鯛焼きのよしかわ
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東京、たい焼き10選

麻布十番、四ツ谷、人形町などで出合う甘くて可愛い魚たち

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たい焼きは明治時代、今川焼を丸ではない独自の型で作ったことが始まりとされている。当時はさまざまな種類の型が作られたが、その中で、庶民が簡単に食べられなかった縁起ものの鯛が、生存競争を勝ち抜き今に至るようだ。

まず話しておきたいのは、たい焼きの「天然」「養殖」問題。天然とは老舗店で見られる、ひとつひとつが独立した型で焼かれたたい焼きのこと。一般的に生地、餡、生地の順で餡を包むように作られ、火に直接近づけることができるため、薄皮でぱりっとした食感のものが多い。一方養殖は、縦2列に並んだ型に生地を流し入れ、餡を挟み込む、我々が普段からよく目にする作り方で、天然ものに比べ生地が厚めでふわっとしたものが多い。現在では数が少なくなっていることや、作業の手間から、天然ものがやたらと持て囃される昨今だが、皮を重視する人にとっては養殖ものも魅力的な存在なのだ。

ここでは、天然、養殖にこだわらず、東京の美味しいたい焼きを10軒を紹介。頭から食べるか、しっぽから食べるかなど、たい焼きに関する議論は尽きない。手土産として買っていけば、コミュニケーションが生まれるのもたい焼きの魅力だ。

  • カフェ・喫茶店
  • 麻布十番
  • 価格 1/4

『麻布十番』駅 徒歩2分/テイクアウトが利用可能。/営業時間の変更はなし。

麻布十番商店街にある浪花家総本店は、1909年(明治42年)創業の老舗。パリっとした食感の薄皮の中には8時間かけて炊き上げられたあんこがぎっしり。行列はないものの、予約注文が多いためすぐに購入できないことも。しかし、平日の昼間であれば、比較的すぐに食べることができる。土産として人気だが、1階のイートインコーナー、2階のナニワヤ カフェで出来たてを食べることも可能だ。

  • 阿佐ヶ谷

※2022年夏季期間(7月〜9月)たいやきの販売は休止中。10月より再開予定。

2019年1月、南阿佐ヶ谷にオープンしたたい焼き専門店。薄皮でパリッと焼き上がる「一丁焼き」(一つのたい焼きを一つの金型で焼く作り方)で、こだわりの自家製のあんをたっぷりと包み込む。絶妙な歯ごたえと上品な甘みが一体となった味を体験した後では、普通のたい焼きが食べられなくなってしまうかもしれない。価格は1尾200円。

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  • ショッピング
  • 四ッ谷

『四ツ谷』駅 徒歩4分/テイクアウトのみの営業。/営業時間の変更はなし。

四ツ谷にある1895年(明治28年)創業のたい焼き専門店。職人たちが一丁焼きで一つずつたい焼きを焼き上げる様子を眺めることができる。昔ながらのぱりっとした薄皮ながら、ひれなどには厚い部分もあり、生地の食感も楽しめる。あんはちぎろうとするとあふれてしまうほどたっぷり。ねっとりと密度が高く、しっかりした甘さと塩気がクセになる。イートインコーナーも設けられているので、出来たてをその場で味わってみてほしい。

※2022年8月1日(月)〜10月31日(月)の営業時間
9時30分〜18時30分(祝日は18時まで)/定休日は日曜

  • ショッピング
  • 人形町

『人形町』駅 徒歩2分/テイクアウトが利用可能。/営業時間の変更はなし。

味自慢の老舗が軒を連ねる人形町の甘酒横丁で行列を作る柳屋のたい焼きも、一丁焼きで作られる薄皮のもの。火の入れ方が抜群で焦げ目がつきながらも、白みがかった皮はさっくりと軽い食感。甘さを抑えたさっぱりとしたあんは、さらりと舌触りが良い。凹凸の少ないレトロな焼き型は、第二次世界大戦以前の歴史あるものだという。

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  • ショッピング
  • 多摩地域

青いレトロなハイエースで営業を行うたい焼き専門店。車ながら、使用する型は「一丁焼き」のもの。少しずつ生地を重ねて焼き上げられた皮は極薄ながらも存在感があり、外側のぱりっとした食感、内側のもっちりした食感、どちらもしっかりと感じることができる。たっぷりと入ったつぶあんは、豆の食感を残した緩めの仕上がりで、出来たては汁粉のよう。土曜日は吉祥寺に移動しての営業となるので注意が必要だ。

  • ショッピング
  • 根津

根津のたい焼き専門店。もとは人形町柳屋の支店だったという同店は、当然一丁焼き。ぱりっとした表面と中のもちっとした食感のコントラストが印象的だ。しっぽまでしっかりと入った無添加のあんは、甘さ控えめで上品な味わい。前日までに電話で予約を入れればあんこのみを買うこともできる。人気店のため常に行列だが、回転は早いので比較的すぐに購入することができる。

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  • ショッピング
  • 調布

『国領』駅 徒歩1分/冷凍たい焼きの取り寄せ、テイクアウトが利用可能。

国領駅近くに、東京でも有数のたい焼き屋がある。使用する材料は小麦、小豆、砂糖に至るまで北海道産にこだわっており、カテキンをプラスした厚めの生地は、外はカリカリで、中はもちもちとした食感が楽しい。定番の「つぶあん」は、甘すぎず上品な味で食べ飽きることがない。「白あん」「カスタード」に加え、桜やサツマイモなど、時期によって変わる「季節あん」も人気だ。

  • ショッピング
  • 下高井戸

『下高井戸』駅 徒歩5分/テイクアウトが利用可能。/営業時間の変更はなし。(なくなり次第終了。)

下高井戸のたつみやでは、1個150円という安さでおいしいたい焼きを食べられる。店内でたい焼きを焼いてくれる女性店員に、「羽はそのままで」と頼むと、運が良ければサクサクの羽根付きたい焼きを楽しめる。皮はこんがり茶色の見た目を裏切らないカリカリの食感。つぶあんは最近の流行から言えば少し甘めだが、塩味もきいていてしつこさを感じることはない。

※2022年夏季期間(7月〜9月)たいやきの販売は休止中。9月初旬より再開予定。

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  • ショッピング
  • 恵比寿

恵比寿駅近くにある人気店、ひいらぎのたい焼きは、30分かけじっくり焼き上げるため、皮の表面はかりかりで、中はむっちり。ヒレからはみ出るほどたっぷりと入った、ほくほく食感のあんこも甘めで絶品。夏期は、ソフトクリームにの入ったカップに、たい焼きが飛び込んだようなシュールなルックスの「たい焼きソフト」も人気がある。

  • カフェ・喫茶店
  • 築地
  • 価格 1/4

築地場外市場のさのきやで販売されているのは、たい焼きではなく「マグロ焼き」。まるまるとしたボディの「本マグロ」は、あんに十勝産小豆の最高級品種「豊祝」を使用。パリパリ食感の皮は、中は厚みがありふわふわで、薄皮があまり好みではないという人にもおすすめ。もちもちの皮につぶ餡とあんずが入った「中トロ」なるメニューもある。

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