宮崎良研
Photo:宮崎良研
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あなたのタトゥーを見せて(友人編)

ソウルフル作家・山塚りきまるが友人たちにタトゥーについて聞いてみた

Mari Hiratsuka
テキスト:: Rikimaru Yamatsuka
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タイムアウト東京 > カルチャー >あなたのタトゥーを見せて(友人編)

僕にはタトゥーが入っている友人がたくさんいる。もともと僕は札幌で中華一番というヒップホップクルーをやっていたのだけれど、ARIKAという画家で彫り師の青年が加入したのをきっかけに、彼にタトゥーを入れてもらうメンバーがちらほら現れ出したのがターニングポイントではなかったかなと思う。いつか死ぬその日まで残り続けるそれを、気心の知れた友人に彫ってもらう。というのは、きわめて深いコミュニケイション=魂の交接だ。

今回、僕はタトゥーが入っている友人たちに質問をぶつけ、その意味やエピソードを問うてみることにした。で、やっぱりそれぞれに意味があって、ちゃんとエピソードがあった。タトゥーとは皮膚にモチーフを刻み込むだけではなく、意味とエピソードも刻み込むものなのだと思った。 ここでは友人の素晴らしいタトゥーとともに、その回答を紹介する。

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僕の友人で、すばらしい才能をもつ画家にして彫り師。僕の周りで彼にタトゥーを彫ってもらったヤツは多い。@arika_dx

タトゥーを入れたのはいつ頃、誰に、どこでですか?
一昨年の夏。自分で彫った。

何か特別な意味はありますか?
リサイクルショップで見つけた木製メリケンサック。カッコいい。

これから入れてみたいと思っているタトゥーはありますか?
脇腹を攻めていきたい。

the hatchというバンドでギターを弾いたりソロ活動をやったりしている。基本的にメタルのことしか考えていない。@ryokenmiyazaki

タトゥーを入れたのはいつ頃、誰に、どこでですか?
2022年10月「熱海ホテルニューアカオ」で。ARIKAに入れてもらった。

何か特別な意味はありますか?
ニューアカオの風化した基礎円柱。意味はないけど、偶発的にこの形になったところが好き。

これから入れてみたいと思っているタトゥーはありますか?
数字。

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山田みどり(音楽家)

音楽をやるために生まれてきたような全身音楽家。the hatchのVo/Key/Tb担当。タルタルソース好き。彼は身体中にタトゥーが入っているが、すべてARIKAに彫ってもらったものだ。@mid0saaaan

タトゥーを入れたのはいつ頃、誰に、どこでですか?
去年、おばあちゃんの一周忌に。友人のARIKAに入れてもらった。

何か特別な意味はありますか?
星になったおばあちゃんを自分の胸に刻みたかった。

これから入れてみたいと思っているタトゥーはありますか?
リアルなゴールデンレトリバー

声児(ベーシスト)

十数年以上の付き合いがある同居人。現在、同居生活4年目に突入。挫・人間、百獣といったバンドでベースを弾いている。彼のタトゥーもすべてARIKAに彫ってもらったものだ。@seikokaneji

タトゥーを入れたのはいつ頃、誰に、どこでですか?
いつだかの自分の誕生日に。ARIKAにやってもらった。

何か特別な意味はありますか?
「幽遊白書」が好きで、そのフォントから。ずっと遊んでたいから。

これから入れてみたいと思っているタトゥーはありますか?
スパイダーマン、ソニック、遊戯王の千年アイテム、仮面ライダークウガのグロンギ語。

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坂本大季(ドラマー・ラッパー)

踊ってばかりの国というバンドでドラムを叩いている酒飲みのお調子者。最近、着々とタトゥーを増やしている。@skmtwakeupty

タトゥーを入れたのはいつ頃、誰に、どこでですか?
今年の2月。新宿のスタジオで彫り師のkyocaに。

何か特別な意味はありますか?
子どものころキャスパーが好きで、自分のルーツだなと思って入れました。

これから入れてみたいと思っているタトゥーはありますか?
思いつきでいろいろ、あとアメトラ。

Yuki Aizawa (写真家)

すばらしい才能と反射神経をもつ写真家。バク宙が得意。全身に各地で入れたいろいろなタトゥーが入っている。@izwyuki

タトゥーを入れたのはいつ頃、誰に、どこでですか?
数年前、香月に。友人宅で。

何か特別な意味はありますか?
SF作家、カート・ヴォネガットの一節。挿絵をアレンジして入れてもらった。特に好きな本だったので。

これから入れてみたいと思っているタトゥーはありますか?
世界中いろんなところへ行って、自分が見たり感じたもの。

東京をアートに楽しむなら......

  • アート
  • 公共のアート

無数の美術館やギャラリーが存在し、常に多様な展覧会が開かれている東京。海外の芸術愛好家にとってもアジアトップクラスの目的地だ。しかし、貴重な展示会や美術館は料金がかさんでしまうのも事実。

そんなときは、東京の街を散策してみよう。著名な芸術家による傑作が、野外の至る所で鑑賞できる。特におすすめのスポットを紹介していく。

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東京の街が清潔かつ安全であるのは、人々がきちんと並んで待ち、交通標識に従い、むやみにポイ捨てをしない、そういった秩序を守って生活しているからかもしれない。それと同時に東京がストリートアートの場として盛り上がることは、今までほとんどなかった。文化的慣習と路上での落書き行為を取り締まる厳しい法律。東京の街を歩いていて遭遇するストリートアートの数は、ニューヨークやベルリンなどの大都市を比べると、皆無に等しいのが現状だ。タギングやステッカーを貼る行為なども厳しく取り締まられている。

しかし近年ストリートアートが街を豊かにするのではないか、と見直されてきているようだ。ここでは合法的に描かれたものがほとんどであるが、東京のさまざまな場所で発見したアートを紹介する。

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江戸時代の日本美術から印象派の傑作まで、2023年もさまざまな展覧会が行われる。ファッション界からは「ディオール」や「イヴ・サンローラン」のようなハイブランドを特集した大規模な展示、「愛」をテーマにした「ルーヴル美術館」のコレクション展などだ。

そのほかにも、今年はアンリ・マティスやデイヴィッド・ホックニー、アントニ・ガウディなど巨匠たちのアートが堪能できる。

アートは実際に観ると感動もひとしお。ぜひ、美術館やアートギャラリーに足を運んでほしい。ここでは、カレンダーに書き込んでおくべき展示を紹介しよう。

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東京には美術館だけでなく、数多くのギャラリーが点在する。中には、ガゴシアンやペースと並んで世界的に名声を博しているヴェニューから、シュルレアリスムなど極めて狭いジャンルを扱うギャラリーまで、その種類は多岐にわたる。

ただ一つ言えるのは、いくつかのギャラリーを見ていくと、そのヴェニューが好むアーティストの傾向などが分かるようになることだ。言い換えれば、自分が好きなアーティストがいれば、そうした話題を共有できる場所が見つかるということでもある。

本記事では、そうしたリサーチに役立つような東京のベストギャラリーを紹介する。ぜひ役立ててほしい。

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