ドイツ西部の中央部にあるルール地方は、最大の工業地域として知られる。この地で1857年に創業した「ターク(turk)」社は現在に至るまで、高温で熱した1枚の鉄板をたたき出す伝統的な手法でフライパンを作り続けている。
つなぎ目がない一体構造なので、正しく手入れをすれば半永久的に使えるのが最大の特徴。買い替えが不要で、環境にも優しい製品だ。フッ素樹脂加工されたフライパンのような軽さはないが、蓄熱性が高く、表面はパリッと中はしっとり仕上がる。
購入後に行う「焼き慣らし」を経たフライパンは、
タークのフライパンは、その耐久性と機能性、見た目の美しさで、プロの料理人にも愛用者が多い。都内では、「飯田屋」のほか多数店舗で購入できる。