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Photo: Akane Suzuki | アミコーノ
Photo: Akane Suzuki

東京、ビーガンアイスが味わえる店10選

代官山や新宿、恵比寿で出会うヘルシーなアイスクリーム

Youka Nagase
翻訳: Hanako Suga
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近年東京には、植物性の食材のみで調理するビーガンレストランが増加している。また、牛乳や卵、バターなどを一切使わない「スイーツ」にも注目が集まっており、有名な「プッチンプリン」や「東京ばな奈」などもビーガン対応したデザートを販売するほどだ。

もし、ヘルシーなデザートの選択肢を広げたいのならば、ビーガンアイスクリームの専門店をのぞいてみよう。牛乳アレルギーや、乳糖不耐症の人が安心して食べられるだけでなく、ダブルで注文しても罪悪感を感じることがないだろう。ここでは、ビーガンアイスクリームが味わえるショップやレストランを紹介する。

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  • アイスクリームパーラー
  • 表参道

オーガニック食材を使用したジェラート店「エリコ オオサワ アースリー ジェラート(Eriko Osawa Earthly Gelato)」。ジェラートマエストロであり、野菜ソムリエでもある大澤英里子が手がける店だ。

故郷である宮城県の食材を使ったジェラート店からスタートした大澤は、やがて「日本各地の食文化をジェラートという形で届けたい」という思いで、全国の農家や生産者と交流し、旬や土地の個性を大切にしたフレーバーを次々と生み出してきた。

中でも驚かされるのは、「天然ふきのとう&仙台味噌」。仙台味噌がキャラメルのようなコクを醸し出し、春を思わせるフキノトウのほろ苦い香りが鼻に抜ける。一口一口、大切に味わいたくなる繊細な逸品だ。

提供されているフレーバーの半数以上は、乳製品の代わりにオーツミルクや豆乳を使用したプラントベースなので、ビーガンの人や乳製品を控えている人でも安心して楽しめる。

  • レストラン

プラントベースのクラフトビーガンジェラートブランド「トゥット(TUTTO)」の都内2号店「トゥット 木場公園店」。豆乳やアーモンドミルク、ココナツミルク、ライスミルクなどの植物性ミルク「MYLK」を使用した、上質で心と体が喜ぶジェラートを提供する。

イタリアの伝統的な製法で作られており、都内1号店の清澄白河店は「行列の絶えないジェラート店」として多くのファンを持つ。

店舗では人気のジェラート全12種類をはじめ、飲むジェラート「ベラート(BELATO)」や、グルテン・白砂糖フリーのビーガンクレープが提供される。そのほか、新メニューとしてイチゴたっぷりの「シーズナルサンデー(ストロベリー)」と、ジェラートにエスプレッソショットがかかった「アフォガート」が登場。ここでしか味わえないメニューを堪能しよう。

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代官山のプレミアム ソウには、ヴィーガンやグルテンフリーのデザートがずらりと並んでいる。ラインアップはチョコレートケーキ、アップルタルト、モンブラン、プリンなどだが、暑い日にはヴィーガン、グルテンフリーのアイスクリームが人気だ。

同店で提供されているアイスクリームは生クリームや牛乳、卵、バター、小麦粉を一切使用せず、牛乳代替製品や米粉などを用いて作られているのが特徴。フレーバーは日によって異なるが、ピスタチオやラムレーズン、チョコミント、バニラチョコクランチなど10種類の中から選ぶことができる。

アイスクリームだけでは物足りないという人は、自家製クッキーを使用した8種類の『アイスクッキーサンド』がおすすめ。カフェには小さなイートインスペースも用意されている。

  • 横浜

キャンピングカーで日本各地の畑と生産者を回りながら野菜の魅力を伝える、旅する八百屋「青果ミコト屋」がオープンしたアイスクリームショップ「キキ ナチュラル アイスクリーム(KIKI NATURAL ICECREAM)」

同店では八百屋で売れ残る野菜やフルーツのほか、ロスになってしまう素材を積極的に活用し、日によってさまざまな食材をアイスクリームとして販売することで新たな価値を生み出している。

添加物を加えず、手仕事で作られたアイスはフレーバーが何ともユニークだ。「ほおずきミルク」や「和ウーロンアプリコット」など、ここでしか出合えない、新鮮なアイスが豊富に揃う。

ビーガン対応メニューも多数揃えている。

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恵比寿のアトレ内にある同店は「クリーンイーティング」をテーマに掲げるカフェ。ここでは、動物性食材を一切使わず、砂糖の代わりにオーガニックの豆乳と甘酒を使って甘味をつけたビーガンソフトクリームやパフェを楽しむことができる。

ソフトクリームは748円で味わうことができるが、968円でカフェイン抜きのエスプレッソをかけたアフォガートにすることも。しかし、ここに足を運んだのなら『ベリーソース』と『抹茶ずんだ』2種類のフレーバーから選べる『ビーガンソフトクリームパフェ』(1,408円)を試してみてほしい。

トールグラスに入ったパフェは寒天プリンがベース。グラノーラとソースを重ね、その上にたっぷりとビーガンアイスクリームが乗っている。一見ボリューミーだが、罪悪感を感じずに最後まで完食できるのがうれしい。

  • 自由が丘

自由が丘駅からほど近い場所にある、完全天然素材ジェラートを提供するジェラテリアカフェ「アミコーノ(AmiCono)」。生産者の顔が見える食材を使い、酸化防止剤や着色料はもちろん乳化剤に関してもとことん無添加にこだわる。イタリアのフィレンツェで修行した店主の井上舞子は、素材が最も生きるよう、試行錯誤し現地の文化を大切に味を再現している。

写真のジェラートは、減農薬の大分県産のイチゴをふんだんに使用した「イチゴソルベ」、「トーキョー ビーンズ ファーム マーケット(Tokyo Beans Farm Market)」のオーガニック豆とマスカルポーネを合わせた「ティラミス」など。なるべく余計なものを入れず、素材の風味を引き出し、ほかでは味わえない滑らかな口当たりを実現している。

人気なのは、カップアイスにその場で焼いた出来たての温かいコーンが刺さった状態で提供される「ジェラコーノ」(シングル420円、ダブル620円、以下全て税込み)。クッキーにジェラートを挟んだ「ジェラクッキー」(シングル580円、ダブル720円)は、食感が楽しくおすすめだ。

前職でビーガンやアレルギーを持つゲストを目の当たりにし、どんな人が訪れても食べられるものがある店にしようと決意したと言う井上。同店にはビーガン対応メニューや卵、乳アレルギーの人向けのジェラートも用意されている。

不定休があるため、訪れる際は公式SNSで確認してほしい。

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世界各国の調味料やスパイスの販売で知られる同店には、ジェラートやスムージーを扱うデザートコーナーがある。特に新宿店で提供されている、豆乳とオートミールを使用し椰子の花の蜜で甘みを加えたビーガンジェラートは絶品と話題だ。

ジェラートのフレーバーは全10種類で、豆乳、ピスタチオ、デーツ、マンゴーなどを用意。特においしくて栄養価の高いスーパーフードとして知られるデーツのジェラートは味わっておきたいところ。そのほか乳製品や卵、人工着色料、白砂糖を一切使用していない『ヴィーガン・ジェラートクッキーサンド』などもおすすめだ。



ハーロウ アイスクリームは2017年に神戸でスタートしたアイスクリームショップ。代々木八幡にオープンした2号店では、北海道産の良質な乳製品を使ったアイスクリームの他に、乳製品を一切使用していないビーガンアイスクリームを用意している。

フレーバーは『ココナッツ&ソイメープルクッキー』『黒ごま味噌とブラックココアクッキー』など4種類を提供。毎朝手焼きしている自家製のビーガンコーンで味わってみてほしい

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中目黒にあるバロンでは野菜がたくさん入ったファラフェルサンドのほか、乳製品の代わりに有機豆乳を使ったビーガンソフトクリーム(550円〜)を提供している。

ソフトクリームはアガベパウダー、甘酒、塩、カノーラオイル、麻の実、バニラビーンズを原料に作られており、食物アレルギーを持つ人にもやさしい。ストロベリーやパッションフルーツのフルーティーなソースや、チョコチップやグラノーラでクランチを加えたりと、9種類のトッピングが楽しめる。

プレマルシェ・ジェラテリアは中目黒にあるジェラート専門店。40種類以上のフレーバーがそろい、そのうち半分は乳製品やハチミツを使わない完全なビーガンアイスクリームとなっている。

濃厚なものを探しているなら『シチリア産ピスタチオ』や『京都新ヴィーガンチーズ 白味噌』『特上宇治抹茶とオーガニック緑茶&梅の香り』がおすすめ。ビーガンとは思えないクリーミーさで食べ応えがある。

さっぱりしたフレーバーが好みなら、シソを使ったソルベやチョコレートソルベなどを試してみよう。

ビーガンに目覚めたのなら……

  • ラーメン

日本で大衆人気の高いラーメンは東京だけでも3000以上の店がある。濃厚なとんこつスープやチャーシューなど、豚を食材に使用したラーメンは一般的だが、宗教上の理由や食事制限があり豚を食べられない人にもおすすめのラーメンがある。

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