Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa
Photo: Keisuke Tanigawa

東京、高級ホテルのオリジナルフレグランス8選

都内の憧れホテルの香りを自宅でも楽しむ

Mari Hiratsuka
テキスト:: Aya Hasegawa
広告

 タイムアウト東京 > ホテル> 東京、高級ホテルのオリジナルフレグランス8選

ホテルに足を踏み入れた瞬間、ふわっとすてきな香りに包まれる、なんて経験をしたことはないだろうか。エレガントでどこか懐かしく、そのホテルを象徴しているかのような香りだ。

複数のホテルが、ゲストを非日常へと誘うオリジナルの香りを有していることが分かった。ホテルによっては、オイルやディフューザー、バスソルトなどにして販売しているほか、オンラインでも購入できるものもある。

自宅にいながら、ラグジュアリーなホテルにいるようなリュクスな時間を演出してみては。

関連記事
東京、ホテルで楽しむクリスマスアフタヌーンティー6選
東京、イルミネーション2022

  • ホテル
  • 高級ホテル
  • 汐留

わくわく感を呼び起こす誘惑と若返り・活性化の香り

「コンラッド東京」のロビーフロアやエグゼクティブラウンジでは、ユズとべルガモットの柑橘系と、バイオレット、ラベンダーのフローラル系、オレンジウッド、グレイアンバー、パチョリの香りなどをブレンドしたオリジナルエアアロマ「Experience(エクスペリエンス)」を使用している。

最初に香るユズとベルガモットがゲストのわくわく感、どきどき感を呼び起こす。その後で香ってくる深みのあるオレンジウッドとエキゾチックなパチョリがブレンドされたラベンダーの香りは気持ちをリラックスさせる効果が期待できるのだとか。

伝統的な香りと現代的な香りを融合させ、誘惑と若返りと活性化の香りを創出した「Experience」は、「アロマオイル」(4,400円)、「ルームスプレー」(5,500円)、「アロマキャンドル」(7,150円)、「ディフューザー」(1万1,000円)の4種を、28階のフロントデスクで販売している。

  • ホテル
  • 大手町

花々が満開に咲き乱れる東京の「春」を表現

世界のアマンホテルをイメージして作られた「アマン ファイン フレグランス コレクション」。2021年には「アマン東京」をイメージした「HARU(ハル)」も仲間入りを果たし、現在は全7種がラインアップしている。

アマン東京の開放的な窓一面からは、都会と自然があいまった東京の景色を見渡すことができるが、「HARU」の香りは、そこから感じられる優しいそよ風と桜をはじめとする花々が満開に咲き乱れる東京の街を表現したものだ。

⽇本語の「春」にちなんで名付けられ、繊細なフローラルの層と爽やかなアプリコットやグリーンティーのアクセント、なめらかなムスクが混ざり合い、さらにタバコの葉の⾹りにも似たマテ茶の温もりも加味されている。

7つの香り全て7.5ミリリットルのトラベルサイズで楽しめるフレグランスセット「アマン ファイン フレグランス コレクション ディスカバリーセット」(3万3,000円、以下全て税込み)は、「アマン・スパ」で販売中だ。

アマン ニューヨークの摩天楼がそびえ⽴つ、冒険に満ちあふれた街の⾹り、インドネシアの深いジャングルに秘められたエネルギー、そして深みのある花のような⾹りなど、アマンのディスティネーションを象徴するフレグランスが世界旅行へと誘う。

広告
  • ホテル
  • 高級ホテル
  • 日比谷

ローカルのキュレーターによる地域ごとのバスアメニティー

全世界10都市にある「ザ・ペニンシュラホテルズ」では、ホテルが建つその土地の文化や伝統を取り入れるという経営哲学のもと、バスアメニティー2021年3月にリニューアル。

各都市にローカルのフレグランスキュレーターを起用し、それぞれ異なる香りのバスアメニティーを展開している。ニューヨークはゴールデンマルメロ、ピオニー、ムスクを、香港はジャスミン、アガーウッド、アンバーをブレンドした香りを用意した。

東京は、日本人調香師の大沢さとりが監修。サンダルウッド(白檀)のウッディーな甘さに、ユズをはじめとするシトラス調の軽やかさ、そして清廉なスミレやアヤメなどのしとやかな香りをブレンド。日本の木の文化をいかした内装やスイートルームの開放的な窓から望む、皇居外苑や日比谷公園の緑、伝統的な和紙照明が灯す温かさなどを香りに表現した。

ザ・ペニンシュラホテルズでは「持続可能なラグジュアリー」をテーマに掲げており、肌に優しい天然成分を原料にし、パッケージには化学物質を排除したリサイクル可能な素材を使用している。

  • ホテル
  • 虎ノ門

日本の四季に合わせた4種の香りがラインアップ

「虎ノ門ヒルズ 森タワー」の51階に位置する「アンダーズ 東京」のレセプションロビー。そこへ続くエレベーターホールに降り立つと、日本ならではの四季を表現したオリジナルの香りが出迎えてくれる。客室にも、季節に合わせた同じ香りのバスソルトなどを用意。

3~5月の春のアロマは、誰もが待ち望む美しい桜の季節を表現した「Spring Sakura」。フレッシュな春の香りが一斉に芽吹く。6~8月は夏のアロマ「Summer Bamboo」が登場。凛(りん)とそびえる青々とした竹と、暑さの中に一服の涼をもたらす打ち水の清涼感をイメージした香りが特徴だ。

9~11月の秋のアロマ「Autumn Rice」は、豊かで輝きのある稲穂の香りに着想を得た。実りの季節を迎えた黄金色の大地が脳裏に浮かぶ、雄大でエレガントな香りが魅力。

12~2月の、旬の香り高いユズを使った、冬のアロマ「Winter Yuzu」は、柑橘にスパイシーなジンジャーをきかせた柔らかく温かな香りを放つ。

全4種の「アンダーズ 東京 オリジナルエアミスト」(各2,200円)は、ホテル37階の「AO スパ&クラブ」で販売している。

広告
  • ホテル
  • 日本橋

日本らしい香りにこだわり、「喜びと驚き」を提案

「マンダリン オリエンタル 東京」の「MANDARIN ORIENTAL, TOKYO ORIGINAL BLENDED ESSENTIAL OIL」は、ハーブのある暮らしを提案するライフスタイルカンパニー「生活の木」とともに開発したオリジナルエッセンシャルオイル4,290円)だ。

ホテル名にもなっているマンダリン、ベルガモット、ラベンダーなど、8種の香りを調合。高知県馬路村のユズや奈良県吉野のヒノキを使用し、何度もブラインドテストを繰り返すなど、「日本らしい香り」にもこだわった。

紅茶を淹れた時のような上品な雰囲気を漂わせる「喜びと驚き」に満ちたエッセンシャルオイルは、ベッドサイドに用意されるほか、ホテル内のスパブティックでも販売している。

  • ホテル
  • 大手町

ブルーサイプレス、アニス、ユーカリなど11種類のエッセンスを調合

ロビーフロアで透き通るように清らかな静けさを感じる清涼な香りを放つ、「パレスホテル東京」のオリジナルアロマ「PURE TRANQUILITY」は、ブルーサイプレス、アニス、ユーカリ、レモン、ライムなど11種類のエッセンスをブレンドしたもの。隣接する皇居外苑の凛とした空気をほうふつとさせる香りが印象的だ。

公式オンラインショップとレセプションでは、リードディフューザー300ミリリットル(1万4,300円)やファブリックミスト(2,530円)、バスソルト(4,400円)のほか、直接肌に付けられるボディークリーム(4,180円)、ロールオン(3,190円)も販売。

パレスホテル東京が大切にしている「自然との調和」を、自宅や職場でも楽しむことができる。

ボディークリームは乾燥しがちな冬の時期のリラックスタイムに、ロールオンタイプは仕事中のちょっとしたリフレッシュにと、さまざまなシチュエーションで活用できるのもうれしい。

広告
  • ホテル
  • 六本木

日本の庭園をイメージした、「グリーン シトラス」の香りに包まれる

「ザ・リッツ・カールトン」では、世界各国に点在する各ホテルにおいて、それぞれのオリジナルフレグランスを定めている。「ザ・リッツ・カールトン東京」では、四季折々で多彩に表情を変える美しい日本の庭園をイメージした、「グリーン シトラス」を採用。グリーンティー、レモン、ローズ、アンバーの香料を調香して作り上げた香りは、ロビーやラウンジ、客室フロアの廊下などで体感できる。

リフレッシュとリラックスの効果を兼ね備えた「グリーン シトラス」の香りは、電気や火を使わないリードディフューザー(1万1,000円)、またはより素早く空間に香りが行き届くアロマキャンドル(1万1,000円)が購入可能だ。

  • ホテル
  • 恵比寿

全世界共通のホワイトティーの香りで出迎え

世界の45以上の国と地域に225軒以上のホテルがある「ウェスティン」ブランドのホテルでは、全世界共通で、ホワイトティー(白茶)の茶葉に杉のウッドチップ、バニラを調合し、ムスクで深みと豊かさを加えたオリジナルの香りがある。

ホワイトティーの香りは心を落ち着かせ、柔らかな静けさと幸せな気分を呼び起こすのだとか。ロビーにも、爽やかで洗練されたホワイトティーのアロマが漂う。客室にもホワイトティーの香りをまとったバスアメニティーを用意している。

アロマは「ホワイトティーシリーズ」としてオンラインショップで販売中だ。在庫があれば、フロントでも購入できる。

冬の東京を満喫するなら

  • Things to do

今年も東京の夜を彩るイルミネーションが各所にともる。ここでは、ロマンチックな大人の雰囲気を楽しめる丸の内や、豪華なイルミネーションが圧巻の読売ランドといった定番スポットなどを紹介。恋人や家族、友人と、思い出に残る時間を過ごしてほしい。

  • ショッピング
  • ベイカリー・パン屋

ドイツに古くから伝わる伝統的なパン菓子「シュトーレン」。生地にはナッツやドライフルーツが贅沢に混ぜ込まれ、表面には砂糖がまぶされたドイツのクリスマスには欠かせないもの。たっぷりのスパイスとバター、さらにラム酒やブランデーを練り込んで焼いているため、日がたつにつれ味がなじみ、おいしさが増す。ずっしりと重くて日持ちするのが特徴だ。

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告