新宿駅西口すぐの電気店が集まるエリアにある、中華料理チェーンの新宿店。陳麻家(チンマーヤ)と読む。「陳麻飯」(麻婆豆腐かけご飯)と「担々麺」が売りで、どちらも本場の四川山椒が使われており、舌にビリビリ来る深い辛味が楽しめる。
「担々麺」はサイズと辛さが好みで選べる。最もスタンダードな辛さの「普通」でも、食べ進むうちに頭や背中から汗が噴き出してくるが、スープは見た目ほど濃厚過ぎず、トッピングの甘口のひき肉と合わせて食べやすい。日本人が一般的に担々麺と聞いて想像する通りの、万人向きの食べ飽きない味だ。ランチ、ディナーともに、担々麺と陳麻飯をハーフポーションで一緒に楽しめる。
一人客が多く、提供までのスピードも早い。新宿を訪れた際のランチや、酒を飲んだ後の締めで気軽に四川風味の辛い麺や飯を食べたいときに使い勝手の良い店だ。
テキスト:浅野 陽子(フードライター)