新宿ダイアログ
Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

新宿二丁目初心者向けガイド

LGBTQ+当事者やアライのための散歩スポット6選を紹介

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セクシャルマイノリティーの友人を増やしたい、よりリアルな知識を得たい。そう思っても、一体何から知ればいいか悩む人も少なくないだろう。ここでは、セクシュアルマイノリティー自身も、アライ(ally=「仲間」や「同盟」を語源とし、セクシュアルマイノリティー当事者を支援する人々を指す)にも、ビギナー向けの新宿二丁目スポットを紹介する。

一見さんや一人客、アルコールが飲めない人でも、安心して楽しめるはずだ。カラフルな魅力を持つ新宿二丁目エリアを堪能しよう。

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足湯カフェ&バー どん浴

新宿二丁目の足湯カフェ&バー。ソフトドリンク、クラフトビールやカクテルなどのアルコール、ローストビーフ丼などの軽食もあり、裸足になりにくい服装でも気軽に楽しめるよう、服の上から履くビニールソックスの販売やレンタルタオルも用意されている。

足湯につからず通常のカフェとしての利用も可能で、毎週水曜は犬を連れても来店できる。また、不定期だが、2匹の看板犬が迎えてくれる日もあり、目当ての常連客も多い。人懐っこい性格の2匹は、初対面の人にも甘えてくれる。犬をなでているうちに、気がつけばほかの客とも打ち解けている。そんなほっこりスポットだ。

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フリーメゾン

初めて行く新宿二丁目カルチャーやバーの雰囲気を味わいたい! そんな思いを持つ人にぴったりなのがこの店だ。 全員私服のスタッフは他者に性的欲求が向かないアセクシャルなど、性別の枠にとらわれないカラフルな個性の人々が集まっている。カジュアルな雰囲気で、訪れた人にはいろいろなジェンダーの在り方に触れてほしいと、スタッフの私服にはこだわっているという。

ドリンクメニューは、ウイスキー10種類以上、リキュール類も豊富に取りそろえている。好みに合わせてオリジナルのカクテルが楽しもう。もちろん、酒が飲めない人もノンアルコールカクテルを遠慮なくオーダーしてもらいたい。

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メキシカンカフェ&バー ジョグ

メキシコの家庭料理、ブリトーを楽しむことができるLGBTQ+フレンドリーなレストラン。国籍や人種などのボーダーフリーを目指し、ビーガンやハラールにも対応している。

サルサソースやサワークリームなど、そのほとんどが国産野菜を使った自家製。日本人寄りな味わいかと思いきや、「ふるさとの味を思い出す」と留学生や在留外国人のリピーターが多いそうだ。確かに、豆と米、野菜のたっぷり詰まったブリトーはどこか優しく、懐かしさがある。野菜のうま味を生かした丁寧な手仕事が、国籍を問わず「おふくろの味」を思い起こさせるのかもしれない。

ドリンクは、メキシコ人にテキーラ以上に愛されている酒のメスカルも取り扱う。本格的なのに、どこか懐かしいエスニック料理に舌鼓を打とう。

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新宿ダイアログ

店長やコックなど、スタッフがトランスジェンダーのLGBTQ+フレンドリーな店。食事が楽しめるだけでなく、持続可能な社会を実現するために定められた17の開発目標、SDGs(エス・ディー・ジーズ)について学べる仕掛けが用意されている。 例えば、ドリンクを注文するごとにコインが1枚渡され、それを「環境問題」や「貧困」と書かれた項目の箱に入れると、その社会問題に取り組んでいる団体に寄付される。どこに入れようかと悩むうち、SDGsを自然に学べるというあんばいだ。

昼と夜では出てくるメニューが違うのも、この店の魅力の一つ。ランチタイムはビーガンやオーガニック料理、バータイムはレインボーカラーのカクテルなどが楽しめる。自分の好みに合った時間帯に訪れてみては。

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  • 新宿二丁目

プライドハウス東京レガシー

多種多様な性的マイノリティーの世界を網羅的に学べる、日本初のセンター。入場は無料で、LGBTQ+について学びたい当事者やアライにとって、いわば「初心者の館」だ。

セクシャルマイノリティーのジェンダーに関する書籍や絵本が、幅広く保管されている。なかには、戦前の資料などの貴重なものもあるほか、都内のLGBTQ+フレンドリーな各種イベント情報も取りそろえる。タイミングによっては、トランスジェンダーやエイズ、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)などテーマごとに展示も行われている。

コーヒーの提供もあり、テイクアウトも可能だ。ここで情報を得て興味のある分野をより深掘りして、コーヒー片手に新宿散歩に繰り出すのもいいだろう。

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霞関山 太宗寺

かつて、宿場町で花街としても栄えてきた新宿。そんな街の歴史に触れられるスポットがこの寺だ。なかでも、寺にまつられる「奪衣婆(だつえば)像」は、妓楼(ぎろう、遊女屋)の商売神として信仰されてきたという。 奪衣婆は、閻魔(えんま)大王に仕え、三途の川を渡る亡者から衣服を剥ぎ取り、罪の軽重を図る存在だ。その「服を剥ぎ取る」ところから、信仰の対象になったそう。本堂の中で閻魔大王像と並び鎮座する姿は、実に迫力満点だ。毎年7月15日、16日には、御開扉され、間近で見ることもできる。

ほかにも境内には、江戸六地蔵の一つである「銅造地蔵菩薩坐像」や、願いがかなうとされるパワースポット「塩かけ地蔵」など、さまざまな史跡が並ぶ。新宿の史跡が数多く保管されていることから「新宿ミニ博物館」とも呼ばれ、新宿二丁目散歩には、外せないスポットだ。

もっと知りたいなら......

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「LGBTフレンドリー」という言葉があるが、新宿二丁目など限られたエリアの話と感じる人も少なくないのでは。しかし、当事者にフレンドリーなスポットは東京都内のあちこちに点在している。

ここではバー、カフェ、居酒屋など、各所でLGBTQ+にゆかりのある店を紹介。どんなセクシュアリティーでもジェンダーでも、楽しめるスポットが見つかるだろう。自宅や職場の近くなど、気になる街に出かけてみよう。

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クィアが存在するのはプライドウィークの2週間だけではない。少数派とされているLGBTQ+は、職場の同僚や友達、家族の中にも多くいる。本記事では、「いない」のではなく「いないこととされている」クィアたちの本音を「QUEER VOICE」 として発表。全国の当事者を対象にアンケートを実施し、17歳から57歳までと幅広い年齢層の41人からの回答を受けた。

前編ではアンケート結果を発表。

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  • LGBT

僧侶、メイクアップアーティスト、またLGBTQ+の当事者であり、自身の体験を踏まえた視点をグローバルに発信する西村宏堂。その波瀾(はらん)万丈なキャリアは、ミスユニバース大会の舞台裏や、日本で撮影されたNetflixの番組『クィア・アイ in Japan!』スペシャルシリーズでのファブ5とのコラボレーションまで、多岐にわたる。

任されたプロジェクトで世界を飛び回ることと、東京で僧侶として生活することは、一見異なる二重の人生を過ごしているように見えるが、西村はそこに違いはないと言う。このインタビューで、彼は自身の類いまれな人生と、自分自身のために道を切り開いた経験について語っている。

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