Patisserie Asako Iwayanagi
Photo: Yohei Otobe
Photo: Yohei Otobe

東京、フルーツパフェ14選

銀座、日本橋、渋谷、新宿で味わうデザートの王様

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パフェの定義は国や人により異なるが、日本では背の高いグラスにアイスクリームやフルーツ、生クリームを重ねたものをイメージする人が多いだろう。フランス語で「完璧」を意味する名前の通り、美しさとおいしさを兼ね備えたパフェは、デザートの王様として甘党の心をつかんで離さない存在だ。

ここではフルーツを使用したパフェに絞り、老舗のフルーツパーラーから、青果店に併設されたレトロな店、独創性あふれるパティスリーなど、おすすめの14軒を紹介する。どの店も時期により扱う果物が変わるので、季節ごとに訪れて旬の味覚を味わってほしい。

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  • カフェ・喫茶店
  • 押上

奈良、吉野の山の中にある広大な山々で果樹を専門に栽培する堀内果実園が、東京スカイツリー ソラマチにカフェをオープン。4号店となる直営店で、東京ではカフェを併設した初の店舗だ。

堀内果実園が自家栽培するフルーツを中心に、その魅力を再発見できるメニューがそろう。ここで提供されるのは、パフェという名の「果物の宝石」だ。純粋にフルーツのおいしさを感じてもらうため、フレークやスポンジは使用しない。丸ごと果実などダイナミックな盛り付けも楽しい。

  • 大田区

閑静な住宅街にひっそりと佇むこの贅沢なパフェ店。本格的にデザートを楽しみたい人には一見の価値があるだろう。ニューオータニで19年の経験を積んだ老舗のパティシエによる逸品が味わえる。

メニューは旬のフルーツが中心で、大田市場から仕入れている。パフェは単品とシェアできる大きさのものを用意。大きなパフェの迫力には驚かされる。シャインマスカットや希少な「長野パープル」などのブドウが山盛りになって出てくる。

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  • 世田谷区

等々力の住宅地に位置するパティスリー。芸術性に定評のあるシェフパティシエール・岩柳麻子がオーナーを務めている。

人気の「パルフェビジュー®︎」は、まるでジュエリーのような美しい輝きを放つパフェだ。旬のフルーツが惜しみなく使われた上品な味わいで、罪悪感なく食べきることができる。

季節ごとにフルーツが変わるため、同じパフェは通年で味わうことはできない。そのため、新しい味を求めて何度も足を運ぶファンが絶えないという。

  • 代々木上原

同店は、代々木上原の有名パティスリー「ビアンエトル」のイートインカフェスペース。以前は店内の小さなイートインスペースで提供していた同店の絶品パフェが、爆発的な人気により広々としたこのカフェに移動した。

毎月異なる季節のパフェが提供され、パフェの構成要素を説明する図が添えられている。春はさくら、夏はパイナップル、秋はイチジクなど、季節によって異なる味が楽しめる。

冬のパフェは2023年はまだ未定だが、過去には栗の風味を生かし、コーヒーと日本酒を使用した贅沢な一皿などを提供していた。

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  • カフェ・喫茶店
  • 渋谷

酒を飲んだ後の締めに味わう「夜パフェ」専門店。パフェは北海道産の食材にこだわっており、アイスからパーツまで全て手作りだ。旬のフルーツを使用した盛り付けは、芸術的でクオリティーが高く、目でも楽しませてくれる。

常時6種類ほどのパフェをラインアップし、季節ごとにメニューを入れ替える。公式Instagramでメニューが紹介されているので、訪れる際は確認しよう。

  • カフェ・喫茶店
  • 中目黒

札幌の締めパフェブームの先駆け店「イニシャル」。1日の締めの一杯のような感覚でリキュールで作ったジュレを組み合わせたり、ハーブやスパイスを効果的に使用したりするなど、さっぱりとした大人向けの味わいのメニューが味わえる。

常時510種類のパフェメニューが用意され、中でも北海道産のブランドいちご「よつぼし」をふんだんに使った「いちごづくし」(2,970円)が人気だ。

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  • カフェ・喫茶店
  • 日本橋
  • 価格 2/4

高級フルーツパーラーの代名詞、千疋屋総本店の定番「千疋屋スペシャルパフェ」(2,970円)には季節のフルーツが数種類のるが、どれを食べても納得の美味しさ。フルーツの甘さへの自信からか、たっぷりのった生クリームは甘めだ。

食べ進めるとバナナのアイスクリーム、マンゴーのソルベ、バニラアイスクリーム、苺のソースと次々に色々な味が飛び込んできて最後まで盛り下がることなく食べることができる。

  • カフェ・喫茶店
  • 武蔵野

代々木上原で話題を集めたフルーツパーラーの2号店。同店で必ず食べておきたいのが、季節ごとに入れ替わるフルーツパフェだ。

取材時は「愛媛県産せとかの夜明けのオランジェットパフェ」を注文。爽やかな「せとか」とカルダモンのソルべ、濃厚なチョコレートクリーム、かんきつ類の交雑種である「タンゴール」が見事にマッチしており、ピンクペッパーの風味が程よいアクセントになっている。

このほか、旬の果物を使ったパフェやスフレパンケーキ、サンドイッチも食べられる。

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  • ティールーム
  • 港区

2012年に閉店したホットケーキの名店、万惣フルーツパーラー出身の職人にによる赤坂のフルフルは、ホットケーキはもちろん、フルーツにも強いこだわりを持っている。

「フルーツパフェ」(2,500円)に入る果物は季節によって変わるが、苺、オレンジなどの定番に加え、きんかん、プルーンなどユニークなセレクトも楽しい。中には、アイスクリーム、ラズベリーのソルベ、ナタデココなどが入り、さっぱりとした味わいだ。

  • カフェ・喫茶店
  • 丸の内

東京駅構内にあるフルーツパーラー「果実園 東京店」は、パフェだけでも驚く程の種類があり、迷ってしまうほど。はじめはスタンダードな「フルーツパフェ」(1,580円)を頼もう。10種類以上ものその時々のフレッシュな果実がグラスから豪快にはみ出る程乗り、フルーツ好きにはたまらない。

フルーツの下には生クリームとストロベリー、メロン、バニラなどのアイス、底には大きくカットされたバナナがごろごろ入り、バリューム満点だ。

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  • 銀座
  • 価格 2/4

銀座の老舗、資生堂パーラーのカフェで提供されるのは、資生堂の美学を感じる洗練されたパフェ。「ストロベリーパフェ」(2,200円)は、酸味のある苺に、濃厚なバニラと、どこか懐かしいミルクたっぷりの苺の2種のアイスクリーム、粒がしっかり感じられるストロベリーソースを、背の高いグラスの底まで詰めこんだ贅沢な一品。苺の魅力を存分に味わえるだろう。

  • カフェ・喫茶店
  • 渋谷

渋谷道玄坂にある西村フルーツパーラーは、いつも観光客で賑わっている老舗の人気店。とちおとめを使った「ストロベリーパフェ」(1,650円)は、リーズナブルで1年中食べられる定番人気メニュー。濃厚な苺ジャムとバニラアイスの上には、生クリームといちごシャーベット、そしてたくさんのとちおとめが乗っている。とちおとめに生クリームと苺ジャムをたっぷりつけて、美味しい苺を味わおう。

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  • カフェ・喫茶店
  • 新宿
  • 価格 1/4

老舗、新宿高野本店のパフェ専門店では、果物が最も美味しく味わえる仕立てにこだわっている。定番「フルーツパフェ」(1,650円)は、高野の高級フルーツがまんべんなく味わえる。

季節によって異なるが、春先はミルクアイス、マンゴーソルベに、苺、マンゴー、パイナップル、メロン、スイカ、キウイ、ブルーベリー、デコポン、ドラゴンフルーツなどが乗る。濃厚なミルクアイスが、果物の瑞々しさ、甘酸っぱさを引き立てた完成度の高い一品だ。

  • カフェ・喫茶店
  • 府中

東京でイチゴ狩りができると人気を博す府中いちご狩り園。ここには、直営カフェが併設されている。

中でも注目は、見た目も華やかな「東京いちごパフェ」(1,080円、以下全て税込み)。自家製のゼリーやフレッシュな冷凍イチゴの下には、サクサクとしたクッキー、濃厚なソフトクリームやマスカルポーネが入っており、最後の一口まで飽きない味わいに仕上がっている。

甘みと酸味のバランスが程よい「ゆめのか」と贅沢な香りと甘みが強い「よつぼし」の2種のイチゴが味わえるところも必見だ。

東京のスイーツ巡りをするなら...

フルーツサンドは、ただのかわいい食べ物ではない。果物は熟度を調節しながら食べ頃のものを使用したり、使うフルーツによってクリームの甘さを変えたり、相性の良いパンを研究したり、作り手の丁寧で繊細な作業の積み重ねによって作り上げられているのだ。フルーツサンドを食べられる店は東京だけでもいくつもあるが、ごろっとタイプや細切りタイプなど、果物の切り方一つとっても店によって全く異なり、それぞれの特色やこだわりを感じられるのもまた面白い。

ここでは、都内にあるフルーツパーラーやカフェ、ベーカリーなどで提供されているいちおしのフルーツサンドを紹介する。みずみずしいフルーツに、ほんのり甘いクリーム、そして美しい断面。我々をこれ以上幸せにしてくれる食べ物はほかにあるだろうか。季節の果物を使用している店も多いので、年間を通してフルーツサンドの世界を堪能してほしい。

  • カフェ・喫茶店

東京で一番美味しいドーナツを求めて、カフェや喫茶店をハシゴしている人は、探し方を間違えているかもしれない。近年、専門店やベーカリーから相次いで特色のあるドーナツが生まれている。

ここでは、魅力的なトッピングが楽しめる揚げドーナツや、昨今盛り上がりを見せている「生ドーナツ」「ボンボローニ」など、こだわりのドーナツが味わえる店を紹介する。

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  • カフェ・喫茶店

コーヒーが日本に伝わったのは江戸時代と言われている。当初は、その味と香りがなかなか受け入れられなかったそうだが、明治時代の終わり頃から喫茶店も多く登場し、日本にもコーヒー文化が根付いてきた。そして今もなお、時代の移り変わりとともに日本のコーヒー、カフェ文化は独自の進化を遂げている。

特集では、カフェの歴史に名を残す老舗やコーヒー専門店、テーマを持ったカフェなど、星の数ほどある東京のカフェのなかから厳選した50軒を紹介する。一人じっくりとコーヒーに向き合いたいときはもちろん、友人との会話を楽しむ場や、街散策の休憩スポットとしてもぜひ足を運んでみてほしい。 

  • カフェ・喫茶店

ここ数年、海外で人気を博したカフェやコーヒーショップの日本初出店が増えている。海外旅行はまだ気軽にできなくとも、都内で外国のカルチャーに触れたり、異国情緒に浸ったりするのはどうだろう。今回は、中でも海外の雰囲気が満喫できる店を厳選して紹介する。

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