Photo: Keisuke Tanigawa
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東京、都市型農園レストラン5選

神田、神楽坂、深大寺などにあるファームトゥテーブルな空間へ

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地産地消やサステナブルな食のあり方として、近年話題を集めている「都市型農園レストラン」。

東京に店を構えながらも近隣に農園を持つこれらの店舗では、その地で採れた有機野菜やフルーツを料理として提供することで、農場から食卓まで安全で新鮮な食材を届けることを意味する「ファームトゥテーブル」な場を実現しているのだ。

自家栽培の食材を食べることで地域を支援し、環境汚染を防ぐことにも通じる。そんな次世代型のレストランで、生産者の思いがこもったヘルシーな料理を満喫しよう。

  • 岩本町

数々のミシュラン星付き店に支持される東京のオーガニックファーマー、オウメファーム(Ome Farm)が営むプラントベースのレストラン。無農薬、無化学肥料、固定種にこだわって作られた旬の野菜が堪能できる。

料理はその日の仕入れに合わせ、同農園の野菜を最大限に生かした日替わりメニューが並ぶ。基本的にはプラントベースのメニューが多いものの、新鮮なジビエなどを提供する日もある。

日替わりメニューの中でも比較的登場回数が多いのが『季節野菜のカレー』(1,300円)。ワサビ菜、ケール、スイスチャードをはじめ、畑で採れた野菜を豊富に使ったビーガンメニューだ。

そのほか、厳選したナチュラルワインや余ったパンを生かして作り上げたサステナブルなビールもそろっているので、ぜひチェックしてほしい。

  • 調布

調布の深大寺ガーデン内にある、まき火料理を提供する一軒家レストラン。「自然との共生」をテーマとし、農業のあり方や食を通して未来への考えを巡らせるレストランだ。

食材は庭で採れるハーブのほか、地域の生産者から提供されるオーガニックな野菜や伊豆七島から毎朝届く鮮魚を使用。野草とハーブを漬け込んだ自家製ドリンクや、酢酸発酵させた野草を使ったカクテルなどをラインアップしている。

エディブルガーデンとして機能する庭は、ランドスケープデザインを行うグリーン・ワイズが手がけ、環境との共生という観点でアメリカの環境認証SITESのプラチナ認定を取得した。

テラスではゲストと一緒に収穫した野菜をグリルして食べる企画をはじめ、「つながる暮らし」をテーマに共感の輪が広がるワークショップも開催。生産緑地だった土地とコミュニティーを生かした場づくりが魅力となっている。

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  • 板橋区

板橋区の閑静な住宅街にある畑とレストランが一体化した古民家レストラン。店内はインダストリアルでスタイリッシュな空間が魅力だ。

レストランから歩いて徒歩5分の場所にある有機栽培農園、ハスネファームの新鮮な野菜を使用し、イートリップ出身のシェフをはじめ、週替わりで入れ替わる3人のシェフが腕によりをかけたコース料理を振る舞う。

ファームでは、主に少量多品目で無農薬、無化学肥料にこだわったオーガニック野菜を栽培。レストランで余った料理や生ごみは全てコンポストとして使用するなど、地球に優しいアップサイクルな動きも開店当初から続けている。まさに「ファームトゥテーブル」を実感できる食卓をぜひ体感してみてほしい。

  • 神楽坂

神楽坂にたたずむ、イタリアンを提供する隠れ家レストラン。「誰かの家に招かれたような会話が生まれる場を作りたい」という思いで立ち上げたという同店の外観は、民家の一軒家そのものだ。

「古田」という表札の付いた建物に一歩足を踏み入れると、そこにはライブ感あふれるオープンキッチンと大きなコミュニケーションテーブルが置かれた異空間が現れる。

レストランの屋上には自家菜園を設置。これは、ポートランドで出合った店からインスパイアされたものだそう。「地産地消できる場」を目指し、同菜園で育んだ野菜が味わえる(6月から7月中旬限定)。

注目のメニューは13〜16種の野菜がとれる『季節野菜の菜園パーフェクトベジタブル バーニャカウダソース』(1,600円)。色鮮やかな紅色が特徴的な「紅しぐれ大根」、栄養豊富な多肉植物であるグラパラリーフ、ラディッシュなど、どれも新鮮でみずみずしく、素材の甘みが感じられる。

菜園で育てた野菜のほか、京都丹波の野村農園をはじめ厳選した農家から仕入れた素材のポテンシャルには驚くに違いない。

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  • カフェ・喫茶店
  • 府中

東京でイチゴ狩りができると人気を博す府中いちご狩り園。ここには、直営カフェが併設されている。もっと気軽に採れたてのフルーツを楽しんでほしいという思いでイチゴを使ったスイーツの提供を始めたそう。

パティシエが手がけるデザートは、完熟イチゴをメインにした大福やタルト、サンドイッチなど4、5種をラインアップしている。

中でも注目は、見た目も華やかな『東京いちごパフェ』(980円)。自家製のゼリーやフレッシュな冷凍イチゴの下には、サクサクとしたクッキー、濃厚なソフトクリームやマスカルポーネが入っており、最後の一口まで飽きない味わいに仕上がっている。

甘みと酸味のバランスが程よい『ゆめのか』と贅沢な香りと甘みが強い『よつぼし』の2種のイチゴが味わえるところも必見だ。

東京で自然な食を探求する……

日本では地産地消と置き換えて語られがちな「ファーム トゥー テーブル」。本来は、生産者が誇りを持って提供している素材をシェフが厳選し、その一つ一つの良さを生かした最高の料理に昇華すること。そして、この一連のストーリーに食への敬意と感謝をもって味わえるのが根本理念だ。

そこには素晴らしい農家を食事を味わうことで支援できるというだけにとどまらず、サステナビリティが自然な要素として備わり、健康で地球に優しい社会活動につながっている。

ここでは、そんな自然をキッチンの主役にした創作的でおいしい食事を提供する東京のレストランを10軒紹介する。旬の食材が持つ最高の味わいを堪能してほしい。

近年、ビーガンメニューを掲げる店は少なくない。植物性の食品農業は、動物性に比べて温室効果ガスの排出量が少なく環境に優しく、食のハンディキャップがなく誰でも同じものを口にできるというユニバーサルフードとしても注目されている。そして何より、現代のビーガン料理は個性的で、生き生きとしていて、おいしい。そんな人気のビーガンレストランを10店紹介しよう。 

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近年、東京でも浸透しつつある「ハラル」という概念。ハラル認証マークをレストランや食品に付いているのを見かけたことがある人もいるだろう。

「豚肉は食べない」「アルコールは厳禁」など、決まりがあるのをなんとなく知っているという人もいるかもしれないが、そもそもハラルとは、イスラムの教えで「許されている」という意味のアラビア語。神に許されているのか、禁じられているのかを示す考え方で、コーランをはじめとしたイスラムの教典において、食にまつわる事項以外にも細かく決められている。

ここでは、タイムアウト東京で働く、モロッコ人スタッフのジネブ行きつけの店とそれぞれのおすすめメニューを聞いてみた。ハラルフレンドリーな中華料理店や本格モロッコ料理、風変わりな店主がいる店まで幅広く紹介する。どれも本格的で旅をしているかのような気分も味わえるだろう。

  • ラーメン

日本で大衆人気の高いラーメンは東京だけでも3000以上の店がある。濃厚なとんこつスープやチャーシューなど、豚を食材に使用したラーメンは一般的だが、宗教上の理由や食事制限があり豚を食べられない人にもおすすめのラーメンがある。

ここでは、豚の代わりに鶏や野菜などの食材を使ったおいしいラーメン店を紹介。ハラル認証の食材を使った新宿御苑らーめん桜花以外の店は正式な認定を受けているわけではないためイスラム教徒の場合は注意が必要だが、代わりに食べられる素材をトッピングすることも可能だ。

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  • ベジタリアン料理

ベジタリアン向けのオーガニックでヘルシーなレストランは、テイクアウトメニューも多くそろう。この機会に近所のヘルシーなレストランを発見してみよう。ビーガン対応やグルテンフリー対応についても記載したので、自分に合うものをセレクトしてほしい。さらにテイクアウトだけでなく、オンライン販売を行う店舗も多数。ここでは、医療従事者にサラダを届けるクラウドファンディングも併せて紹介する。

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