小説『ハリーポッター』の主人公ハリーがキングズクロス駅の9と4分の3番線から魔法の世界に行くように、浅草には幻想的かつガーリーなカフェへと続く1つの扉がある。目印は、フルタ靴店という色あせた古い看板。その下にある黄色の扉が入り口だ。ピンクの壁にだまし絵のような床、無造作に重ねられた可愛らしいカップ。まるで、おとぎ話の中に迷い込んでしまったようなこの空間は、オーナーの平野千穂がDIYで作り上げた。メニューは、コーヒーやブレンドティーをはじめ、自家製のチーズケーキやスコーンなどを提供。優雅なティーパーティーを楽しもう。
東京観光の定番スポット浅草と、下町ならではの街並みと注目の最新ショップが混在する蔵前。まったく雰囲気の異なる2つの街だが、共通するのは面白いカフェが多いということだ。倉庫をリノベーションしたカフェや、DIYでイメージ通りの空間を作り上げてしまったカフェなども多く、モノづくりの街であることをひしひしと感じさせてくれる。浅草と蔵前は、徒歩10分ほどで互いの街へ行くことができるので、様々なカフェを巡ってみてほしい。