平河天満宮
Photo: Kisa Toyoshima
Photo: Kisa Toyoshima

1月にしかできないこと

食・アート・音楽など、1月開催のイベントを紹介

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  • アート
  • 九段下
普段は一般非公開の登録有形文化財「九段ハウス(kudan house)」をメイン舞台に、「CURATION⇄FAIR Tokyo」が開催。気鋭のキュレーターによる展覧会と、厳選されたギャラリーと美術商によるアートフェアの2部構成で、美術品の価値をさまざまな角度から伝える。 展覧会では、遠藤水城、兼平彦太郎、岩田智哉を迎えたキュレーターチームが多角的な視点でアプローチすることで、日本独自の美意識を鮮やかに浮かび上がらせる。2025年2月22日(土)〜24日(月・祝)に開催されるアートフェアでは、「しぶや黒田陶苑」「ANOMALY」「TARO NASU」をはじめ、古美術・工芸・近代美術・現代美術を取り扱うギャラリーが参加する。 また、新たにサテライトの展示会場として、「ザ プリンスギャラリー 東京紀尾井町」「赤坂プリンス クラシックハウス」「九段会館テラス」が加わった。 なお、期間中いつでも何度でも入場でき、展覧会とアートフェアのVIPプログラムを堪能できるスペシャルチケット「VIP Pass」も販売している。「ザ プリンスギャラリー 東京紀尾井町」での展覧会は入場無料だ。 歴史的な空間が広がる近代建築物と現代を象徴する先進的な会場で、アーティストの創造性と対話する特別な時間を過ごしてほしい。 ※10〜19時/料金はVIP Pass 前売り2万2,000円(1月30日まで)、当日3万円/展覧会前売り(1月31日まで)2,250円、学生1,000円/展覧会当日2,500円、学生1,500円、千代田区在住・在勤者2,200円/アートフェア前売り(2月21日まで)3,000円/アートフェア当日3,500円、学生2,000円、千代田区在住・在勤者3,200円/小学生以下は大人1人につき2人まで無料
  • アート
  • 渋谷
「東急プラザ渋谷」の3階で、葛飾北斎の浮世絵を全身で感じる新感覚イマーシブエンターテイメント「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」が開催。北斎が生きた江戸の浮世にタイムスリップしたような、「映像×サウンド×触覚」の圧倒的な没入体験が待っている。 本展は、誰もが一度は見たことがある北斎の作品を、超高精細イメージデータを使用し、臨場感のある高精細な映像をリアルに再現。さらに、床が水たまりや砂浜に変わったかのように感じさせる触覚提示技術などの演出により、北斎が見た景色や歩いた感覚を味わえる。 会期中は、日本のクラフトマンシップを持つブランドとのコラボレーショングッズも発売する。北斎の世界へ全身でダイブしよう。 ※11~20時(入館は19時10分まで)/料金は3,500円、学生2,200円、小・中学生1,500円、未就学児無料
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  • アート
  • 虎ノ門
日本人とオーストラリア人によるアーティストユニット・米谷健+ジュリアの個展が、「アート クルーズ ギャラリー バイ ベイクルーズ」で開催。ウランガラスで作られたシャンデリアのインスタレーション作品『クリスタルパレス:万原子力発電国産業製作品大博覧会』を展示する。 米谷健+ジュリアは、さまざまな表現方法で、環境問題や社会問題を美的かつユーモアあふれる作品に変換し、国際的に高い評価を受ける。代表作である本作は、一点一点に原発保有国の名前が付けられており、作品のサイズは、その国の原発から作り出される電力の総出力規模に比例している。 ウランガラス特有の妖しくも美しい緑の光を、放ちながら照らし出す本作。世界中の産業政策と経済発展の影に存在する問題を鑑賞者に問いかけるだろう。 ※11~20時(1月30日は18時まで)/入館は閉館の30分前まで/入場は無料
  • アート
  • 清澄
「東京都現代美術館」で、坂本龍一(1952〜2023年)の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、最大規模の個展「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」が開催。先駆的・実験的な創作活動の軌跡をたどる。 50年以上にわたり多彩な表現活動をしてきた坂本は、1990年代からマルチメディアを駆使したライブパフォーマンスを展開させた。2000年代以降は、高谷史郎やアピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul)などさまざまなアーティストと協働し、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に実践してきた。 本展では、生前坂本が同館のために遺した展覧会構想を軸に、音と時間をテーマとする未発表の新作とこれまでの代表作から成る没入型・体感型サウンドインスタレーション作品10点余りを、美術館屋内外の空間にダイナミックに展開する。 坂本の「音を視る、時を聴く」ことは、鑑賞者の目と耳を開きながら、心を揺さぶり、従来の音楽鑑賞や美術鑑賞とは異なる体験を生み出すだろう。なお、2025年2月1日(土)・ 2日(日)は、中学・高校生、専門学校生、大学生の入場が無料だ。 ※10〜18時(入場は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は2,400円、学生・65歳以上1,700円、中学・高校生960円、小学生以下無料(第3水曜は65歳以上無料、第3土・日曜は18歳未満を同伴する都内在住保護者2人まで半額)
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  • アート
  • 渋谷
「渋谷ストリーム ホール」で、日本最大級のストリートアート展「ストリートアートの進化と革命」展が開催。ストリートアートシーンに革命を起こしたバンクシー(Banksy)を中心に、初期に活躍したアーティストから、コマーシャルギャラリーへ進出したキース・へリング(Keith Haring)、ジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)など、50人100作品という国内最大規模の作品群とともにストリートアートの進化の軌跡を追う。 多彩なスタイルや技法を駆使し、今世界から注目を集める日本人ストリートアーティストでは、 AITO KITAZAKI、CHOB-ONE、JIKKENRAT、Roamcouch、SUIKOの5人が出展する。 また、東京藝術大学学長であり現代美術家の日比野克彦が「脳はダマせても⇄身体はダマせない#01」を展示。 VRゴーグルを装着した日比野がリアルなギャラリー空間にライブペインティングをしながら、観客はモニターでも仮想空間に描かれた作品を楽しめる。 なお、本展は作品鑑賞だけでなく、その変遷や未来のストリートアートシーンを想像する楽しさも体感できる。そこだけの世界観を存分に堪能してほしい。 ※10〜19時(入館は閉館の30分前まで)/料金は前売り2,200円、学生1,600円、中・小学生600円/当日2,400円、学生1,800円、中・小学生800円、未就学児無料
  • Things to do
  • 吉祥寺
グルメ漫画の金字塔『孤独のグルメ』と『ワカコ酒』がコラボレーションした展覧会が、吉祥寺で開催される。吉祥寺は、両作の主人公である井之頭五郎と村崎ワカコが誕生した土地でもある。 本展では、まさに「食」を中心にしたさまざまな企画が展開されていく。名場面の資料に加え、作者による直筆原稿も登場予定だ。2025年2月11日(火・祝) には、『孤独のグルメ』の原作者・久住昌之によるライブとトークショーが実施される(参加費は2,500円、税込み)。 展覧会を楽しんだ後は、会期限定オープンのカフェで物語にちなんだメニューを味わおう。 キャラクターをイメージしたおでんセットや、鳥取県の「スラーメン」をベースにしたラーメンなど、ファンならば一度は口にしたいフードが並ぶ。 コミックと食が交差するイベントへ、ぜひ訪れてみては。 ※11〜18時(入場は17時30分まで)/定休日は火曜(2月11日は15時以降営業)/料金は550円
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  • アート
  • 恵比寿
「恵比寿映像祭」が、「東京都写真美術館」をメイン会場に「恵比寿ガーデンプレイス」各所などで開かれる。今回の総合テーマは「Docs ―これはイメージです―」だ。 美術館内各所やオフサイト会場では、アメリカのメディアアーティスト、トニー・コークス(Tony Cokes)による日本初公開作品群が展示される。 アジアからは、台湾のリウ・ユー(劉玗)によるビデオと空間インスタレーション作品、2024年の「ヴェネチア・ビエンナーレ」で発表されたタイのカウィータ・ヴァタナジャンクール(Kawita Vatanajyankur)による映像作品、アピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul)の映像の時間に関する写真作品などが出展予定だ。 また、自身で撮影した膨大な量の写真から映像を切り抜き作り出す林勇気のほか、2021年に他界し、セクシュアリティー表現と闘い続けたパフォーマンスアーティスト、イトー・ターリ(Tari Ito)のアーカイブ展示からテーマを掘り下げ考察する。 東京都コレクションからは、ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボット(William Henry Fox Talbot)、ジュリア・マーガレット・キャメロン(Julia Margaret Cameron)、杉本博司などの写真作品をはじめ、藤幡正樹のメディア作品展示など、国境や時代を超えるラインアップが登場する。 さらに、第2回目となる「コミッション・プロジェクト」の4人のファイナリストの小田香、小森はるか、永田康祐、牧原依里による新作も公開する。 上映などの一部プログラムは有料なので、公式ウェブサイトでチェックしてほしい。 ※10〜20時(2月16日は18時まで)、2月18日~3月23日のコミッション・プロジェクトは10〜18時(木・金曜は20時まで)/入場は無料
  • アート
  • 初台
「東京オペラシティ アートギャラリー」で、近年国内外で注目を浴びる今津景の大規模個展が開催。拠点にするインドネシアと日本という2つの土地での経験と思考に基づく絵画、新作インスタレーション、骨格標本や土器などの巨大な彫刻を展示する。 今津は、メディアから採取した画像を加工・構成し、その下図を元にキャンバスに油彩で描く手法で作品を制作する。インドネシアに移住してからは、その土地で経験したさまざまな事柄、都市開発や環境問題に関するイメージが画面に配置されている。同時に、インドネシアの歴史や神話、生態系など複数の時間軸を重ね合わせ、より普遍性を持つ作品へと発展させている。 環境問題、神話、歴史、政治といった要素が同一平面上に並置される絵画は、膨大なイメージや情報が彼女の身体を通過することで生み出されるダイナミックな表現だ。唯一無二の今津の作品世界を堪能してほしい。 ※11〜19時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)、2月9日/料金は1,400円、学生800円、中学生以下無料
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  • アート
  • 六本木
六本木の「森アーツセンターギャラリー」で、「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が開催。米国最大規模の質の高い古代エジプト美術コレクションから、えりすぐりの名品群が集結する。 彫刻、棺、宝飾品、土器、パピルス、そして人間のミイラ2体やネコのミイラなど約150点の遺物を通じて、高度な文化を創出した人々の営みを解明する。当時の住居環境や仕事事情、出産や子育てなどにも着目し、身近な謎を掘り起こす。 また、美しい副葬品や神々の姿を表したレリーフなどの葬送儀礼に関する作品を紹介し、古代エジプト人の死生観に迫る。さらに、いま注目を集める気鋭のエジプト考古学者・河江肖剰(かわえ・ゆきのり)による最新研究を元に、巨大ピラミッドの建築方法や建てられた当初の姿も解き明かしていく。 知への好奇心を呼び覚ます空間、謎に満ちた古代エジプトの世界を探求しよう。なお、前売券は2025年1月24日(金)23時59分まで販売する。 ※10~18時(金・土曜・祝前日は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は前売り 平日2,300円、高校・中学生1,600円、小学生1,000円/前売り 土・日曜・祝日2,400円、高校・中学生1,700円、小学生1,100円/当日 平日2,500円、高校・中学生1,800円、小学生1,200円/当日 土・日曜・祝日(日時指定)2,600円、高校・中学生1,900円、小学生1,300円、未就学児無料 ※東京での開催後は静岡・愛知ほか各地へと巡回予定
  • アート
  • 立川
立川の「プレイミュージアム(PLAY! MUSEUM)」で、雑誌『anan』や『BRUTUS』のアートディレクションのほか、絵本『ぐるんぱのようちえん』の絵で知られる堀内誠一(1932~1987年)の展覧会を開催。3つのセクションで構成された本展では、新時代を切り開いた雑誌作りをひもとく。夢いっぱいの絵の世界を楽しみ、未来への指針を見つけ出す。 「FASHION」展では、堀内が創刊から49号までを手がけた『anan』にフォーカスする。1947年の戦後の混乱の中、堀内は14歳で伊勢丹百貨店の宣伝課に就職。プライスカード作りや看板など、さまざまなデザインの仕事を経験し、やがて広告制作会社で雑誌のアートディレクションを手がけるようになる。そして、1970年に日本初となる大判の女性誌『anan』のアートディレクターに抜擢(ばってき)された。 「FANTASY」展では、心に漂う世界を描く「ファンタジーのおもしろさ」を大切にしていた堀内の絵本の中へ。26歳から絵本作家としても活動を始めた堀内は、後に「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」と語り、70冊を超える絵本を残した。楕円(だえん)の展示室には、高さ3メートルもの大きな絵本が並び、空想する面白さや心を解き放つ喜びが体感できるだろう。 「FUTURE」展では、堀内を敬愛する100人が好きな作品を推挙し、受け取ったもの、未来へ伝えたい言葉とともに展示する。 そのほか、大きな「ぐるんぱ」に会える「祝祭広場」や、絵本の世界観を楽しむメニューを提供するブックカフェなどが展開。大人から子どもまで堀内ワールドを楽しんでほしい。 ※10〜17時(土・日曜・祝日は18時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は2月16日/料金は1,800円、大学生1,200円、高校生1,000円、中・小学生600円/立川市在住・在学1,200円、大学生700円、高校生600円、中・小学生400円 、未就学児無料
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