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Photo: Kaoru Hoshino
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東京、ドイツ発の名品が手に入るショップ5選

雑貨、キッチン用品、ボードゲーム、最新ファッションまで

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ドイツというと、多くの人がサッカーやビールを思い浮かべるかもしれない。しかし、ドイツ人にとってこれは聞き飽きた答えだろう。というのも、実際のところドイツにはほかにも誇れる名品が数多く存在するからだ。

例えば、家で過ごす時間が多いドイツでは、優れたボードゲームが数多く生み出されている。また、物を大切にする文化が根付いているため、半永久的に使用できる高品質な製品も多い。さらに、コンセプチュアルで唯一無二のファッションブランドが存在していることも、あまり知られていない。

そこで今回は、機能性やデザイン性に優れたドイツの名品を取り扱うショップを5つ紹介する。

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ショップ

  • ショッピング
  • 初台

閑静な住宅街にたたずむ雑貨店。ドイツを中心に、東欧やロシアのビンテージアイテムを豊富に取り扱う。元製畳所をリノベーションした店内は木造の柱や梁(はり)がそのまま残り、森の小屋のような趣がある。

店内には、ジャガード織のカーテンや手芸テープ、紙類、食器、テディベアなど、バリエーション豊かなアイテムが並ぶ。ドールハウス用のミニチュア玩具のラインアップも豊富だ。一説によると、ドイツでは子どもを家で見守る文化が根付いていたため、玩具の製造が盛んだったという。

そんな背景もあってか、保存状態の良いアイテムが数多く揃うのも同店の魅力だ。特に、工房で手作りされた木製玩具は特有の温かみがあり、その素朴で味わい深いデザインに引かれる人も多い。

それでいて、手頃な価格なのもうれしい。大切に受け継がれてきた品々を手に入れる喜びが、気軽に味わえる場所だ。

  • ショッピング
  • 吉祥寺

神保町と吉祥寺に店舗を構える、国内最大級のボードゲーム・カードゲーム専門店の「すごろくや」。600種類以上のボードゲームが店頭に並び、ドイツ製のゲームも充実している。その多くが日本向けにローカライズされており、言語の壁を感じることなく楽しめるのがうれしい。

世界中で製造されているボードゲームの中でも、運の要素がほどよく加わっていて、初心者でも遊びやすいものが多いのは、ボードゲーム大国とも呼ばれるドイツならではなのかもしれない。また、パッケージに会社名だけでなく、ボードゲームデザイナーの名前が記載されているのもユニークで、ボードゲームが娯楽以上の社会的地位を確立していることがうかがえる。

店内には、ドイツのトップ玩具メーカー「HABA」や「Ravensburger」などの商品が豊富に揃う。定番の「ラビリンス」や、ドイツで選定されるボードゲームの最も権威ある賞「Spiel des Jahres」キッズ部門大賞を2018年に受賞した「きらめく財宝」など、幅広いラインアップが魅力だ。

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  • ショッピング
  • コーナーショップ・雑貨屋
  • 浅草

浅草の隠れ家的なチェコ雑貨店「チェドックザッカストア」が蔵前に移転。店名を「ハーチェク」に改め、リニューアルオープンを果たした。店舗は紙類の倉庫として使用されていた古い建物を改装し、2層吹き抜けの開放感あふれる空間だ。

同店はアイテムのほとんどがチェコスロバキア時代に作られたもので、皿やマグカップは共産主義社会の影響が色濃く、似たようなフォルムが多い上、メーカーや作家名は伏せられている。一方で大胆な色使いの花柄やイラストなど、作り手の創意工夫を感じさせるものも目立つ。

店内の商品は全てオーナーの谷岡剛史谷が現地で仕入れたもの。のみの市やセカンドハンドの店を回り、気に入ったものを購入しているという。

東ドイツで作られたビンテージベアや、モスクワオリンピックのマスコットキャラクターのぬいぐるみながあるほか、国民的キャラクター「もぐらのクルテク」のグッズも幅広く取り揃える。

1階の一部はギャラリースペースとなっており、不定期で国内外のアーティストの作品が展示されている。

ブランド

  • ショッピング
  • 浅草

ドイツ西部の中央部にあるルール地方は、最大の工業地域として知られる。この地で1857年に創業した「ターク(turk)」社は現在に至るまで、高温で熱した1枚の鉄板をたたき出す伝統的な手法でフライパンを作り続けている。

つなぎ目がない一体構造なので、正しく手入れをすれば半永久的に使えるのが最大の特徴。買い替えが不要で、環境にも優しい製品だ。フッ素樹脂加工されたフライパンのような軽さはないが、蓄熱性が高く、表面はパリッと中はしっとり仕上がる

購入後に行う「焼き慣らし」を経たフライパンは、使うほどに馴染んで風合いが増し、どんどん扱いやすくなる。使用後は、たわしで表面をこすって湯で洗い流し、その後水分を蒸発させるだけ。慣れてしまえばなんてことはないだろう。

タークのフライパンは、その耐久性と機能性、見た目の美しさで、プロの料理人にも愛用者が多い。都内では、「飯田屋」のほか多数店舗で購入できる。

  • ショッピング
  • 中目黒

1995年に、デジレー・ハイス(Desiree Heiss)とイネス・カーグ(Ines Kaag)によって設立され、1997年からブランドとして正式に始動した「ブレス(BLESS)」。日常生活のささやかな気付きやアイデアからインスピレーションを得たプロダクトが多く、一つ一つにユニークな創作のコンセプトが宿る。

「使える」という視点を大切にしながらも、その独自性あふれるアプローチはアート界でも高く評価されている。実用性とアートの融合が、ブレスの魅力の一つだ。

2022年にブランド設立25周年を迎え、同年夏にはベルリンの街を巡る散歩イベントを開催。さらに2023年10月には、10年ぶりとなる『BLESS BOOK』を刊行し、東京で記念イベントが行われた。

都内では、「ブティック ロマンティック(BOUTIQUE ROMANTIQUE」のほか、多数の店舗で取り扱っている。ブレスの世界観を日常に取り入れよう。

営業時間以外に来店を希望する場合は「来店予約ページ」から予約が必要

もっとドイツの名品を知りたいなら……

  • ショッピング
  • ベイカリー・パン屋

ドイツに古くから伝わる伝統的なパン菓子「シュトーレン」。生地にはナッツやドライフルーツが贅沢に入り、表面に砂糖がまぶされたこの菓子は、ドイツのクリスマスには欠かせない。たっぷりのスパイスとバター、さらにラム酒やブランデーを練り込んで焼いているため、日がたつにつれ味がなじみ、おいしさが増す。ずっしりと重くて日持ちするのが特徴だ。

1本のシュトーレンを毎日少しずつスライスして食べながらクリスマスを待つ、というのが伝統的な楽しみ方の一つである。最近は⽇本でも定番となり、店によってさまざまな味わいが楽しめるようになった。そこで今回は、東京で絶品シュトーレンを提供する8店舗を紹介する。

ほとんどの商品は期間・数量限定品なので、購入前に公式ウェブサイトなどを確認してほしい。

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