東京、お江戸の香りを残す下町のバー15選
ほんの少し前まで「下町」はお洒落とは無縁なエリアだった。洒落たバーと言えば、銀座をはじめ六本木や麻布を指すものと考えられていた。ところがご存じの通り、隅田川の向こうに東京スカイツリーが開業、2020年の東京五輪開催が決まり湾岸地区が会場の中心となると、「古臭い」と思われていた下町がにわかに脚光を浴びだし、東京の東へと人々が流れ始めた。そこは古来、「江戸」と呼ばれていた界隈。そんな下町には、今のような注目が及ぶ前から、老舗や凝った一軒が散らばり、子どもが足を踏み入れることのない落ち着いた止まり木が、バー好きを唸らせて来た。下町ならではの知っておきたい珠玉のバー15軒をつまびらかにする。