恵比寿駅西口、雑居ビルを間借りして平日の昼のみオープンするマリデリ。ブッダボウルとヴィーガンマフィンの専門店で、オーナーの前田が1人で切り盛りしている。旬の野菜をたっぷり使ったブッダボウルは、毎週内容が変わる。冬ならシュンギクやハクサイ、夏はゴーヤやキュウリなどを無農薬にこだわる八百屋から仕入れている。食材はマリネやロースト、ボイルなど様々な方法で調理され、前田の手によって大きな皿に美しく盛られていく。前田にブッダボウルの定義を聞くと「定義はなく自由なものだと思う。初めてブッダボウルの写真をみたとき、面白いと感じ、同時にストイックなイメージを持った。ナッツや穀物ばかりの茶色いボウルはあまり魅力的ではない。自分が培ったヴィーガンの知識と合わせればいいものができるのではと思い作り始めた」と、答えた。1月下旬に筆者が食べたのは、ターメリックライスの上に、キクの花のおひたしやムラサキキャベツのマリネなどが盛られたボリューム十分の一皿。見た目重視の人にも、サラダボウルでは満たされないという人にもすすめたい。料金は、レギュラー850円、ラージ1,000円。営業日は11時30分〜15時30分(月曜除く)。テイクアウトやデリバリーも対応している。
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ブッダボウルという食べ物を知っているだろうか。野菜や穀物、アボカド、ヒヨコマメといった植物性たんぱく質豊富な食材にタヒニソースをかけたカラフルなサラダのことだ。アメリカでは、2017年にブームとなると予想された食べ物のひとつだった。実際にInstagramでは「#buddhabowl」というハッシュタグがトレンドになった。東京では近年、クリスプサラダワークスやグリーンブラザーズなど、サラダ専門店が次々とオープンしている。これは前菜の立場だったサラダがメインディッシュとして受け入れられつつあることを表しているのではないだろうか。日本での認知度はまだまだのブッダボウルだが、インスタジェニックなサラダはブームとなるに違いない。