Photograph: Encore Productions/Laurence Labat
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2023年、世界で注目するべき23のこと

見逃せない音楽イベントやアート、演劇など、2023年地球上で起こる最高にクールなことを紹介

Grace Beard
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タイムアウト東京 > トラベル > 2023年に世界でしたい23のこと

2023年は外に出て何かをするためのかなり大きな年になりそうだ。今年のカレンダーには、2019年以来最も盛り上がりそうな夏の音楽フェスティバル、新しい美術館や博物館のオープンなど、エキサイティングな予定がすでにめじろ押し。さらに今年は、新しい高速列車や夜行列車がいくつも開業する。そのおかげで、やりたいことするための移動が、これまでよりもずっとサステナブルなものにできそうだ。

ここでは世界で最もクールで新しいアクティビティを紹介する。さあ、旅の準備をしよう。

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アイスランドの温泉でポカポカになる。

ハヴァルフィヨルド(アイスランド)

ブルーラグーンのことはもういいだろう。2022年に地元の人たち向けにオープンしたアイスランドの最新かつ素晴らしい地熱スパ施設「Hvammsvik Hot Springs」が、今年から観光客向けにもオープンしたのだ。

この施設があるのはレイキャビクから車で約45分ほどのハヴァルフィヨルド。黒砂のビーチ沿いには、温泉池が8つが点在している。それぞれ大西洋の海水が引かれているため、最適な温度で温泉に浸かることができる。また、アザラシと一緒に泳ぐチャンスもあるかもしれないという。もう、ここへ向かわない理由はないはずだ。

美の巨人の人生を祝う。

マドリード(スペイン)

2023年はパブロ・ピカソの没後50年目。これを記念して「Celebración Picasso: 1973-2023」というタイトルのもと、ピカソをフィーチャーした展覧会やイベントが世界各地で行われる。もちろん、最も盛り上がりを見せるのは、ピカソの母国であるスペインだ。

首都マドリードでは「プラド美術館」が、ピカソをほかの巨匠と対比させるようなエキサイティングな展覧会「Picasso-El Greco」を2023年6月13日(火)から8月31日(木)まで開催。ほかにも「ティッセン=ボルネミッサ美術館」で10月初旬から、「ソフィア王妃芸術センター」では11月中旬から大規模展覧会がスタートする予定だ。

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メキシコの古代遺跡からビーチまで鉄道で旅する。

ユカタン半島(メキシコ)

メキシコは多くの人が訪れる旅行先だが、一度の旅行で古代遺跡とにぎやかなビーチリゾートの両方を体験するのは簡単ではないし、旅費も安いとはいえない。そんな中、ユカタン半島の主要スポットを回るのに便利な観光列車「トレン・マヤ」が、2023年12月からいよいよ運行を開始する。

開業時に結ばれるのは、マヤ遺跡で知られるパランケからカンクンまで。途中、ユカタン州都メリダや、もう一つの重要なマヤ時代の遺跡があるチチェンイッツァにも停車する予定だ。大きな窓からメキシコの美しい景色を眺められる「Xiinbaal」という客席をとるといいだろう。

パリの家でゲンズブールの人生に触れる。

パリ(フランス)

待望されながらも延期され、永遠に行けないのではないかと思われていた「Maison Gainsbourg」が、まだ「仮」ではあるものの2023年中にオープンする予定だ。ここは、フランスを代表する歌手セルジュ・ゲンスブールが晩年の20年間を過ごしたパリのタウンハウス。彼のファンにとってはすでに非公式の聖地となっているが、ミュージアムとして整備されている。

無事に開館したは、広いリビングルームにあるピアノ、アールデコ調のバー、膨大な彫刻のコレクションなどが見られる予定で、故人が生きた日々がよりリアルに感じられるたばこの吸殻が入った灰皿や、飲みかけの赤ワインボトルも置かれているという。ゲンスブールの熱烈なファンは、間違いなく楽しめるだろう。

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語りの芸術に耳をすます。

マラケシュ(モロッコ)

モロッコは、古くから伝わる語りの芸術「ヒカヤット」の故郷。この伝統に新たな息吹を吹き込もうとしているのが、マラケシュで開催される「Marrakech International Storytelling Festival」だ。2022年の初回が成功を収めたこのフェスティバルは、World Storytelling Cafe などが共同設立。2023年の開催期間は2月12〜19日、テーマは「Ancestral Voices(祖先の声)」となっている。

期間中は世界中から英語、アラビア語、ペルシャ語のスピーカー、詩人、ストーチーテラー など、約80人のパフォーマーが集結。市内のレストラン、美術館、スーク、広場、リアド(古くなった邸宅をリノベーションした宿泊施設)の中庭など街中で、話し言葉のパフォーマンスが繰り広げられる。

 

美しい村でイタリアの田舎暮らしを知る。

イタリア全土

今年は「イタリアで最も美しい村」(I Borghi Più Belli d'Italia)で、人里離れた地域の魅力を満喫するのはどうだろう。2023年、イタリア観光協会は、これまで348あった「美しい村」のリストに、新たに14の村を追加した。

同リストに登録されているのは、人口2000人以下の徒歩で回れる村。訪れた人は伝統的な地元の食、保存状態の良い建築物、文化プログラムなどを通して、イタリアの本物の田舎暮らしの一端に触れることができる。

今年登録されたのは、ガルダ湖畔の美しい町マルセイネ、トスカーナ州ポッジョ・イン・キャンティの中世の村であるサン・ドナートなどだ。

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17日間続くプライドの祭典に参加する。

シドニー(オーストラリア)

40年以上にわたってシドニーにおけるLGBTQ+の祭典として楽しまれてきた「Sydney Mardi Gras」。2023年は「WorldPride 2023」と共同で開催され、街全体がさらに盛り上がりを見せることになりそうだ。

2023年2月17日から17日間の期間中、カイリー・ミノーグをはじめとする著名なヘッドライナーによる大規模なコンサートやパーティー、人権会議など、300を超えるイベントがラインアップされている。さらに、新しくできるクィア歴史博物館「Qtopia」にも注目したい。

2000年のシドニーオリンピック以来、オーストラリアでの最大のイベントとなるだろう。共同開催にたり、WorldPrideが初めて6月に開催されないことも珍しいといえる。  

北欧で熊肉のハンバーガーをパクつく。

トロンハイム(ノルウェー)

デンマークのコペンハーゲンにある高級レストランの聖地「Noma」が2024年冬いっぱいでの閉店を発表してから、今後は北欧料理をどこで食べようかと迷っている人もいるかもしれない。

トロンハイムを知っているだろうか? この街はフィヨルドのほとりにあり、ノルウェーにおけるグルメの中心地。しかし、そのことが過小評価されているように思える。

トロンハイムのフードシーンをチェックするなら、「Trøndelag Food Festival」が開催される8月に訪れるといいだろう。このフェスティバルでは、クマ1頭から持続可能な方法で作られる、おそらくあなたの人生で人生で最も珍しいハンバーガーが販売されるほか、料理や発酵のワークショップも開催される。会場となるのは、1070年に建てられた巨大なルーテル大聖堂そばに延びる並木道の広場。この場所では「Trondheim Brewery Festival」も同時開催されるので、8月の楽しい週末を過ごす最高の出発点となるはずだ。

トロンハイムへ行ったら「Tandoori Trondheim」へ寄るのも忘れずに。ここでは、レーローストナカイの肉を使った伝説的なおいしさのカレーが食べられる。

 

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世界が注目する街の一大イベントを見逃さない。

マンチェスター(イギリス)

2022年、ロンリープラネットにより「世界で最も行きたい場所」に選ばれたマンチェスター。それ以降、この街は旋風を巻き起こしているが、その勢いが衰える気配はまだない。なぜなら、アート施設「Factory International」のオープンが控えているからだ。ここは、2年ごとに開催される「Manchester International Festival」の新しい常設会場となる施設で、建設には1億8,600万ポンド(約300億円)がかけられた。

2023年6月29日(木)~7月16日(日)に開催される今年のフェスティバルでは、史上最大の没入型「草間彌生展」やダニー・ボイルによる舞台「マトリックス」など、夢中になれるビッグイベントや体験型プログラムがめじろ押しだ。

インディーズ映画はアルゼンチンでチェックする。

ブエノスアイレス(アルゼンチン)

2023年4月下旬からアルゼンチンのブエノスアイレスで国際インディペンデント映画祭である「Buenos Aires International Independent Film FestivalBAFICI)」がスタートする。市内各所で上映される作品は数百本。トークイベントやアクティビティなど各種関連イベントも多数予定されている。

昨年公開された「アルゼンチン1985 〜歴史を変えた裁判〜」は、国際映画祭で高い評価を得た。現地でアルゼンチンのインディーズ映画シーンをチェックするには、今が絶好のタイミングといえるだろう。

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カーニバルはカナリア諸島で見る。

テネリフェ島(カナリア諸島)

世界的に有名なリオのカーニバルは、多くの人のバケットリスト(死ぬまでにやりたいことリスト)に入っているだろう。でも 、ヨーロッパから近いカナリア諸島でも、それに負けず劣らず盛大なカーニバルが見られる。

テネリフェ島の中心都市、サンタクルスのカーニバルはリオに次ぐ規模。期間は1週間で、毎年四旬節の前からスタートする。2023年のカーニバル全体のテーマは「ニューヨーク」だ。

ストリートパレード、音楽隊、印象的なコスチューム、美的センスあふれるフロート(山車)など、見えるものは全てまばゆい。色とりどりの風刺画を描く画家たちが笑いを競う「ムルガス」コンテストも必見だ。 祭りの最後を飾る「ピニャータ」の週末は、夜通しのパーティーで盛り上がろう。

 

鉄道駅で忘れられた時代を思う。

メルボルン(オーストラリア)

メルボルンの著名なストリートアーティストであるRoneは、廃虚を舞台にした大規模なアート作品で知られている。2023年4月23日(日)まで、メルボルン市内のフリンダースストリート駅にある謎めいたボールルームで、彼の最新作「Time」が公開中だ。

この没入型インスタレーションは、11の部屋にまたがって展開。Roneがよく描く特徴的な女性像が、室内装飾家であるカーリー・スプナーとカルム・プレストン率いる建築チームによるビンテージスタイルのオブジェに囲まれて配置されている。魂を揺さぶるサウンドスケープを手がけたのは、作曲家のニック・バッテラムだ。 

メルボルンで最も有名な歴史的建造物が、単なる鉄道駅ではなかった長く忘れ去られた時代について、心に残る考察がなされている。

 

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島でカナダ先住民の文化を学ぶ。

バンクーバー島(カナダ)

2022年春、カナダ・バンクーバー島の観光局は、これまでの従来型マーケティング戦略に基づいて行っていた事業を、全ての収益が地元コミュニティーに還元されるような社会事業へ移行することを発表した。

その成果として、2023年から島の素晴らしい観光スポットに、先住民が主導する新しい体験型アクティビティが続々追加されている。アハウザト先住民が所有する水上ロッジ「Ahousaht First Nation ownership」(部屋数16室)もその一つだ。ここでは、オオカミやクマを見つけたり、ホエールウォッチングをしたり、アハウザト族の文化的慣習を学んだりができるという。

香港の景色は透明なゴンドラから眺める。

香港

10年以上にわたって香港のビル群や港を見渡す素晴らしい眺望を提供してきたゴンドラ「昴平360」が、2023年から新たに「クリスタル+」キャビンを導入した。

このキャビンは10人乗りで、その名の通り、壁や床に使われているガラスの透明度がとても高い。東涌から昴坪の頂上まで行く間、足元に広がるランタオ島の山々、トンチョン湾、南シナ海といった眺めをスリルとともに楽しもう。

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シンガポールの新「鳥天国」を探索する。

シンガポール

2023年1月、シンガポールの人気スポットだった「Jurong Bird Park」が、52年の歴史に幕を下ろした。しかし、2023年春には、より大規模で臨場感あふれる「Bird Paradise」が誕生する。

新しいバードパークは広さ17ヘクタールを誇り、8つの巨大なおりで飼育される鳥は合わせて400種、3000羽以上。それぞれのおりには世界の自然環境が再現されていて、アフリカの熱帯雨林や東南アジアの静かな竹林を探検している気分も味わえる。また、水中でペンギンと一緒に食事ができるサステナブルダイニング体験も見逃せない。

Bird Paradiseは、マンダイ野生動物保護区に5つの動物園とエコリゾートを統合する大規模なマスタープランの一部。今後もこの地域にはさらに多くの楽しみが追加されるだろう。

夏のポルトガルでライブ音楽を満喫する。

リスボン(ポルトガル)

今年の夏は間違いなく、ライブ音楽が2019年以降で最大の盛り上がりを見せるだろう。リスボンは、それを楽しむのに最適な場所といえる。この街は晴れた日が続き、屋外のストリートカルチャーが発展。伝統的なファド音楽から親しみやすいジャズバーやアンダーグラウンドクラブまで、独自のエキサイティングな音楽シーンが広がっている。

すでに2023年におけるリスボンのコンサートスケジュールにはマドンナ、ロジャー・ウォーターズ、ハリー・スタイルズなどのビッグネームが名を連ねている。しかし、我々が最も楽しみにしているのは、夏の音楽フェスティバルだ。

この夏、アルジェス公園で「NOS Alive」、ベラヴィスタ公園では「Kalorama」というインディーズ音楽の祭典が楽しめる。また、またリスボンの南に位置する街、セシンブラ で開催される「Super Bock Super Rock」も見逃せない。

 

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世界最大級のアニメショップを訪れる。

東京(日本)

アニメやマンガを販売するアニメイト」が、この春、東京・池袋に超巨大な旗艦店をオープンさせる。同店は10階建てで、ショップだけではなくイベントスペース、キャラクターカフェ、劇場まである「オタクのオアシス」となる。

グランドオープンは2023年3月16日(木)だが、1階の「アニメイトカフェ」はすでにオープンしている。この冬はアートな「アニメラテ」で温まろう。

子ども時代の魔法を(再)発見する。

ロンドン(イギリス)

ベスナルグリーンの「ヴィクトリア&アルバート子供博物館」を覚えているだろうか。ロンドンっ子なら、この街で最も特異な空間の一つだった同館を、もちろん覚えているだろう。そう、洞窟のような空間に、おもちゃや子どもの頃を思い出せるような品があふれかえっていたあの場所だ。

同館は、1,300万ポンド(約21億円)をかけた改装のため長い間閉鎖されていたが、2023年夏に再オープンする予定だ。改修工事では、新たに3つのギャラリーを増設した。そのうちの一つはオープンスタジオで、若い人たちが共同作業環境の中で創造力を伸ばすこと奨励していく施設になるという。

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夜行列車でクロアチアの海岸へ向かう。

ヨーロッパ全域

クロアチアがシェンゲン協定に加盟したことで、アドリア海に面したこの国を訪れることがかつてないほど容易になった。今年は、オーストリア連邦鉄道が運行する夜行列車「ナイトジェット」の新ルート開設も控えている。これにより、同国への旅がさらにスムーズになりそうだ。

このルートは、ドイツのシュトゥットガルトからクロアチアのザグレブまでを結ぶもの。列車はベニスウィーンブダペスト、リュブリャナといった文化を楽しめる都市にも停車し、夏には海岸沿いの町・リエカまで運行される予定だ。

ロサンゼルスの「キノコ王国」を探検する。

ロサンゼルス(アメリカ)

発表から5年以上が経過した2023年2月17日、ついにユニバーサル・スタジオ・ハリウッド 」に「スーパー・ニンテンドー・ワールド 」がアメリカ初上陸。日本の同施設をモデルに、拡張現実を利用したアトラクション「マリオカート:クッパの挑戦 」、愛らしいアニメーションのシェフであるキノピオが経営する「トウドゥストゥール・カフェ」、ぬいぐるみや記念品が並ぶ「1-UPファクトリー 」がオープンした。「キノコ王国」の入り口はあの緑の土管で、もちろんピーチ城もある。マリオをテーマにしたマジカルな世界の探検を楽しもう。

 

 

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オペラの歌姫の歴史に触れる。

アテネ(ギリシャ)

その音楽的才能から「ラ・ディヴィーナ(神のもの)」、また激しい気性から「トラ」と呼ばれたマリア・カラスは、20世紀を代表するオペラ歌手の一人。2023年、この歌姫の生誕100周年を記念して、オペラをテーマにしたイベントがギリシャ全土で開催される。

しかし、今年最もエキサイティングなのは、アテネに新しく開館する「マリア・カラス博物館」だろう。同館が入るのは、街中心部の有名なミトロポレオス通りにある新古典主義のエレガントな邸宅。カラスの遺品や貴重なライブ音源が紹介される。オープンは夏の予定だ。

ストリートを走るレーシングカーにドキドキする。

シカゴ(アメリカ)

いや「ワイルド・スピード」シリーズの最新作の話題ではない。NASCARがこの夏、シカゴの街で初の「ストリートレース」を行うことになったのだ。「2023 NASCAR Cup Series」の開催は、2023年7月第2週の週末に予定。全長2.2マイル(約3.5キロメートル)のストリートコースにはレイクショアドライブ、ミシガン通り、コロンバス通りなどのダウンタウンの大通りが組み込まれるという。

レースは一大イベントと化し、大物ミュージシャンのライブも見られるだろう。チケットは「車の速さ」と同じくらい高騰することが予想される。しかし、シカゴに数多くある素晴らしいルーフトップバーから、いい眺めとともに熱戦を楽しむのもおすすめだ。

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タイムアウトマーケットでケープタウンのベストを味わう。

ケープタウン(南アフリカ)

リスボンの1号店、北アメリカの5店舗、最も最近オープンしたドバイ店のどこかに行ったことがある人は、すでにその良さを知ってくれているだろう。そう、その都市を熟知したローカルエキスパートがキュレーションする最高の食と文化が、スタイリッシュな一つ屋根の下に集結したタイムアウトマーケット」のことだ。

2023年には、アフリカで初めてのタイムアウトマーケットがケープタウンの「V&Aウォーターフロント」にオープンする。14のキッチン、750の席、テーブルマウンテンの眺めが楽しめるこのマーケットは、街で訪れるべき場所となるのは間違いない。また、ポルトにも新しいタイムアウトマーケットが登場する予定。こちらにも、ぜひ注目してほしい。

長期休暇は海外へ……

  • Things to do

タイムアウトが前回このリストを発表したのは、2020年1月頭のことだった。覚えているだろうか? 新型のウイルスが発生したという噂が広がりつつあったが、世界のほとんどの地域ではごく普通の生活をしていたはずだ。そのころ、私たちはいつものように自分たちの仕事をこなし、計画も立てていた。世界中で新しい文化的な活動がたくさん起こるのを、楽しみにしていたはずだ。

しかし、2020年は基本的に何もできぬまま終わってしまった。音楽や芸術、演劇などの公演はどうしても同じ空間に大勢の人を集める必要があったからだ。パンデミックにより大型のイベントはすべて中止され、フェスティバルシーズンはお蔵入りになった。

私たちはお出かけ情報の記事を書くのをやめて、「Time Out」から「Time In」へと名前を変えたほどだ。当時の予定は、気が滅入るほど空っぽに見えた。

しかし、ワクチンのおかげで私たちの生活はある程度正常な状態に戻りつつある。2021年の「するべきこと」は発表しなかったが、2022年は素晴らしいイベントが開催されると確信している。大規模な博物館のニューオープンから大型のフェスティバル、演劇や美術展まで、タイムアウトが注目する22のことをチェックしてみよう。

原文はこちら

  • トラベル

タイムアウトでは毎年、世界の2万7000人以上の都市生活者に、各都市のフードシーンや文化的多様さ、住みやすさ、幸福度などをアンケート形式で調査している。これは、リアルな都市生活を知り、地元の人々が本当に絶賛しているものは何かを明らかにするべく実施するものだ。

Time Out Index 2022」の結果が発表された。これまで同様、全てのデータを集計し、それをもとに毎年恒例の「世界最高の都市」をランキングする。

過去2年間は、都市がパンデミックを通していかに団結し、ロックダウン中の生活を充実させてきたかについて焦点を当ててきた。そのため「コミュニティーの団結」が最も重要な要素だったが、2022年は、都市が観光地として、また居住地として素晴らしい場所であることをさらに重視している。

今年のトップに輝いたのは、活気あるナイトライフ、素晴らしいフード&ドリンク、豊富なアート、カルチャー、ミュージアムがある都市だ。また、歩きやすさや公共交通機関の充実度、安全性、持続可能性など、実用的な面でも高いスコアを獲得している。

専門家である編集者や寄稿者のグローバルなネットワークを活用し、各都市で今、何が注目されているか、新しいもの、一般的にはやっているものなども併せて紹介する。

もし海外旅行を検討しているならば、これらの都市を候補に入れるといいだろう。

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2021年、世界のベストシティランキング
The 53 best cities in the world in 2022(原文)

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  • トラベル

タイムアウトでは毎年、都市生活者に「Time Out Index」というアンケート調査を実施している。世界の2万人以上の読者に「最もクールなストリート」がどこかについても尋ねてみた。その後、候補から各国のタイムアウト編集者が最終的なストリートを選出。ここでは、どのストリートが選ばれたのかを紹介する。

2021年のランキングを作成時と比べると、世界はパンデミック以前の日常を取り戻しているが、まだ多くの地域で新型コロナウイルスの影響のほか、生活費の高騰が続いている。今年のランキングは、そのエリアに住む人に寄り添ったものになり、住みやすい場所を、具体的に紹介するものとなる。

ここでは、にぎやかな街の大動脈から歩行者専用の裏通りまで、今世界で最もクールな33のストリートを紹介する。

さあ、散策の準備はできただろうか?

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