ハイパーミュージアム
Photo: Tsukio Nakanishi | 本展のために作られた『宇宙猫島』
Photo: Tsukio Nakanishi

ゴールデンウィークに行くべきニューオープン11選

商業施設からミュージアム、雑貨店まで紹介

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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ>ゴールデンウィークに行くべきニューオープン11選

毎月新店舗がオープンし、目まぐるしい変化をし続けている東京は、常に見逃せない情報であふれている。せっかくの休みをのんびり過ごすのもいいが、ここでは最新の店を追いかけたいと思う人や、ゴールデンウィークに東京周辺を訪れたのならチェックしたい、2025年1月から4月にオープンした新店を紹介する。 

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商業施設

  • Things to do
  • 品川

高輪ゲートウェイ

高輪ゲートウェイ駅周辺の新たな街。「江戸の玄関口」としての役割を担った歴史的背景や、国内初の鉄道が走った地におけるイノベーションの記憶を継承し、コンセプトには「Global Gateway」を掲げる。

街を構成するのは、「複合棟Ⅰ」と「高輪ゲートウェイ駅周辺エリア」「複合棟Ⅱ」「文化創造棟」「住宅棟」および各棟周辺エリアだ。街は約2万7000平方メートルの敷地を在来種を中心とした緑に彩られ、周辺の水系や地形、植生を取り込んでいるため、日本の四季の豊かさが感じられる。

注目は都内最大級となる約4万平方メートルのパークだ。「東海道五十三次」から着想を得て「53 Playable Park」をコンセプトに、駅や広場から成る遊び場が誕生する。そのほか「JWマリオット・ホテル東京」やオフィスが入居。隈研吾がデザインした「文化創造棟」は、地上6階・地下3階の建物で、館内には展示場、ホール、飲食施設、駐車場などが併設する。

  • Things to do
  • 虎ノ門

虎ノ門ヒルズ

虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」や「虎ノ門ヒルズ 森タワー」など、虎ノ門ヒルズを構成する街区の一つに位置する商業施設「グラスロック」。同施設の完成をもって、虎ノ門ヒルズの街づくりは完結となる。

空へと鋭く伸びるガラス張りの特徴的な建物のデザインは、オランダ・ロッテルダムなどに拠点を構える、建築設計事務所で都市計画コンサルタントのOMAが手がけた。館内には、「丸善ジュンク堂書店」の新業態であるマグマブックス(magmabooks) 」や、山梨発のブルワリー「うちゅうブルーイング(Uchu Brewing)」の首都圏初となる常設店など、訪れる人の好奇心をくすぐる店舗が集結している。 

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  • ショッピング
  • 銀座

銀座

地上5階と地下3階のパブリックスペースからなる、上にも下にも伸びる公園。テナントなどの常設店舗は設けず、定期的に芸術や文化イベントが開催される。工事中にも、建物を特別に開放して展覧会なども実施してきた。

地下3階には、食のアクティビティ「カジュアルダイニング」のフロアとなり、地上の吹き抜け空間など随所にある「余白」のスペースは、人々が自由に散策したり休憩したりすることのできる場となる。

1966年に建設された「ソニービル」が、2018年に「銀座 ソニー パーク(Ginza Sony Park)」としてビルの解体途中(2018年8月~2021年9月)を公園にするというユニークな形式を採用。地下に吹き抜けがあるオープンな垂直立体公園へとその姿を変貌させた。

同施設では、文化とテクノロジーを融合させるさまざまなプログラムを展開。6組のアーティストによる「Sony Park 展 2025」の第2弾が、2025年4月20日(日)から6月22日(土)まで開催される。

参加アーティストは、BABYMONSTER、Creepy Nuts、牛尾憲輔。音楽とテクノロジーが生み出す世界に訪れてみては。

カフェ

  • カフェ・喫茶店
  • 世田谷区

松陰神社前

櫻井焙茶研究所のカジュアルライン「SOUEN(ソウエン)」が松陰神社前に誕生した。

「櫻井焙茶研究所」は、茶房で一杯一杯丁寧に向き合いながら本格かつ斬新な茶の非日常体験ができる洗練された日本茶専門店。対してSOUENは、日常に寄り添うカジュアルな日本茶カフェだ。

櫻井焙茶研究所の茶葉を使った季節のブレンド茶や抹茶、番茶を手軽に1杯から楽しめる。平日は22時まで営業しており、17時以降は、国酒と日本茶を掛け合わせたティーカクテルや茶割りを提供する。

同店専用の急須を新たに作り、メニューも全てオリジナルレシピで仕立てるなど「おいしい1杯」への飽くなき探求は、常に日本茶の地平を開いてきた日本屈指のティーラボラトリーの誇りといえよう。

「日本茶の枠にとらわれず、もっと自由に楽しんでほしい」と櫻井が語るように、独創的なアレンジが数多く見られるのも特徴だ。特にチャレンジングなメニューは「抹茶とオーツミルク」(935円、税込み)。これは櫻井焙茶研究所による抹茶ラテへの回答であり新解釈でもある。

フードは、自家製の「粒餡と湯葉のミルフィーユ」「ブレンド茶のパンナコッタ」といった斬新な創作和菓子をはじめ、「焼き胡麻団子」や季節を感じるきんとんなどが並ぶ。

  • Things to do
  • 代々木上原

代々木上原

「"まるで旅をしている時間"を日常に作りだす。」 をコンセプトに、東京を拠点に活動するデザインスタジオ&Supply(アンドサプライ)が手掛けるホームグッズブランド「MYTONE(マイトン)」初の直営店「ソー(sew)」がオープンする。

ショップとカフェレストランの複合店で、MYTONEの商品を購入するだけでなく、手作りの焼き菓子やコーヒー、食事が楽しめる。診療所だった物件をリノベーションした、ユニークな内装も見どころだ。

コーヒーは、同スタジオと親交のあるシドニーのコーヒーショップ「アーティフィサーコーヒー(Artificer coffee)」の豆を使用。日本で常に味わえるのは同店だけだ。 

空間・カフェ・グッズを通じて、ブランドのコンセプトをゆっくり味わってほしい。

雑貨店

  • ショッピング
  • 学芸大学

学芸大学駅

学芸大学駅から徒歩1分、雑居ビルの2階にあるギャラリー「ドゥーユートラストミー?(Do You Trust Me?)に併設したセレクトショップ「タイドトーキョー(ta:id tokyo)」。店内には、個性的なデザインながら機能性に優れた服飾雑貨が並ぶ。

店主のルミが厳選した商品を中心に取り扱う同店。見た目のかわいさはもちろん、ルミがものづくりの姿勢に共感した作家のアイテムや、機能性や環境に配慮したアイテムが数多く取り揃えられているのが特徴だ。

どの商品も手に取りやすい価格帯で作家の手によって丁寧に作られたものが配されているので、自分や友人のギフト選びにもぴったり。ぜひ足を運んでみては。

  • ショッピング
  • コーナーショップ・雑貨屋
  • 三鷹

三鷹

井の頭公園の先にあった、知る人ぞ知るハイセンスな雑貨店「ステイフル ライフ ストア(STAYFUL LIFE STORE)」が三鷹に移転して再オープン。店舗の広さは以前の5倍に拡大。1階と地下1階に計200平方メートルのスペースが広がり、日常雑貨・カフェ・撮影スタジオ・アートギャラリーが組み合わさった多面体的な空間で、ならではの魅力を発信する。

ブランディングやオリジナル商品も手がけるクリエーティブ集団の経営だけに、日用雑貨類は文具をはじめユニセックスで機能性に着目したこだわりの品揃えだ。これだけでも一見の価値がある。

三鷹と吉祥寺を結ぶ、伸びしろ感があるのんびりした大道り沿いのロケーションも魅力だ。「ここに来たら心が落ち着く、また遊びに来たいと思ってもらえる空間を目指し、さまざまなジャンルの方々が交差することで新たな刺激の場となればと」と店主は語る。雑貨マニアの心をくすぐるショップが点在する三鷹の新たな注目店である。

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  • ショッピング
  • ベイカリー・パン屋
  • 池袋

「生ドーナツ」ブームの火付け役である「アイムドーナツ?(I’m donut?)」の6店舗目。池袋店はテイクアウト専門だ。同店のドーナツは、ふわふわな食感ととろけるような口溶けが特徴的で、ブリオッシュ生地を使用することでパンのようなしっとり感と、揚げ菓子ならではの香ばしさが両立している。

注文方法は中目黒店などと同様、欲しい個数をシートに記入して渡すスタイル。2階には広々としたキッチンがあり、生地の分割や揚げなどの工程が行われている。

1階の販売カウンターへと、出来立てのドーナツが次々に届けられる様子は、まるでドーナツ工場のよう。食べるだけでなく、「見て・香って・感じる」面白さを含めているのも、アイムドーナツ?ならではの発想だ。

ドーナツは、全15種類を用意。ブランドの名前を冠した看板メニュー「I’m donut?」などに加え、池袋限定のドーナツ4種類も提供する。都内では、渋谷に次ぐ豊富なラインアップとなっている。

ミュージアム&シアター

  • アート
  • 埼玉

飯能

北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」に、現代美術館「HYPER MUSEUM HANNO(ハイパーミュージアム飯能)」が誕生予定。館長には、アートプロデューサーである京都芸術大学大学院教授の後藤繁雄が就任する。

自然とデジタル、キャラクターアートをテーマにし、SNS・AI時代の新しいアートの発明に挑戦。屋内インスタレーションのみならず、森と湖の自然環境を利用した屋外インスタレーションも設置する。

オープニングは、現代美術作家・ヤノベケンジによる「宇宙猫の秘密の島」を開催。以降も、人気絵本作家のjunaidaや、ミュージアムのロゴを手がけたたかくらかずき、AI アーティスト・草野絵美などの個展を予定している。

  • 映画
  • 大宮

大宮

埼玉県の大宮駅から徒歩5分の位置に、待望のミニシアター「オット(OttO)」が誕生する。建築家の佐々木善樹が手がけるオットの館内は、機能性と心地よさを兼ね備えた風通しの良い空間になるよう設計が施されている。

1階には、バーカウンターとカフェスペースを設置し、モーニングからナイトタイムまで幅広い時間帯で食事が楽しめる。また、映画関連の書籍をはじめ、料理本、コミックなど多彩なジャンルの書籍が並ぶブックカフェとしても利用できる。

2階はシアタールーム。約220インチのスクリーンと50席の観客席を備えた上映室には、山形の「鶴岡まちなかキネマ」から譲り受けた座席を使用する。映画上映だけでなく、音楽ライブや講演会、貸し切り上映会にも対応するなど、多目的な利用が可能。また、3階から5階には、短期から長期滞在まで対応できる25室のシェアハウスが併設される。

オットは地域住民はもちろん、誰でも気軽に立ち寄れる場所を目指す。この新しい映画館の誕生をきっかけに、大宮が文化を発信する街へと変わっていく未来に期待が高まる。

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  • ミュージアム
  • 葛飾区

亀有

秋本治原作のマンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』をモチーフにした観光施設。作品の舞台となった葛飾区亀有地区を盛り上げることを目的とし、展示を通じて亀有の町を紹介する。

施設の1階部分は、派出所を再現したデザイン。「派出所の上に自分の記念館を造ってしまった主人公の両さんに部長が激怒、逃げ出した両さんの痕跡を来館者が追いながら展示会場を巡る」というユニークな仕掛けが施されている。

大阪

大阪の最高峰の食と文化が一つ屋根の下で満喫できるフードカルチャーマーケット「タイムアウトマーケット大阪(Time Out Market Osaka)」。同マーケットは、3000平方メートルを超える広大な空間に、厳選された17のキッチン、2つのバー、ライブ演奏が楽しめるステージ、イベントルームを一つ屋根の下に集め、大阪の「最高」を凝縮している。

さらに、約800席もの圧巻の座席数を完備。ロングテーブルも配されているので、隣に座った人と思わず話が弾むこともあるだろう。

営業時間は11時から23時まで休みなくオープン。友人とのランチからディナーの後の2軒目としての利用まで、さまざまなシーンで気軽に楽しめるのが魅力だ。子ども向けメニューも用意されているのもうれしい。

JR大阪駅直結という絶好のロケーションも相まって、国内外のフーディーが集う西日本の食のハブとして期待が高まっている。

ゴールデンウイークを満喫するなら……

  • Things to do

心地よい陽光が降りそそぎ、新緑が芽吹く、野外へレジャーに出かけるにはぴったりな季節がやってきた。この春は、異国の料理やカルチャーをオープンエアで楽しめるグルメフェスティバルで、海外旅行をしている気分を味わってみては。

ここでは、大人気の台湾グルメを堪能できるイベントや、110種のベルギービールがそろう恒例のビールフェスなど、注目のイベントを紹介する。

  • 音楽
  • 音楽フェスティバル

春の訪れとともに、音楽フェスティバルの季節がやってきた。この時期、代々木公園や日比谷公園などの都内の公園では、無料で楽しめる音楽イベントが開催されている。

ここでは、無料と言えど熱いラインアップが楽しめるイベントをピックアップ。32年ぶりに小沢健二が「野音」に登場するほか、水曜日のカンパネラ、ラップユニットchelmicoが出演する「Ameri」の10周年を記念したフェス、ジャズ界のレジェンド森山威男と山下洋輔の共演が行われるものなどを紹介する。

花見や陽光浴のついでに、音楽の波を感じてみてはいかがだろうか。

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  • アート

東京の人気ギャラリーや美術館で開催するアート展を紹介。4月から5月にかけては、「東京都現代美術館」での、日本を代表する造形作家・岡﨑乾二郎の展覧会や、18世紀から現代までのファッションが勢揃いする「LOVEファッション─私を着がえるとき」など、注目の展示が盛りだくさんだ。リストを片手にさまざまなアートと出合おう。

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