1. ドラァグクイーンの歴史を学ぶ
ドラァグクイーンとは、主に男性が女装したパフォーマーのこと。ゴージャスなヘアメイクときらびやかな衣装を身にまとい、女性性を誇張したリップシンク(口パクでの歌唱)やダンスなどのパフォーマンスを特徴とする。
ゲイ差別が激しいアメリカでコメディーと社会風刺を兼ねて誕生し、ゲイクラブなどアンダーグラウンドシーンを中心に活動してきた。
日本では1980年代後半から、国内ドラァグクイーン先駆者の一人、シモーヌ深雪(ふかゆき)や京都のアーティスト集団「ダムタイプ」のメンバーらを中心にクラブメトロやアートシーンで発展。90年代初頭には芝浦のクラブ「ゴールド(GOLD)」で女装コンテスト「ミス・ユニバース」などが開催されるようになり、1996年には雑誌「流行通信」で「ドラッグ・クイーン」(ドラァグではなく)の初の特集が組まれた。