ナム
Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

東京、2024年にオープンしたミュージックヴェニュー5選

渋谷や中目黒で自分らしい音楽との付き合い方を見つける

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国内外の音楽ファンにとって魅力的なスポットが次々と登場する東京。特にインバウンド客には、リスニングバーやジャズ喫茶など、音楽をじっくり楽しむ場所が注目されている。飲んで踊るだけでなく、アートを鑑賞したり食事を楽しみながら音楽に浸れるヴェニューが音楽との距離を縮め、ナイトライフの楽しみ方の幅を広げているのだ。

ここでは2024年にオープンし、東京の音楽シーンに新風を吹き込む、注目のミュージックヴェニューを紹介する。自分らしい、音楽との付き合い方を見つけられるだろう。

  • Things to do
  • 中目黒

2024年2月に中目黒の高架下にオープンした「ヘイヴン」は、「食」「音楽」「アート」を通じて、異なるバックグラウンドを持つ人々が交わり、新たなつながりを築く未来の発信地。年齢や国籍、関わる業界を問わず、昼と夜で異なる体験が楽しめる空間を演出する。

エントランスには、レストランとカフェ、デリのエリアを設置し、ビーガンやペスカトリアン向けのオリジナルメニューを提供。テラスでは、芝浦店から移転オープンした「ザ グッドバイブス(THE GOOD VIBES)」によるサンドイッチやハンバーガーが味わえる。

夜になると、雰囲気が一変。エントランスの場所が変わり、インダストリアルな雰囲気が漂う「The Tunnel」と名付けられた約50メートルの空間を抜けると、「ミュージックエリア」にたどり着く。質の高い音と光の効果が特徴の、非日常空間だ。

ミュージックエリアでは、ディープハウスからテクノまで、幅広いイベントを開催。展示会やハイブランドとのコラボレーション、リリースパーティーなども実施する。

中目黒の新たなランドマークとして注目されるヴェニューだ。

  • クラブ
  • 渋谷

アナログなサウンドシステムやベテランのDJにより、クラブ本来の魅力を感じることができる場であった「青山ゼロ」が2024年6月に惜しまれつつも閉店。その跡地に、ゼロで大切にしてきた意思を引き継ぎながらも、より新しいカルチャー発見をできる場として「ナム(NUMM)」がオープンした。

木に囲まれた温かい雰囲気は変わらぬまま、以前は白かったバー前の壁などは深い青色に塗られ、「一人でもくつろげるように」という工夫が施されている。ドリンクも質にこだわり、クラフトビールやメルカル、テキーラ、ナチュラルワインなども取り入れた。

昼間はカフェ営業に加え、ギャラリーとして彫刻やインスタレーションアートなどの展示・販売も実施。青山ゼロの計算された部屋づくりによって、低音から高音まで解像度の高い音を楽しめる音響環境を活かし、より幅広いジャンルの音楽を聴ける場所になった。

「ここでしか鳴らない音」にこだわった奥行きのある音響を、耳だけでなく全身で体感してほしい。

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  • 渋谷

2024年7月に閉店した、「バー エルエスディー(Bar LSD)」が、大人と若者の社交場として楽しめるミュージックバー「Bar Palms」としてリニューアルオープンした。以前の宇宙のような異空間的な内装とは異なり、ヤシの木をはじめ、1980年代のカフェバーブームやマイアミを思わせるピンク色に光るネオン管が印象的だ。

週末にはセクシーなダンサーによるパフォーマンスや、ヴァイナルDJによるソウルフルなDJセットが楽しめる。ドリンクは、スタンダードなカクテルに加え、ソムリエが厳選したワインやウイスキーを提供。外国人や若者など幅広い人が集まる社交場なので、新しい出会いがあるかもしれない。上質な酒とともに、音楽に身を委ねてみてほしい。

  • ナイトライフ
  • 三軒茶屋

新たなカルチャーの発信地として、三軒茶屋にオープンした「モンキーバー(MonkeyBar)」。ディープな音楽ファンが集う、茶沢通り沿いの「DJ BAR 天狗食堂」正面に位置する。

 提供されているのは、スパイス焼酎やクラフトビール、ナチュールワインといったこだわりのドリンク。壁にサルが描かれた店内は落ち着いた雰囲気で、気さくな雰囲気の店主が夜の三軒茶屋に迷い込んだ者を明るく迎えてくれる。

開催されるイベントは、ヒップホップやハウス、テクノまで幅広い。三軒茶屋の街を一望できる屋上もあり、バーベキューやテントサウナが登場することもあるという。終電までに帰りたい人も、三軒茶屋の小箱回遊の最終地点として利用したい人も、心地よい時間が過ごせるだろう。

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  • 渋谷

「渋谷サクラステージ(Shibuya Sakura Stage)」SHIBUYAタワー38階にオープンした、上質な音楽と料理が楽しめるグリルダイニング&ミュージックバー。手がけたのは、東京のフードシーンをけん引するイートクリエーターが東急不動産と開設した「日本食品総合研究所」だ

フロントからグリルダイニング、ミュージックバーまでのBGMとレコードの選盤を手がけたのは、DJとしても活躍する伍堂英太。ドリンクメニューは、バーテンダーの野村空人が監修した。

ミュージックバーエリアには音響機材ブランド「Taguchi」のスピーカーを採用し、オリジナルのサウンドシステムを構築。週末になると。DJやセレクターがターンテーブルに盤を乗せる。

渋谷を一望できる最高の空間の中で、ゆったりと音楽に心を預けてほしい。

音楽に身を委ねるなら......

  • 音楽

渋谷や下北沢など繁華街にほど近いながらも、どこか落ち着きのある街、三軒茶屋。三角地帯やすずらん通り、淡島通り、茶沢通りなど、ディープで魅力的な飲食店が集まるスポットが揃っている。

本記事では、どこかで遊ぶ前や飲食店からのはしご、帰路に着く前の終着地など、さまざまなシーンにぴったりなミュージックバーを紹介する。静かに音楽に耳を傾けたい夜も、誰かと踊りたい夜にも、立ち寄ってみては。

  • 音楽

ライブハウスやクラブなど、ミュージックヴェニューがひしめく街、下北沢。目当てのバンドやDJがいる時に遊びに行くことも多いだろう。ひとまず景気付けにビールを注文する人が多いかもしれないが、少しだけ待ってほしい。その店のオリジナルドリンクやこだわって仕入れている酒をぜひ試してみてほしいのだ。

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