タイ国専門食堂は、バンコクの美味い食堂がそのまま東京へやってきたような店。多国籍な雰囲気の気取らない店内には長机が並び、壁にはタイの写真が飾られている。鶏肉のココナッツスープからはガランガルとレモングラスが香り立ち、中国は海南省の伝統的な鶏飯をタイ風にアレンジした『カオマンガイ』もなんともいい香り。卵、ピーナッツ、干し海老、パクチー、海老の入った焼きそば『パッタイ』は絶品で、盛り付けも芸術的。『シンハ―ビール』はもちろん、デザートのタピオカ入りココナッツミルクも外せない。大人数のグループならコースが10品で3,000円、13品で4,500円ととても良心的な価格。繰り返し、何度も訪れたくなる。
微笑みの国、タイ。敬虔(けいけん)な仏教徒が多く、徳と善を重んじる人々が暮らすこの国は、東南アジアでも人気のデスティネーションだ。活気のある首都バンコクのほか、プーケットやサムイ島のようなリゾート、アユタヤやスコータイのように遺跡が残る都市など、様々な表情を持つ。南部と北部でも文化は異なり、食も多彩だ。東京にもタイの雰囲気を味わえ、実際にタイに旅に出たくなるような名店が多数存在する。ここでは都内であなたの「タイレベル」を上げる10のことを紹介する。