閑静な住宅街にたたずむ雑貨店。ドイツを中心に、東欧やロシアのビンテージアイテムを豊富に取り扱う。元製畳所をリノベーションした店内は木造の柱や梁(はり)がそのまま残り、森の小屋のような趣がある。
店内には、ジャガード織のカーテンや手芸テープ、紙類、食器、テディベアなど、バリエーション豊かなアイテムが並ぶ。ドールハウス用のミニチュア玩具のラインアップも豊富だ。一説によると、ドイツでは子どもを家で見守る文化が根付いていたため、玩具の製造が盛んだったという。
そんな背景もあってか、保存状態の良いアイテムが数多く揃うのも同店の魅力だ。特に、工房で手作りされた木製玩具は特有の温かみがあり、その素朴で味わい深いデザインに引かれる人も多い。
それでいて、手頃な価格なのもうれしい。大切に受け継がれてきた品々を手に入れる喜びが、気軽に味わえる場所だ。