広尾駅から徒歩2分の場所にある大人気の中華料理店。麺料理が目玉で、製麺会社社長兼ヌードルアーティストの橋爪利幸(はしづめ・としゆき)がプロデュースする。日替わりの麺メニューと6種の麺(特製冷し麺、赤野菜、ひすい、中華、ごぼう、山椒)をそれぞれ選ぶシステムだ。 『粗挽き肉味噌の担々麺』は人気メニューで、店推奨の麺は『ごぼう』、または辛いものが好きな人には『山椒』を勧めている。ゴマの風味がきいた濃厚なスープと甘みそが絡んだひき肉、どっさりと乗ったパクチーの風味が絶妙に合う。麺と具材、スープのボリュームもちょうどよく、夢中で食べるうちに背中から汗が流れてくる。 麺のほか春巻きや魚のカルパッチョのような創作一品料理もあり、ランチは麺をメインで、夜は価格別のコース二種を提供し、締めに麺が食べられる。カウンター割烹のようなシックな店内も居心地が良く、女性同士や接待などの利用にもぴったりだ。
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テキスト:浅野陽子(フードライター)
カレンダー上は夏の盛りをとっくに過ぎ、秋に入りつつある東京。しかし気温30度を超える日も続き、なかなか暑さが止まらない。ならば夏気分を味わい尽くすべく、辛い食べもので思いっ切り汗をかいてはどうだろう。
辛くておいしいものは無数にあるが、手軽なのは万人好みの辛い麺料理。日本のラーメンをあえて除外し、アジアの麺に絞ったら、すべり込みの夏休み感も合わせてさらに楽しめるかもしれない。東京ではアジアだけでも、さまざまな辛い麺が食べられる。中国の四川省発祥だが、日本オリジナルに進化した各種担々麺、唐辛子をたっぷり使った韓国のビビン麺、カレー風味のタイのカオソーイなど……。舌をビリビリしびらせ、汗を流して令和元年の夏を締めてみては。