監督:阪元裕吾
漫画『それでも町は廻っている』『天国大魔境』で知られる石黒正数の傑作青春コミックを、映画『ベイビーわるきゅーれ』シリーズで一躍時の人となったフィルムメーカーの阪元裕吾が映画化した。
大学の女子寮で同室に暮らす、バンドマンの先輩と古本屋バイトの後輩が繰り広げる葛藤の日々を描いた作品だが、原作のモラトリアムでオフビートな会話劇を実写化するに当たってコレ以上の人選は無いだろう。
阪元はおそらく『ベビわる』を撮る上で少なからず『ネムルバカ』を参照したはずだ。ティーザーの時点で成功を確信させる、本年度随一の期待作。音楽もいい。
配給:ポニーキャニオン、3月20日(木・祝)公開