Colourful train, Mt Takao, autumn leaves
Photo: Marvin Tenepre/ShutterstockThe small train at Mt Takao
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高尾でしかできない5のこと

センスの良い店が集まった複合施設や新名物から、老舗レストラン、建築まで

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2007年にミシュランガイドで最高評価の三つ星を獲得し、2020年には東京都で初の「文化遺産」に認定された高尾山。その影響で、麓周辺エリアは今、話題のスポットが次々と登場している。

本記事では、センスの良いショップが集まる複合施設や、揚げたてドーナッツとジェラートが味わえるカフェ、高尾山の動植物について学べる博物館など、5つのスポットをピックアップして紹介する。

例年10月下旬から木々が紅葉に色付き始め、11月中旬ごろにはケーブルカーや山頂、薬王院などでは絶景が楽しめる。ぜひ秋の散策に訪れてみてほしい。

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コンクリートジャングルで日々を生きる人にとって、思い立ってすぐに行ける自然の癒やしといえば高尾山だが、高尾山だけ登って帰るのは少し物足りないと思う人も多いだろう。できたら、当地で話題を集めるカフェやショップを覗き、運動の後のおいしいビールを流し込みたい。

そんなささやかな願いが叶えばこの小旅行は充足感に満たされるに違いない。それらの体験が集結した夢のような複合施設「ケーオーゴーニータカオ(KO52 TAKAO)」が高尾駅に誕生した。

同施設は、「個商いが地域と出会うビル」をコンセプトに14軒の個性豊かな店舗が入居している。

2階は、同施設のレセプションを兼ねた「「高尾ビール」のマイクロブルワリー兼タップルームとコーヒースタンド「ボアダム」から成るフロア。3階と5階は、高尾エリアで開業したい人や事務所などとして利用ができ、さまざまな業種が集まる。

4階はアウトドアや登山、トレイルブランドが入居。高尾山の近くの緑豊かかつ生活にも便利な地域にできた、新たな施設に注目だ。

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高尾 さんかく堂

揚げたてのドーナツとジェラートの専門店「高尾 さんかく堂」が、高尾山の麓にオープン。山の形をしたドーナツがテイクアウトで楽しめる。

同店のドーナツはハワイのローカルフードであるマサラダから着想を得たが、登山客には物足りないのではないかと考え、生地にタピオカ粉を加えて水分量を調整して弾力もありつつもちもちの食感を実現。プレーンやカスタード、チョコレート、抹茶、小倉をはじめとする5種類の定番と、季節限定のクリームブリュレの合わせて6種類を提供する。

ジェラートは、「完熟苺ミルク」「山の果実」などのフレーバーがラインアップ。高尾の新名物を堪能しよう。

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高尾599ミュージアム

高尾山の魅力を伝えることを目的に、工夫を凝らした展示を行う博物館。館内では、高尾山の四季折々の美しい草花や多種多様な昆虫を一堂に集めた展示「NATURE COLLECTION(ネイチャーコレクション)」や、高尾山の生態系を壁一面に映したダイナミックな映像「NATURE WALL(ネイチャーウォール)」を上映している。

また、ハイキングルートの紹介や登山の心得、地理や気候などの基本データに加え、知的好奇心をくすぐるトリビアまで幅広く展示。さらに、ワークショップやイベントを定期的に開催し、50年、100年先の高尾山について考える活動も行う。

登山前に訪れれば、展示されている動物や植物を探しながら登山を楽しめ、登山後に寄ればゆったりとその体験を振り返ることができるだろう。「599カフェ」「599ショップ」「599ガーデン」が併設されたこのミュージアムで、有意義なひとときを過ごしてみては。

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高尾山スミカ

高尾登山ケーブル・高尾山駅の目の前に建つ複合施設。設計は、「シェアする場をつくること」をコンセプトに商業施設などを手がける成瀬・猪熊建築設計事務所が行った。

改修前は長屋形式だった建物を大胆に一新。全ての間仕切りを取り払い、ワンルーム形式に変貌させた。道沿い40メートルは全て開口部にし、開放的な雰囲気が生まれた。さらに、山の地形に合わせた傾斜を生かし、3段階の床が徐々に高くなっていく構成の中に、土産物売り場や軽食エリアが展開する。

1階では、「天狗焼」や「三福(みつふく)だんご」などの高尾山名物が味わえるほか、ケーブルカーやリフトをモチーフにした高尾登山電鉄オリジナルマグカップやマスキングテープ、同館オリジナルキャラクター「てん」と「ぐー」のイラストがあしらわれた手ぬぐいなどが購入できる。

2階の絶景カフェレストラン「スミカ テーブル(SUMIKA TABLE)」で、春の桜や秋の紅葉など四季折々の景色を楽しみながら食事を楽しむのもいいだろう。晴れた日には「東京スカイツリー」まで見渡せる。

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多花美

高尾駅前のショッピングモール「高尾名商店街」の2階に位置する、どこか懐かしい雰囲気が漂うレストラン。昭和を思わせる定番メニューがずらりと並んだショーケースが、まず目を引く。

広々とした店内は、学生からサラリーマン、年配の人まで、さまざまな年代の客でにぎわう。店員と親しげに話す常連客の姿も多く、アットホームな雰囲気が漂うのもこの店の魅力だ。

洋食屋定番のカレーやスパゲティに加え、刺し身やもつ煮、おしんこなどの和風つまみなど幅広いラインアップが揃う。

人気メニューの「ハンバーグステーキ」(950円)は、デミグラスソースがたっぷりとかかったハンバーグが熱々の鉄板で提供される。ふっくらジューシーな食感と濃厚なソースのコントラストでご飯がすすむ。

ランチタイムは10時から15時まで。ドイツ風コロッケやハンバーグなどのメインに、ライス・サラダ・味噌汁・コーヒーがセットになったお得なメニューが楽しめる。

ボリュームたっぷりのデザートも要チェック。「フルーツパフェ」(750円)はフルーツがたっぷりと乗った、見た目にも華やかな一品だ。

昭和の雰囲気に浸りながら、懐かしい味わいを楽しんでみては。

東京で自然をもっと楽しむなら……

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秋の訪れを感じられる9月は、連休もあり、旅行や外出には最適な時期だ。ここでは、東京から日帰りで行ける、コスモスやコキアなど秋に美しく咲き誇る花の名所や、この時期にしか見られない美しい絶景を紹介しよう。美しい日本の秋を堪能してほしい。

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スーツを着たサラリーマンや高級デパートが集うビジネスの中心地となる前、かつての東京は木々が繁茂する広大な野原だった。とはいえ現在でも、にぎやかな駅の近くでさえ、静かに自然を楽しめるスポットを見つけることができる。

ここでは、緑豊かな渓谷からハイキングコースまで、東京で最高の自然を楽しめるスポットをいくつか紹介しよう。

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