チケットは前売り券を推奨
会場は入場無料で、ラーメン販売は全て1杯1,000円(税込み)の食券制。当日券は、各日販売予定数に達し次第売り切れとなるため、複数杯は食べる予定の人は前売り券を買っておくことをおすすめしたい。
各店舗のブースでは販売しておらず、チケット売り場で券を買う仕組み。ここで並ぶことが予想されるため、やはり前売り券を買っておくのがいいだろう。キャッシュレスに対応しているが、追加トッピングはブースでの現金払いになるようだ。
タイムアウト東京 > Things to Do > 全国の名店が集結、「東京ラーメンフェスタ2023」を食べ尽くす5のこと
テキスト:メンチャック
2009年に始まり、毎年秋に親しまれている日本最大級の「東京ラーメンフェスタ」(2022年までの名称は「東京ラーメンショー」)が、今年も「駒沢オリンピック公園」で開催する。
期間は2023年10月26日(木)〜11月5日(日)の計11日間。第1幕は10月31日(火)まで、第2幕は11月1日(水)〜5日、厳選された形30杯が集結する。日本全国のラーメンイベント推薦店や海外からの出店もあり、ラーメンの顔ぶれも1幕と2幕でがらりと変わる。食欲の秋が盛り上がる、ファンにはたまらないイベントだ。
本記事では、タイムアウト東京のラーメン記事を担当するラーメンハンターとともに、押さえておくべきポイントや注目店を紹介していく。
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会場は入場無料で、ラーメン販売は全て1杯1,000円(税込み)の食券制。当日券は、各日販売予定数に達し次第売り切れとなるため、複数杯は食べる予定の人は前売り券を買っておくことをおすすめしたい。
各店舗のブースでは販売しておらず、チケット売り場で券を買う仕組み。ここで並ぶことが予想されるため、やはり前売り券を買っておくのがいいだろう。キャッシュレスに対応しているが、追加トッピングはブースでの現金払いになるようだ。
期間中は30万人以上の来場が見込まれるビッグイベントだけに、人気店では毎年2時間以上の行列ができることもある。ある程度待つことは覚悟の上で来場した方がいいだろう。初登場の店やラーメンフェスタ限定の店、「Ramenグランプリ」受賞店などは、人気が集中すると予測される。
混雑しそうな日は第1幕の週末と、第2幕の3連休がピークになると思われる。また、11月4(土)、5日(日)は駒澤大学で学園祭も予定されており、街全体がにぎわうだろう。
比較的混雑を避けられる狙い目の日程は、10月30日(水)~11月2日(木)の平日だ。ただし人気店では、平日昼にも30分程度の待ち時間が発生するとの声もあるので、注意が必要である。
昼時(11時~14時)や夕方(17時~19時30分)のピークタイムは客足が集中するが、スタート直後の10時30分や、昼食後の14~16時、最終受付20時10分前後の時間帯は客足が少し落ち着いていると予測される。
会期中は雨天決行。天気の予測は難しいが、雨になれば来場者が少しは減るかもしれない。
全国から選ばれし全てのラーメンを食べてみたいが、胃袋と時間には限りがある。ここでは、ラーメンハンターが注目する店舗を1幕と2幕に分けて紹介したい。
第1幕の注目は、「活龍」「豆天狗」「シン・和歌山らーめん開発PJTヤタウグイス vol.2」「新旬屋本店」「麺屋 白神」の5店舗だ。
茨城県・つくばの「活龍」は、濃厚な鶏白湯(ぱいたん)スープに大量のウニが溶け合う、イベント限定の贅沢な一杯を提供する。
岐阜県飛騨高山の「豆天狗」は、1948(昭和23)年に創業した歴史を持つ「飛騨高山中華そば」の老舗。今回はブランド牛「飛騨牛」のあぶりチャーシューが乗ったラーメンが楽しめる。
東京から出店の「シン・和歌山らーめん開発PJTヤタウグイス vol.2」は、祖師ヶ谷大蔵の「鶯屋」と水道橋の「八咫烏」の東京の淡麗系の人気2店舗がコラボレーションした一杯。「熊野牛」の肉や「南紀の黒塩」など、紀州和歌山の食材をふんだんに使った塩ラーメンを提供する。
「新旬屋本店」は山形県新庄市の人気店。「山形さくらんぼ鶏」を使用し、あらゆる部位からうまみを抽出した、黄金色に輝く鶏だしラーメンを提供。山形らしい縮れ麺はもちもちの食感で、鶏の味わいが絡みつく。ちなみに、新旬屋本店は第2幕でも、「Ramenグランプリ2023-2024『これでもかと絡めたくなる部門』」で優勝した、鶏白湯×エビ×担々麺の汁なし麺の提供が予定されている。
「麺屋 白神」は岐阜県関市にある店舗で、えびそばが有名。今回は東洋水産の本気の商品化企画として有名な「Ramenグランプリ2023-2024『白飯欲しくなる部門1位』」に輝いた、「濃厚えび味噌ラーメン」が登場。うまみの強い数種類のエビと大豆味噌を使った、超濃厚な味噌スープに仕上げている。チャーシューは本イベント限定の味噌の味付けだ。
第2幕では「頑者」「こだわりラーメン」「ナベラボ Produced by渡なべ」「獅子丸×すぐれ」「拳ラーメン」の5店舗に注目した。
埼玉川越を拠点に、関東で人気を誇る「頑者」からは、完全新作かつラーメンフェスタ限定の「超濃厚ワタリガニ豚骨」が登場。カニととんこつの共演が楽しみな一杯だ。
フランス・パリからは、ラーメン文化を愛するフランス人店主と共に、「こだわりラーメン(Kodawari Ramen)」が日本初上陸。欧州のラーメン店で初めてのミシュランを獲得した店で、オマールエビととんこつのダブルスープに、イベリコ豚のチャーシュー、オマールエビしんじょ、ブルターニュ産サリコルヌ(海藻)、フランス小麦の自家製麺がハーモニーを奏でる。ヨーロッパの空気を感じる一杯を楽しんでほしい。
「ナベラボ Produced by渡なべ」は、数多くのラーメン店のプロデュースや独立開業の弟子を輩出してきた、「渡なべスタイル」を担う東京・高田馬場の名店「渡なべ」がプロデュースする「東京背脂中華そば」を提供。大量の背脂、脂ギトギトの中毒性の高い一杯に期待が高まる。
「獅子丸×すぐれ」は、名古屋駅北にある白湯ラーメンが人気の「獅子丸」と春日井市の創作麺「麺者すぐれ」のコラボレーション麺。2店舗の特徴を合わせた、大量の伊勢エビと鶏白湯の濃厚スープ「伊勢海老の鶏ぱいたんらぁめん」を提供する。
「拳ラーメン」は京都市下京区の人気店。今回は京都産の鶏と北海道の羅臼昆布をふんだんに使ったスープに、京都老舗製麺所直送の細麺を合わせ、京都契約農家直送の九条ネギを乗せた、塩ラーメンを提供。渾身(こんしん)の一杯、深い味わいを期待したい。
ラーメン以外で注目したいのは、2022年も大行列を成していた、地元・駒沢のかき氷店「雪うさぎ」の出店だ。肌寒さを感じる11月の空の下でも、ラーメンの後のスイーツは格別なもの。さっぱりと食べられる、大盛りのかき氷も楽しんでみてほしい。
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