ビターバレン(アムステルダム)
この小さくて丸いコロッケは、オランダの「ブラウンバー」と呼ばれる店でよく見かける軽食の代表格だ。定番の具は牛肉のラグーで、外はカリッと揚がっていて、中はトロっとしている。
地元では、これをクリーミーなマスタードソースにディップして食べるのが好まれている。シェアする場合、誰かにソースを全部使われてしまわないように注意しよう。伝統的にイェネーファのような苦い薬用酒(ビター)と一緒に提供されていたことから、ビターバレンと呼ばれているが、この料理自体はまったく苦くない。
おすすめの店:家庭的な雰囲気が魅力のDe Vergulde Gaperは、昔ながらのブラウンバー。街の中心部に流れる運河、プリンセングラハト沿いの美しい景色が楽しめる場所にある。夕食前に訪れ、ビターバレンをビターの代わりに、キンキンに冷えたビール、もしくはワインと一緒に楽しむのがいいだろう。マスタードを付けるのを忘れずに。—@amsterdamfoodsisters