東京滞在中、美術館巡りには1日しか割けないが、日本の芸術や歴史に興味があるのなら、ここに行くべし。日本最古にして最大の博物館で11万件以上を所蔵。華麗な門をくぐると、広い中庭と池を3つの建物が取り囲んでいる。正面の建物が1938年建立の本館で、日本美術と骨董(こっとう)品を常設展示。25部屋あり、定期的に絵画、陶器、刀、着物、彫刻などを入れ替わり展示をしている。
右手にある東洋館は5階建てで、ほかのアジア諸国の芸術作品を集めている。左には1909年に開館したヨーロッパスタイルの表慶館。その裏には法隆寺宝物館があり、奈良の法隆寺から皇室に献納された仏教美術を中心とした作品を展示している。
本館の左は平成館で、日本とアジアの美術の大人気の作品の企画展を年3、4回行っている。敷地内にはレストランが2カ所あり、ミュージアムショップもある。