世界で初めてパラリンピックを2回開催
東京は世界で初めて、パラリンピックを2回開催を実現(1回目は1964年)することになる。パラリンピックは、1960年にイタリアのローマで開催されたのが最初だ。
今年のパラリンピックは、8月24日(火)〜9月5日(日)開催される。
日本のパラリンピックに関する興味深く驚きのあるトリビアを紹介
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東京オリンピックが閉幕し、2021年8月24日(火)から始まるパラリンピックへのカウントダウンが始まった。オリンピックで日本選手たちは記録的なメダルを獲得したが、パラリンピック選手たちがどのような活躍を見せてくれるのか、今から楽しみだ。
パラリンピックには長い歴史があり、日本はその中でも重要な位置を占めている。ここでは、そのトリビアを紹介する。
東京は世界で初めて、パラリンピックを2回開催を実現(1回目は1964年)することになる。パラリンピックは、1960年にイタリアのローマで開催されたのが最初だ。
今年のパラリンピックは、8月24日(火)〜9月5日(日)開催される。
東京パラリンピックでは、新たにバドミントンとテコンドーが競技種目に加わる。それぞれ、9月1日(水)、2日(木)から開催。大会では今後数週間の間に合計22のスポーツが行われることになる。
親しみやすいピンク色のマスコット「ソメイティ」の名前は、桜を代表する「ソメイヨシノ」と非常に力強いという意味の「so mighty」から名付けられた。
パラリンピックのメダルもオリンピックのメダルと同様に、携帯電話などの電子機器から回収されたリサイクル金属を使用。
パラリンピックのメダルの特徴は、視覚障害者がメダルを見分けることができるように、金メダルには1つ、銀メダルには2つ、銅メダルには3つのくぼみがあることだ。また、それぞれのメダルには「Tokyo 2020」の点字が入っている。
パラリンピックの聖火は、オリンピックと同様に桜の形だ。しかし色は異なり、オリンピックは金色だったが、桜色である。5枚の花びらからそれぞれ炎が出ており、中央に集まることで素晴らしい効果を生み出す。
オリンピックには象徴的な五輪があるが、パラリンピックのシンボルは、赤、青、緑の3色で構成された「スリーアギトス」だ。この「アギト」とは、ラテン語で「私が動く」という意味。困難なことがあっても諦めずに、限界に挑戦し続けるパラリンピアンを表現している。
オリンピック期間と同様、パラリンピックのシンボルもお台場海浜公園に展示され、開幕を告げることになる。
1964年に東京で開催されたパラリンピックにも、日本はアジアで唯一参加していた。また、1976年にスウェーデンのエンシェルツヴィークで開催された『第1回冬季パラリンピック』にも、アジアで唯一の国として参加している。
日本初の障害者の国際スポーツ大会『第2回パラリンピック』は1964年に開かれた。
同大会の卓球男子ダブルスで、猪狩靖典(いがり・やすのり)と渡部藤男(わたなべ・ふじお)ペアが日本選手団唯一の金メダルを獲得している。
日本がこれまで獲得したメダルは、2016年のリオデジャネイロパラリンピック終了時点までの累計で、夏季パラリンピックで376個、冬季パラリンピックで80個のメダルを獲得。
1988年のソウル大会で金メダル17個と日本史上最高の記録をたたき出した。なお、2004年のアテネ大会でも同数の金メダルを獲得している。
日本の男女混合車いすラグビーチームは、2016年のリオデジャネイロ大会で、カナダを相手に日本初のメダルを獲得した(記録は銅)。
その後日本は、2018年の『GIO 2018 IWRF ウィルチェアーラグビー世界選手権』優勝から現在まで王者として君臨。2020年の東京大会では彼らが頂点に立つのだろうか。競技の開催を楽しみにしたい。
国枝慎吾(くにえだ・しんご)は、日本の車いすテニス界のスターだ。2008年の北京大会と2012年のロンドン大会では、車いすテニス男子シングルスで優勝。2004年のアテネ大会では、男子ダブルスで金メダルを獲得している。
さらに、2008年と2016年には、男子ダブルスで2つの銅メダルを獲得しており、最も偉大な車いすテニス選手の一人といわれるのも納得だ。今年の大会では、彼の活躍に注目したい。
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