ーまず、南ドイツというバンドが結成に至るまでのエピソードを教えてください。
K:バンドを結成したのは2014年くらい。幾何学模様(※1)が開催していた『Tokyo Psych fest』っていうイベントで、最初のドラマーと知り合って。そのドラマーがクラウトロックが好きだったことがきっかけで、ちょっとバンドやってみようかって話になって。それで当時のメンバーと作った音源をいろんなレーベルに送ってみたら、イギリスのカーディナルファズ(Cardinal Fuzz)っていうレーベルから返信があって。そこで最初のレコードがリリースされることが決まったんだよね。
(※1)幾何学模様:東京出身のサイケデリックロックバンド。アジアの音楽シーンを世界へ発信することを目的とした音楽レーベル「Guruguru Brain」も主宰する。
ー最初のメンバーというと、現在はメンバーが変わったのでしょうか。
K:そのレコードリリースが決まった後に最初のメンバーの2人が辞めちゃって。今のメンバーのTakuがTolchockっていうバンドをやっていたんだけど、そこもちょうどメンバーが辞めちゃって。それで一緒にやろうっていうことになって、その後にベースのISEくんが加わったって感じかな。
ー幾何学模様のメンバーが主宰するレーベル、Guruguru Brainからアルバムのリリースも行なっていますが、関係を少し教えてください。
K:幾何学模様とはもともと共通の友達がいて顔見知りだったのと、高田馬場にあるスタジオでジャムしたりする仲で。それで、幾何学模様のメンバーのTOMOくん(ギター)が高円寺に引っ越す、ってことになったんだけど、その流れで自分もそこに住みたいなってなって(笑)。それで彼らの高円寺のボロ家に居候し始めました。