「浅草たつみや」は、80年以上前に呉服店として創業した老舗だ。現在は3代目の澁川智一が経営している。澁川は、日本の伝統的な要素と東京の人々の現代的なライフスタイルを結びつける方法を見いだし、老舗を再興することを決意した。
店内には、手作りの着物タンブラーがずらりと並ぶ。商品には、京都の西陣織で作られた帯の最もエレガントで複雑な部分が使われている。柄の選定から仕立てまで、すべて手作業で行われるため、価格も6,000円〜3万円(以下全て税込み)と高めの設定だ。最も美しく、実用的な土産である。
タイムアウト東京 > ショッピング&スタイル >東京、手に入れるべき着物土産8選
着物を所有することは、価格ももちろんだが、特別なケアとクリーニング方法が必要なため大きな決意が必要だ。しかし着物を着なくても、その美しさを楽しむことはできる。
例えば、生地を金色に加工した実用的なタンブラーや、帯を再利用したクールなキャップ、ビンテージ着物から作られたジュエリーなどだ。
ここでは、タイムアウト東京の英語編集部が見つけたとっておきのアイテムを紹介しよう。外国人の友人への贈り物などにも喜ばれそうだ。
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「浅草たつみや」は、80年以上前に呉服店として創業した老舗だ。現在は3代目の澁川智一が経営している。澁川は、日本の伝統的な要素と東京の人々の現代的なライフスタイルを結びつける方法を見いだし、老舗を再興することを決意した。
店内には、手作りの着物タンブラーがずらりと並ぶ。商品には、京都の西陣織で作られた帯の最もエレガントで複雑な部分が使われている。柄の選定から仕立てまで、すべて手作業で行われるため、価格も6,000円〜3万円(以下全て税込み)と高めの設定だ。最も美しく、実用的な土産である。
「トーキョー キモノ シューズ(Tokyo Kimono Shoes)」は、浅草の靴職人の技により、未使用の着物と本革スニーカーを融合させたアップサイクルプロジェクトだ。
美しい着物を生かすべく、使われなくなった絹の着物を買い取り、ユニークなスニーカーに生まれ変わらせるという活動を行っている。靴は日本製で、日本の絹の着物と本革で作られている。着物から切り取られた柄はそれぞれ異なる。
クラウドファンディングの成功を受け、公式ウェブサイトから直接予約注文(4万5,000円から)を受け付けている。
「ワンダーファブリック(Wonder Fabric)」は、ハンドメイドのキャップメーカー。日本の伝統織物文化を守るため、天才的な解決策を提案している。ブランドでは、ビンテージの着物や帯をアップサイクルし、キャップに新しい命を吹き込む。生地は限りがあるため、キャップはどれも一点ものだ。
アンティークと日本文化に情熱を注ぐデザイナーによって誕生した「アイ ワズ ア キモノ(I was a Kimono)」は、使用済みの着物をアクセサリーやホームデコレーションを制作するブランドだ。
着物で作られたビーズで作られたイヤリングやネックレス、美しい布で飾られたクリスマスの飾りなどを販売。東京の骨董市から調達した着物を使用し、元々大切に作られていたアイテムに新しい命を吹き込み、新しくモダンな形に生まれ変わらせている。
スニーカーより少し洒落た靴を探しているなら、京都のシューズブランド「ルリエ エイトワン(Relier81)」がおすすめだ。着物や帯を再利用したコレクションで、幅広のヒールが快適なシックなミュールから、暖かい季節にぴったりのサンダルまで揃っている(2万6,400円から)。
同ブランドでは、使用していない帯や着物を送り、希望通りの靴に仕上げてもらうカスタムオーダーも受け付けている(1万9,800円から)。靴のモデル選びから大切な着物の送付まで、公式ウェブサイトから手続きができる。
本格的な着物を着るのは日常生活では無理があるかもしれないが、「ファーイーストファブリック(Far East Fabric)」のシャツやジャケットをまとえば「着物ルック」を楽しむことができる。
福岡を拠点とする同ブランドは、大島紬(つむぎ)などの着物生地を使ったシャツやジャケットなどの着物服を制作。
シャツは、半袖のアロハシャツからドレッシーな長袖のものまで、さまざまなスタイルを用意する。着物シャツは2万9,000円からオーダーメイドが可能。好きな柄とスタイルを、自分だけのためにオーダーメイドすることができる。
麻布十番にある「きものアートすなが」では、越後や大島の紬、西陣や江戸小物の染物から、フォーマルの着物や帯など、着物の全てを扱っている。
海外の友人への贈り物や土産として「和の小物」が人気で、着物の生地を再利用したオリジナルの小銭入れや眼鏡入れ、カラフルなハンドバッグやカードホルダーなどが揃う。まるで、小さな着物を持ち歩いているような気分になるだろう。
京都で生まれた「木目込人形」は、着物などの豪華な刺しゅうが施された布を身にまとい、貴族の装いを模した伝統的な人形だ。1919(大正8)年創業の老舗「真多呂人形」では、伝統的な技法を現代によみがえらせ、元気な黄色の花柄の生地でピカチュウの人形を誕生させた。高さ15センチのエレガントなピカチュウは1万6,500円。オンラインから注文できる。
書店で本を購入した際に付いてくる無料のブックカバー。「書皮」とも呼ばれるこのカバーは普段何気なく使用されるが、中には書店の強いこだわりを反映したユニークなデザインを持つものもあるのだ。たかが書皮、されど書皮。ここでは、都内で手に入り、つい人に見せたくなるような個性派書皮を扱う書店5店舗を紹介する。
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