瀬戸内とりかつ

東京、立ち食い串カツ5選

渋谷や立石、新宿で、関西名物の串カツをリーズナブルに楽しむ

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テキスト:中山秀明

串カツ居酒屋のベンチャーが躍進するなど、大阪名物の串カツが東京に浸透して久しい。そのなかで、よりリーズナブルかつスピーディーに楽しめる、立ち食いスタイルの店も存在する。ソースの二度漬けがNGで、牛や紅ショウガが定番の王道関西スタイルから、トリ串を名物に、ポン酢ダレとユズ胡椒で味わわせる個性派まで多種多様。天ぷらよりもパンチの効いた味わいで、満足度の高い串カツは一軒目や晩酌にもってこいだ。

  • 新宿三丁目
立ち呑み串カツ田中 新宿京王フレンテ店
立ち呑み串カツ田中 新宿京王フレンテ店
串カツ文化を全国に広めたことで知られる、串カツ田中。その多くの店舗はテーブル席で楽しむ大衆酒場スタイルだが、中にはスタンディングの店舗も存在する。冷菜類やおかわり自由のキャベツはセルフサービスであるなど、独自のシステムがあり、メニューはより安価。あの絶品串カツは当然同じ味で全品108円だ。土手煮も串で1本108円、『肉吸い豆腐』も248円で味わえる。ハイボールが108円で飲める、平日18時までのハッピーアワーは見逃せない。
  • 立石
毘利軒
毘利軒
線路沿いにあり、駅の出口からも見える距離に佇むアクセス至便な一軒。大阪、通天閣のシンボルであるビリケンを店名にしていることからも分かるように、正統派の大阪串カツを味わえる。多くは2本からの注文制で、1本90円~。オーダーに迷ったら、店内に貼り出してある人気ランキングを参考に。よりリーズナブルに楽しむなら生ビールに4本の串カツが付く『生ビールセット』(860円)や『串カツ6本セット』660円を活用しよう。  
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  • 北千住
天七 本店
天七 本店
1975年創業。東京の下町、北千住で40年以上も関西風の串カツを提供し続ける行列店だ。大きなカウンターをぐるっと囲む立ち食いスタイルで、人気メニューは早い時間で売り切れることも。串は2本からのオーダー制で、価格は具材に応じて160円と190円の2つ。珍しい逸品に『メンチ玉』があり、『カレー玉』やニンニクの効いた『元気玉』もぜひ味わいたい(各190円)。並ぶ場合は、近くの天七 分店に行くのも手だ。
  • 渋谷
瀬戸内とりかつ
瀬戸内とりかつ

大阪の王道串カツの具材は牛だが、瀬戸内とりかつでは鶏をメインに提供している。部位は多彩で、モモやセセリ、ハラミ、ササミ、ツクネ、レバカツは162円で味わえる。シソササミやササミチーズは194円。そのほか、豚や魚介、野菜の串揚げ、つまみやご飯ものなども充実している。店名の由来は瀬戸内名物の柑橘(かんきつ)にあり、ポン酢タレやユズ胡椒で味わうのがオススメ。串カツ5本にドリンクが付く1,080円のセットは、19時までは2杯飲める。

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  • 高田馬場
三代目 天久
三代目 天久
高田馬場駅から徒歩1分ほどの雑居ビル1階奥にある立ち食い串カツ店。店内はどことなく洋風の雰囲気もある。価格がシンプルで、串カツとそれ以外のつまみは130円。酒は454円均一で、ホッピーとハイボールの中身は各216円という設定だ。パン粉が粗めで牛や紅ショウガはないなど、大阪流ではないが、トンカツのようにジューシーな豚をはじめ味は絶品。ソースはボトル入りで、ガーリックオイルやスイートチリなどでも味わえる。

立ち食いにはまる……

高級日本料理の代表格というイメージが強い寿司だが、もともとにぎりり寿司は、せっかちな江戸っ子のために生まれた屋台の味。当時のファストフードと言える存在だった。現在では回転寿司という選択肢もあるが、今回は本来の姿に立ち返り、東京のおいしい立ち食い寿司を紹介したい。一人でも気軽に立ち寄れる店ばかりなので、急に寿司が食べたくなったときに駆け込もう。

東京、立ち食い焼き肉5選
東京、立ち食い焼き肉5選

焼き肉といえば数人で網を囲み、ゆっくりと楽しむ。そんなスタイルが一般的だが、東京のグルメシーンは多種多様。対面式カウンターで楽しむ、一人や少人数向けの立ち食い焼き肉店も存在する。店側としては省スペースかつ、客の回転率が良いという利点があるため、メニューは破格だ。中には、好みの部位を1枚からオーダーできる店もある。赤身、霜降り、ホルモンと、気兼ねなく思い思いの焼き肉タイムを楽しんでみては。ここでは、ふと、一人で存分に肉を楽しみたいと思ったときに行きたい立ち食い焼き肉店を紹介する。

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