北千住でしかできない6のこと

デザイナーズ書店、銭湯カフェ、雀荘酒場、新鋭かき氷店など

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タイムアウト東京 THINGS TO DO >北千住でしかできない6のこと

東東京エリアにおけるターミナル都市の一つ「北千住」。かつては江戸時代の宿場町として栄え、古き良き商店街や居酒屋、銭湯が今に残る街である。

近年は、こうした古き良き雰囲気を残しつつも、現代的な装いにアップデートした店やスポットが増えている。ここでは、そんな新旧の良さが詰まった同エリアで行くべき場所を6件紹介しよう。

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  • カフェ・喫茶店
  • 北千住

エスディコーヒー 北千住本店

店名の「エスディ(Sd)」は、店主の鈴木保幸の実家が営む「鈴木電気店」と「銭湯大好き」の頭文字が由来。店内はテーマごとにエリアが分かれ、銭湯絵師、丸山清人が手がけるペンキ絵や、なじみの銭湯から譲り受けたのれんや風呂桶などが飾られる「銭湯エリア」と、古い電気屋をイメージした「電気屋エリア」で構成されている。

どちらのエリアにも店主が選び抜いた雑貨が所狭しと置かれており、まるでテーマパークに遊びに来た気分になること請け合いだ。

メニューはどれも、客がワクワクするような見た目や商品名。ホットドッグには食肉専門店の千駄ヶ谷腰塚ジューシーフランクを使い、自家焙煎(ばいせん)コーヒーを提供するなど、ただ面白いだけではない期待以上のクオリティーに驚くだろう。

  • ショッピング
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ツェルト ブックストア

北千住の先、荒川に架かる西新井橋のたもとにある「生きるための道具」と書籍を扱う店。ペインター、ウェブデザイナーである伊藤眸と、インテリア分野で活躍するデザイナーの柴山修平の2人による「ツェルト(Zelt)」というデザイン会社事務所の1階が店舗だ。

店内は2人でリノベーションを実施。天井は梁(はり)がむき出し、土間を生かした空間に什器(じゅうき)や商品がセンス良く並んでいる。床のタイルは特にこだわったと伊藤は語る。

書籍のラインアップは「ちょっとした暮らしの知恵を、本やもので伝えることができたら」という思いから、自然科学、美術、芸術、日記、記録、アーカイブ、実用書、国内外のインディペンデントマガジン、ZINEなどを古書、新刊書問わず幅広く揃える。知っておくと生きるのが楽しくなるアイテムばかりだ。

雑貨は、クルミの皮やアケビのツタを編んで作られた籠など、クラフトマンシップあふれる品が並ぶ。柴山が展開している、手仕事にこだわった「山の形」というプロダクトレーベルでのつながりから、同店に並ぶ良質な作品への縁になっているそうだ。

不定休なので、訪れる際は公式Instagramでチェックしてほしい。

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  • 北千住

ビリヤニ ショクドウ

惜しまれつつ閉店した人気ビリヤニ専門店「ビリヤニ食堂」が「ビリヤニ ショクドウ(BIRYANI SHOKUDO)」としてリニューアルオープン。店内はまるで南国のリゾート地にある「ヴィラ」を訪れたかのようなたたずまいだ。

ここでは、人気を博していたスリランカベースの創作ビリヤニが満喫できる。メインメニューは2種。ビリヤニに「ほろほろスペアリブ」と副菜3種、カレー、「ライタ」(ヨーグルト)が付いた「ビリヤニ・スペシャルプレート」と、具材を選べる「ビリヤニ・プレート」だ。どちらもビリヤニ自体は同じである。

さらさらとしたバスマティライスはあっさりとした味付けで油も控えめ。食べ進めると、食感が癖になってしまうカシューナッツが出てくる。次いで、独特の甘さと香り高いスターアニス、甘みのあるシナモン、そして辛く刺激的なブラックペッパーといったスパイスが合わさることで生まれる爽やかな辛さがたまらない。

豚肉を4時間ほど煮込んで柔らかくした、甘辛い味付けの「ほろほろスペアリブ」は必食だ。フォークで刺すと簡単にほぐれる。数量限定だが、ぜひ味わってほしい。

  • 北千住

ジャンソーアタル

北千住の元雀荘(じゃんそう)をモダンにリノベーションしたネオ居酒屋。運営は北千住の人気店である「タチアタル」などを手がけるトーヤーマン。同店はその姉妹店という位置付けだ。

雀荘の看板(麻雀 登美)をそのままにしているので、一見すると分からないが、2階に上がり扉を開くと、アイランドキッチンやバーカウンターが広がる。バーカクテルの要素を加えた変わり種のサワーや、4種類の「焼きビーフン」など、ひとひねりきいたメニューも面白い。雀卓をイメージしたというエンターテインメントなテーブルに腰かけて味わえば、不思議と気持ちが盛り上がってくるだろう。

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  • 北千住

ツジ

北千住にある小さなカフェでは、一年中美しいかき氷が作られている。夏にはマンゴーとウメ、秋から冬にかけては金柑とクリといった季節限定メニューが楽しめる。

注文の際には、さまざまなトッピングで自分好みのかき氷をカスタマイズできる。クリームチーズ、ゴルゴンゾーラソース、酒粕クリーム、ピスタチオクリームなど、魅惑的なトッピングも用意されている。

いずれも1日ごとに数量限定の上、予約不可。訪れる際は公式Instagramで営業状況を確認してほしい。

  • 北千住

BUoY

クラウドファンディングにより、北千住に誕生したアートセンター。かつてボウリング場や銭湯のあった施設だった廃墟をリノベーションした建物で、ダンスや演劇、アート展示などのイベントを開催。カフェも併設している。

もっと東京を開拓するなら……

  • Things to do

戦火を避けられたことで築100年以上の長屋が現存する街、曳舟。4軒長屋をリノベーションした店舗など、生活に根差しながらも独自性を打ち出している魅力的なヴェニューが数多く揃っている。

東京スカイツリーも街中から見えるほど近く、押上を訪れる機会があればぜひ曳舟まで足を延ばしてほしい。温室を再構築した観葉植物店、建物自体がアート作品なネパール料理店、カスタムうどん店など、個性あふれるヴェニューを紹介する。

  • Things to do

東京のコリアンタウンといって、多くの人が真っ先に思い浮かべるのは新大久保だろう。しかし、東京には新大久保よりも古い歴史を持つコリアンタウンがある。荒川区の三河島エリアだ。日暮里駅から常磐線でわずか1駅、上野からは2駅の場所にある。新大久保と比べると観光要素は皆無といっていい。普段着の街並みのなかに、小さな焼き肉屋や韓国食材店、雑貨屋などがいくつも点在。至るところでハングルの文字が目に入り、店先からは韓国語が漏れ聞こえてくる。

もともとは、韓国最南端に位置する済州島から日本に渡ってきた人が作り上げたマーケットでといわれており、済州島のオモニ(母)の味が楽しめるのは三河島ならではだ。旅する気分とともに、済州島の下町の飾らない日常を味わいたい。

韓国とは関係はないが、三河島にはリーズナブルなマグロの店や、情緒たっぷりの銭湯もあるので、きっと散策もきっと楽しいはずだ。

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  • Things to do

東京都の北西部、武蔵野台地のほぼ中心部にある東村山市。豊かな自然に恵まれながら、市内には9つの駅を有し、都心へ30分程度でアクセスできる利便性の高さが特徴だ。

住宅都市というイメージが強いが、1935(昭和10)年創業の老舗酒造や、40年近く続くタイ料理店をはじめ、訪れるべき名店が点在。さらにハンセン病患者・回復者の歴史を今に伝える資料館や、武蔵野の原風景が楽しめる緑地など多彩な表情を持つ。ぜひ本記事を参考に、東村山の魅力を改めて知ってほしい。

  • Things to do

練馬区の中心である練馬駅と学生街の江古田駅に挟まれた住宅街エリア「桜台」。名前のとおり、桜を見られる公園があり、銭湯・カフェ・居酒屋など豊かに生活できる環境も徒歩圏内に揃っている。

ファミリー層だけでなく、学生も多く住み、ちょうどいい活気があるこのエリアには、地元に長く愛される老舗だけでなく、新たなお出かけスポットも生まれている。

この特集では、桜の穴場スポット、銭湯、カラオケ酒場のほか、新たに生まれたショッピングスポット、韓国風カフェなどを紹介する。

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  • Things to do

2023年6月にとしまえん跡地が、映画「ハリー・ポッター」の世界観が体験できる一大施設へと変貌し、この一帯は世界的に注目されるエリアとなった。今、豊島園駅を降りれば多くの外国人を目にするだろう。

ほかにも、日本庭園を眺めながら楽しむスーパー銭湯など大型アミューズメント施設もあるが、地域に愛されるローカルな魅力を持った店も多い。

ここでは、豊島園駅周辺の散策が楽しくなる独自の魅力を持ったスポットを5つ紹介しよう。ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」だけで満足せず、ぜひ散策に興じてみてほしい。

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