2018年、築地から市場は豊洲に移転してしまったが、市場に隣接した「築地場外市場」は、名称を変えることなく営業を続け、現在も内外の観光客で賑わっている。
築地場外市場には市場で働く人のために早い時間からオープンする店が見られたが、寿司屋をはじめとして朝から営業している飲食店は今も健在だ。
また、1924年創業の玉子焼きの名店「松露本店」も朝6時から店を開けている。玉子焼きがぎっしりと詰まった「温玉サンド」がおすすめだ。
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『豊洲 千客万来でしかできない7のこと』
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旅行で東京を訪れたなら滞在時間を最大限に活用することを勧めるが、タイトなスケジュールの場合は、そうもいかないだろう。この街の素晴らしいところは、一日中どの時間でも、何かできるということだ。ここでは英語編集部が考えたスケジュールを紹介しよう。ホテルを予約する必要はない。東京は見るべきもの、するべきことが多すぎるのだ。
アート展巡りや横丁、神社参拝など、東京で1日(と1泊)を過ごすのに最適なプランを紹介する。
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2018年、築地から市場は豊洲に移転してしまったが、市場に隣接した「築地場外市場」は、名称を変えることなく営業を続け、現在も内外の観光客で賑わっている。
築地場外市場には市場で働く人のために早い時間からオープンする店が見られたが、寿司屋をはじめとして朝から営業している飲食店は今も健在だ。
また、1924年創業の玉子焼きの名店「松露本店」も朝6時から店を開けている。玉子焼きがぎっしりと詰まった「温玉サンド」がおすすめだ。
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『豊洲 千客万来でしかできない7のこと』
朝食を済ませたら、築地三丁目駅から東武バスに乗って新豊洲駅。すぐ近くにインタラクティブなインスタレーションが楽しめる没入型アート展示施設「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」がある。秋の赤やオレンジ、春の桜に合わせた鮮やかなピンクなど、季節ごとに変化する数々の万華鏡のようなアート作品が魅力だ。
館内には足首の深さの水に入るセクションもあるが、ほとんどの作品が鏡張りの床になっている。タイトジーンズやスカートなどを履いている場合は、展示空間に入る前に無料で借りられるハーフパンツに着替えるのがいいだろう。
豊洲駅から有楽町線に乗り、銀座一丁目で下車し、東京を代表するラーメン店「中華そば 銀座 八五」の行列をチェックしよう。もし列が1マイル(約1.6キロメートル)も伸びていなければ並んでもいい。ラーメンをスキップするのであれば、「ボンゲン」でおにぎりを食べ、コーヒーを飲んで、銀座で数時間のウインドーショッピングを楽しむのもいいだろう。
日本のしゃれた文房具が手に入る「銀座 伊東屋 本店」は、この街における我々の好きな場所の一つ。12階まであるフロアには、かわいいシールや和紙テープなどがたくさん並んでいて、何時間でも見ていられるほどだ。
この店を後にしたら、「ギンザ シックス」の吹き抜けで展開されるアートインスタレーションを見たり、同ビル6階の「蔦屋書店」でアートブックをめくるのもいいだろう。また、すぐ近くにある「歌舞伎座」で、昼公演に滑り込むのもおすすめだ。
もし特別なランチが食べたいなら、「うしごろエス 銀座」に入り、贅沢な焼き肉コースで和牛を堪能しよう。
午後は、銀座駅から日比谷線に乗り六本木駅へ。このエリアは、東京で最も騒がしいナイトスポットの一つとして知られているが、街屈指の大きな美術館のいくつかあり、日中はカルチャー好きが集まるアートエリアでもある。
草間彌生やグスタフ・クリムトなどの回顧展が開催される「国立新美術館」では、常に何か面白いことが起きている。六本木ヒルズにある「森美術館」も同様だ。東京の景色を一望できるこの美術館では、村上隆や塩田千春など、見逃せない現代アートの展示が定期的に開催されている。
小腹がすいたらかき氷専門店「イエロ」に立ち寄って、大きくてふわふわのかき氷を味わってみよう。抹茶やティラミスといった定番から、ニンジンやマスカルポーネといった変わり種まで、チャレンジ好きにはたまらないフレーバーがラインアップする。
六本木駅から大江戸線で青山一丁目駅まで行き、半蔵門線に乗り換えて渋谷駅へ向かおう。
渋谷には、毎日飼い主を迎えに来た忠犬に捧げられた有名なハチ公像や有名なスクランブル交差点がある。信号が変わると同時に大勢の人々が一斉に行き交う様子は東京を象徴する風景だ。
周囲には渋谷の賑わいを見下ろせるスポットがいくつかあるが、チケット代窓口2,500円(ウェブサイト購入2,200円)を惜しまなければ、「渋谷スカイ」に勝るものはない。地上約230メートル、360度の屋外展望デッキから渋谷を一望の下に見渡せる。
夕食を締めくくるなら、新宿ゴールデン街の路地裏を冒険することだ。この狭い路地には、約200軒もの小さなバーがひしめき合い、夜中まで営業している。中には紹介制の店もあれば、遠方からの客を気軽に受け入れる入りやすい店もある。
店をはしごし、地元の人と冗談を言い合ったり、ほかの旅行者と旅の話をしたりするのも楽しい。新宿で新しい友人を作るなら、ゴールデン街で決まりだ。
飲めるだけ飲んだら、仲間を誘ってカラオケへ。新宿・歌舞伎町には「生バンドカラオケ ステージ」のような、朝まで営業しているカラオケ店がたくさんある。
楽しめるかどうかは、あなた次第。ボン・ジョヴィの「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」を歌えるだけの気力を残しておこう。
新宿ゴールデン街の古い木造家屋の2階にある「ラーメン 凪」。玄関を入ったとたんに漂う匂いに包まれるのは、この界隈(かいわい)の店に共通の独特の雰囲気といえる。
名物は、大量の煮干しを12時間かけて煮込んで仕上げた、独特の風味豊かなスープが特徴の「すごい!煮干ラーメン」。20種類以上の煮干を独自ブレンドした超濃厚スープに、オリジナルの中太麺がほどよくからむ味わい深い一杯だ。
慌ただしい新宿にある都市型スパ「新宿天然温泉 テルマー湯」は、食事処やラウンジチェア、いくつかの温泉を備えた、静かで清潔な「オアシス」だ。屋内風呂と露天風呂があり、湯の成分や温度もさまざま。露天風呂には、伊豆から毎日運ばれてくる火山性の天然温泉が使われている。
髪をぬらしたくない人は、石造りの部屋で岩盤浴を体験してみるのはどうだろうか。設定温度は、40〜50度。敷かれている石の種類によって、新陳代謝の促進や血液循環の改善など、さまざまな効果があるとされている。
国際色豊かな雰囲気が楽しみたいなら、「エジプト・オリエンタル」をコンセプトにした西麻布店もおすすめだ。
温泉で疲れを癒やしたら、新宿駅から山手線の始発電車で原宿駅へ。 すぐ近くにある「明治神宮」は、100年以上の歴史を持つ東京のランドマークの一つで、建築も素晴らしい。この時間帯は人が少ないので、明治神宮の境内を散策するのに最適だ。
個性あふれる街、高円寺。純情商店街、中通り商店街など商店街が縦横無尽に延びており、個人店が多いことでも有名だ。音楽、古着カルチャーが根強く、さまざまな身なりをした人たちが違和感なく街の景色に溶け込む。近年、商店街にはスペシャルティコーヒーにこだわるあか抜けたカフェが急増していたり、創作スパイスカレーシーンが盛り上がりを見せたりと、SNSを中心に若者のトレンド発信の情報源としても脚光を浴びている。
ここでは高円寺在住のライターが、住んでいる街の中だけで一日中楽しめるご近所ガイドプランを紹介しよう。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で遠出が難しい今、自分の地元や住んでいる街が持つ魅力を発見してほしい。
渋谷駅から東横線で10分ほどでたどり着ける街、学芸大学。中目黒や自由が丘といった人気エリアに囲まれているが、いまだ下車したことがない、という人も多いだろう。「学芸大学」自体は1960年代に小金井市へ移転しているが、地元の人々の要望で愛着のあるこの名前がそのまま残された。
八百屋や昔ながらの商店が立ち並ぶ駅前の商店街には、しゃれたカフェやベーカリー、古着屋なども点在し、東横線ならではの洗礼された雰囲気とローカルな居心地の良さを同時に感じることができる。
碑文谷公園や世田谷公園など、のどかなスポットも歩ける距離にあり、少し足を延ばせば三軒茶屋や中目黒にも気軽に行ける。近郊を1日かけて散策してもいいし、駅周辺で明るいうちから食べて飲んでいてもいい。ここでは、朝から晩までのんびり過ごすことができる街、学芸大学の魅力を紹介したい。
「虹の都光の港 キネマの天地」の歌い出しで始まる蒲田行進曲。JR蒲田駅ホームでは、このテーマ曲を電車の発車メロディーに使用し、かつては松竹撮影所があった映画の町の歴史を物語っている。戦後は中小の町工場が数多く並ぶ町として知られ、近年では朝ドラ『梅ちゃん先生』の舞台や、映画『シン・ゴジラ』の上陸地として名前を見聞きした人も多いのではないだろうか。
現在は名物の黒湯温泉のほか、餃子やラーメンの激戦区、のんべえにはたまらないセンベロ酒場が並ぶバーボンロードなど、安くて満足のいくグルメスポットとしても人気だ。東京駅から蒲田駅までは快速で20分、羽田空港から京急蒲田駅は15分程度と、交通の便が意外に良いことにも利点がある。
この記事では、朝から深夜まで楽しめるさまざまなヴェニューを紹介する。訪れる際は、蒲田ならではのレトロでドープな文化を存分に楽しんでほしい。
休日はゆっくり散歩して過ごしたい、そんな日は中目黒がちょうどいい。桜の名所として有名な目黒川沿いは季節によって表情を変え、一年を通して心地よく歩くことができる。穏やかな街並みの中に、カフェやセレクトショップなど中目黒を象徴するスポットもさらに増えて、訪れるたびに新しい発見があるのも魅力だ。
この10年間、都内屈指のおしゃれタウンとしてその名を広げ、住みたい街ランキングの上位に選出され続けている。2016年には祐天寺と中目黒を結ぶ高架下がリニューアルし、街の顔となるような人気店も生まれた。ここ最近では日本初となるスターバックス リザーブ ロースタリーが目黒川沿いにオープンするなど、「中目」は世界からも注目を浴びている。
連日、さまざまなメディアで取り上げられている街だが、ここではもう一度その魅力をダイジェスト。目的がなくても質の良い日を過ごすことができるだろう。
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