1948年に建国されたイスラエルは、世界70カ国以上からユダヤ人が移民として移り住んだ国だ。そのため、イスラエル料理と呼ばれるものにはさまざまな国の伝統料理がルーツにある。ヘルシーなメニューが多いのも特徴で、ヒヨコマメをベースにしたペースト『フムス』や、ヒヨコマメまたはソラマメに香辛料を混ぜて作るコロッケのような『ファラフェル』は、その代表格だろう。ここでは、本格的なイスラエル料理が楽しめる都内の5軒を紹介しよう。
イスラエル料理と、東ヨーロッパの影響を受けた本格的ユダヤ料理を提供するレストラン。
イスラエルから取り寄せているハーブを混ぜたファラフェルや、自家製のピタパンやベーグル、フムスやシャクシューカなど、本場の味に近いメニューを提供。料理からデザートまで、豊富なメニューを取り揃えている。また、イスラエルワインなどのお酒も充実。
独自に輸入しているというイスラエルの名ビール『ゴールドスター』が東京で飲めるのはこの店だけだろう。全メニューが比較的良心的な価格なのもうれしい。毎日通いたくなるレストランだ。白金高輪駅2番口を出て、桜田通りを慶応義塾大学方面へ向かうと、左手に見えてくる。
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広尾一丁目近くにあるイスラエル料理レストラン。シェフをつとめるのは、デビッド・デリの元シェフ、ダン・ズィカーマン。メニューには、フムス、ファラフェル、シャクシュカ、ババガヌーシュ、シュニッツェルなど、中近東の定番料理が並ぶ。イスラエルビールの『マカビー』やイスラエルワイン『ヤーデン』などのアルコールもある。日中、明るい光が差し込む店内は、カジュアル。ヘブライ語で「おいしい」を意味する店名の通り、オープンな雰囲気で絶品のイスラエル料理が味わえる。
ここのファラフェルサンドはとにかく具沢山なのが特徴。薄めのピタパンに揚げたてのファラフェル、何種類もの生野菜、焼き茄子、フムスなどが沢山入ったファラフェルサンドは、手に取るとまるでグローブを持っているかのような存在感がある。特徴的なのは、たっぷりと入った新鮮な野菜。色とりどりの野菜に、少し辛めなスパイシーソースをかけて味わってほしい。小腹を満たす程度なら、ハーフサイズで十分だろう。
ヘルシーを極めるなら……
ブッダボウルという食べ物を知っているだろうか。野菜や穀物、アボカド、ヒヨコマメといった植物性たんぱく質豊富な食材にタヒニソースをかけたカラフルなサラダのことだ。アメリカでは、2017年にブームとなると予想された食べ物のひとつだった。実際にInstagramでは「#buddhabowl」というハッシュタグがトレンドになった。東京では近年、クリスプサラダワークスやグリーンブラザーズなど、サラダ専門店が次々とオープンしている。これは前菜の立場だったサラダがメインディッシュとして受け入れられつつあることを表しているのではないだろうか。日本での認知度はまだまだのブッダボウルだが、インスタジェニックなサラダはブームとなるに違いない。
ヘルスコンシャスな考え方やライフスタイルが浸透するにつれ、都内に限らず全国にベジタリアンやヴィーガン、マクロビオティックの考え方を取り入れたカフェやレストランが増えている。ファーマーズマーケットや、大規模なベジタリアンフェスティバルが定着してきた今、野菜への注目はさらに増すばかり。生粋 のベジタリアンやヴィーガンの思想を持つ人でなくとも、野菜をよりたくさん食べたいと考える人が増えてきている。ここでは、自分のライフスタイルや考え方、好みに合った店を探す一助となるべく、東京における15店のヴェニューを紹介する。なお、100%ベジタリアンではないも含んでいるが、メニューの選び方次第では植物由来の素材だけのメニューを組み立てることも可能。臨機応変に使い分けてほしい。
動物性食品を一切口にしないビーガンにとって、東京はハードルが高い都市かもしれないが、昔ほどではない。徐々にではあるが、本格的ビーガンレストランは確実に増えており、好みに合った店がきっと見つかるはずだ。タイムアウト東京が厳選した4軒を紹介する。すべて都心にあり、アクセスも抜群だ。
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