都のローチョコレート専門店「カカオマジック(Cacao Magic)」と、視覚ディレクターでグラフィックアーティスト河野未彩のコラボレーション商品。

河野の作品「HIPNOSIS 01」が描かれたボックスが印象的な「インナートリップ・キット」(3,240円、以下全て税込み)は、作品のストーリーに出てくる4つのアイテムがローチョコレートになった、まさに食べるアートだ。

UFO型のチョコはストロベリーフレーバーで、ピラミッド型はマカダミアナッツとピンクペッパー入り、ブッダ型にはCBDオイルと麻炭が配合されているなど、それぞれに特徴がある。

ヨーロッパの中心に位置する森と湖の国リトアニアを拠点としたビーントゥバーチョコレートメーカー「チョコレート ナイーブ(Chocolate Naive)」。主宰のドマンタス・ウジュパリスは独学でチョコレート作りをはじめた人物だ。彼が産地を旅して出会った農園から届く最高品質のカカオを素材にし、生み出すチョコレートは革新的なものばかり。

例えば「Black Sauna」(1,728円)は、サウナの文化をチョコレートで表現したものだ。伝統的にビタミン源として食されてきたシベリアモミの新芽やシラカバの炭に、ソルトの風味を加え、リトアニア式サウナで薫製したスモークカカオを使用。森林の香りを閉じ込めたような味わいがある、ユニークな逸品だ

そして「Molecules」(1,728円)は、血糖値を上げないカロリーゼロの甘味料「エリストリール」を用いた、シュガーレスの75%ダークチョコレート。科学者と共同開発でカカオが持つエンドルフィン、抗酸化物質、ビタミンが良質な状態でカカオ豆に含まれるモレキュール(分子)カカオを使用している。

ガストロノミックな味を探求し続ける、ウジュパリスの研究を味わってほしい

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シャルボネル エ ウォーカー(Charbonnel et Walker)」は、1875年にロンドンに設立された老舗ショコラティエ。高品質カカオのみを使い、伝統の製法で一つ一つ手作りされる極上のチョコレートは、エリザベス女王をはじめとするロイヤルファミリーや、イギリスのセレブたちに愛されている。

定番は、マールドシャンパーニュブランデーとミルクチョコレートのガナッシュをホワイトチョコレートで包み、粉糖をまぶした「ピンク マールド シャンパーニュ トリュフ」。徐々にシャンパーニュブランデーの大人な少し苦味のある味に変わっていくチョコレートだ。

そして、ダークチョコレートの中にシーソルトキャラメルが入った「シーソルト ダークキャラメル トリュフ」(1,404円)は、塩が効きキャラメルが際立つ甘さがある人気商品。

高級感がありつつもキュートなパッケージにもひかれる。

「リーガロイヤルホテル 大阪」にあるチョコレート専門店「ショコラブティック レクラ」。芸術性にあふれるボンボンショコラ「惑星の輝き」は、同ショップオープン以来の人気商品だ。

太陽系の8惑星をモチーフにしており、1粒ごとに異なるフレーバーが楽しめる。フルーツの味わいをプラスしたガナッシュや、紅茶、コーヒー、ナッツ、スパイスなど、 味の変化とバリエーションを一つずつ、ゆっくりと堪能したい。

パッケージは、書家の川尾朋子が店名の「L'éclat」(輝きの意)からインスピレーションを受け、ダイナミックに表現。写真の「惑星の輝き 8個入り」は4,320円 。そのほか、3個入り、5個入りがある。

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胸がときめくようなガーリーな世界観の「ノリコショコラ(Norico-Chocol'art)」は、長年アパレルの世界で服作りなどに携わっていた経歴を持つ、ショコラティエ山﨑のりこによるチョコレートブランド。新月ショコラ(3,780円)は、毎月フレーバーの変わる、ブランドを代表する限定のチョコレートだ。

贈り物なら「花咲くショコラ」がおすすめ。同チョコレートは、山﨑が知人から結婚の内祝い用に制作を依頼されたことがきっかけで誕生したもので、 春夏秋冬を代表する花をイメージしたショコラが詰められている。

1箱5粒入りで3,113円で、この「3113」という数字は、エンジェルナンバーで「新たな挑戦、新たな始まりをサポートしてくれる」という意味をふくんでいる。

「植物を育てる」と銘打つスイーツブランド「Sachi Takagi」のみずみずしい生チョコレートは、プランツベース(植物性)の材料で作られているのが特徴だ。

自然界をイメージした色鮮やかな見た目と、カカオ豆から作り上げる自家製ビーントゥーバーチョコレートを使用し、素材の風味をダイレクトに伝えている。

おすすめは、エキゾチックで華やかなライチの味わいが特徴のチョコレート「Lychee」(3,456円)や、イタリア産レモンの果汁をたっぷりと使用した爽やかなレモンの味わいが特徴「Lemon」(2,160円)。見た目もポップでかわいらしいものばかりだ。

チョコレート好きなら

  • ショッピング

もしウィリー・ウォンカが東京でチョコレート工場を始めていたら、彼は今頃休暇を取っているかもしれない。東京のチョコレートシーンは競争が激しく、有名なフランスのサロン・デュ・ショコラでは日本のチョコレートメーカーが最優秀賞を取得し、海外のエキスパートとも肩を並べているからだ。ここでは、情熱的なショコラティエが届ける、複雑な風味のカカオを使ったチョコレートショップを中心に紹介する。

  • ホテル

年々、激化するバレンタイン商戦。それに合わせるかのようにチョコレートも華やかさと多彩さを増している。ここでは、都内ラグジュアリーホテルのチョコレートをピックアップした。ショコラティエやスイーツブランドに疎い男性も、ラグジュアリーホテルの名前なら「おっ!」と思ってもらえるはずだ。

ホテルのチョコレートの中でも、思わず二度目してしまうようなインパクトのあるルックスのものや、強いこだわりを感じるアイテムを選んだ。年に一度、ホテルが気合いを入れて作り上げるチョコレートをぜひチェックしてみてほしい。

なお、一部商品は売り切れ次第販売終了となるので、購入の際は事前に確認するといいだろう。

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ショコラショー(chocolat chaud)は、フランス語で「熱いチョコレート」を意味する。つまるところホットチョコレートのことである。ココアと混同されがちだが、一般的にココアはカカオ豆から油脂分(カカオバター)を除いた粉末ココアから作られたドリンク、ショコラショーはチョコレートそのもので作られるドリンクのこと。

ショコラショーはチョコレート本来の美味しさを堪能できる贅沢な飲み物といえる。「ショコラ ショ」、「ホットチョコレート」など各店舗によって名称は異なるが、ここでは、チョコレートから作られた本格的なメニューをセレクトしている。東京は、海外にひけを取らないおいしいショコラショーを味わえる都市。熱々のショコラショーで体の中から温まろう。

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