多くのプロジェクトを進めるなかでチョンプーを立ち上げた
現在、森枝の最新の肩書はイートクリエイター社のプロデューサー兼シェフだ。
同社は単なる外食企業ではなく、「食とフードホスピタリティの分野で文化とコンテンツ、そして仕組みを創造する」がコンセプト。
森枝は飲食店の立ち上げと運営、一般企業の社員食堂やコスメブランドとのコラボレストランの開発、コロナ禍での医療機関への弁当提供プロジェクトなどに関わる。
森枝は常時20〜30個の仕事を進めつつ、週2回は自身がプロデュースした渋谷のタイ料理店、チョンプー(CHOMPoo)の調理場に立つ。2019年11月のリニューアルオープンが当時話題となった渋谷パルコの、4階に入っている。
チョンプーのコンセプトは「日本初上陸ではない、スパイシーなだけではない、フレッシュハーブをふんだんに使った体が喜ぶしみじみおいしいタイ料理」の店だ。
森枝が前職でシェフを務めた三軒茶屋の人気店、サーモンアンドトラウト(Salmon & Trout)時代に海外の名店を食べ歩き、特に魅了されたという東南アジアで得たエッセンスが詰まっている。