私の祖父はたった一度だけ子どもたちと孫たちに、自分の両親が朝鮮戦争で亡くなったことについて話してくれた。それは私が17年離れていた韓国に戻ってきたときだった。優しくもストイックな人であった祖父が、話をするうちに目に涙を溜めていく。祖父の両親が彼に「荷物をまとめ逃げるように、自分たちはすぐに追いつくから」と言ったとき、祖父はたったの13歳だった。
スリランカカレーを食べて祈る。ー5月22日はスリランカ共和国の日
1972年にセイロンが共和制に移行し、国名をスリランカ共和国に改称したことから、スリランカでは5月22日は共和国の日となっている。現在、集中豪雨による被害が深刻になりつつあるスリランカ。これ以上死者が出ないことを祈りつつ、今日は下北沢の沖縄料理バー、Never Never Landでスリランカカレーを食べよう。なぜ沖縄料理バーでスリランカカレー?と思うかもしれないが、スリランカ人から学んだレシピを基にオリジナルの味に仕上げた本格派の逸品だ。