チームラボプラネッツ
Photo: Kisa Toyoshima絶滅動物が住む『つかまえて集める絶滅の森』
Photo: Kisa Toyoshima

チームラボプラネッツでしかできない5つのこと

「つかまえて集める森」「運動の森」など新エリアの魅力を紹介

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単一アートグループとして世界で最も来館者が多い美術館として、ギネス世界記録に認定された、豊洲の「チームラボプラネッツ東京 DMM」。国内外から高い評価を受ける同館が、2025年122日(水)に大規模拡張しオープンした。

今回、絶滅動物を捕まえる『つかまえて集める森』や、創造的な運動空間の『運動の森』といった20点以上の作品群を公開。さらに、ランを育成する空間で茶や酒を楽しむ『Orchid Glass House』などの新設や、ビーガンラーメンを食べる作品空間『Black Emptiness Table』も大々的にリニューアルした。

ここでは、新しい見どころが満載の増設スペースの魅力を5つに絞って紹介したい。

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1. 絶滅動物をコレクションする。

『つかまえて集める森』には、マンモスやダイアオオカミ、海辺ミンクなど、絶滅した動物や海の生物が住む。この森で、スマートフォンのカメラで動物たちに光の矢を放つと、アプリ上で図鑑を作ることができる。

動物が図鑑に収集されると、おのおのの生態情報が書き込まれる。同じ生物を何度も捕まえると、生態の詳細がアップデートされていく。また、床には海の生物が泳ぎ、それは網を放ってキャッチ。リリースされた生物は、目の前の壁面に再び出現する。

色鮮やかな生物たちが四方をうごめく幻想的な森で、絶滅した動物をコレクションし続けると、好奇心が高まっていくだろう。エリアごとに生態が違うため、探検気分であちこちを見渡してほしい。

なお、アプリが入ったスマートフォンは、入口で貸し出しもしている。

2. 創造的に運動してみる。

身体を通して世界を認識する『運動の森』。その中の『あおむしハウスの高速回転跳ね球』では、同じ色の球を渡ると、カラフルな「あおむし」がたくさん生まれ、空間が変化する。生まれた「あおむし」はスペース外の壁面でサナギになり、チョウとなり、あらゆるスペースに動いていく。

『マルチジャンピング宇宙』では、「トランポリン」上の床に足を踏み入れると、重力で時空がひずみ、惑星が生まれる。その惑星をジャンプして進んでいくと、惑星が徐々に大きくなり、やがてブラックホールとなる。

そのほかにも、滑り台を滑ると、食のつながりを生み出す水やミツバチが影響し合い、フルーツや種になる『すべって育てる! フルーツ畑』といった、食や宇宙のつながりを身体を使って体感する運動空間が広がっている。立体的に、創造的に動いてみよう。

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3. ミニチュア世界とたわむれる。

小さな住人が住む世界に影響を与えることができる『学ぶ!未来の遊園地』。積み木をテーブルに置いたり、光のペンで窓に絵を描いたりすると、中の世界で大きく変化し、永遠に世界が繰り広げられる。

例えば、黄色のペンで壁面に絵を描くと、それが物体となり動き出す。そして、そこの住人たちがそれで跳ねたり、渡ったりする。また、積み木のフライパンをテーブルに置くと目玉焼きが焼ける。フライパンをテーブルから離すと、卵が下に落ちる。

このような一つの動作を通じて、瞬く間に不思議に広がっていく小さな世界は、実にかわいらしい。光のペンは色によって役割が違うので、全部試してみてほしい。

4. 動物の視点で世界を見てみる。

『スケッチ環世界』では、紙に自分で描いたタカやイルカ、チョウなどが立体で出現し、壁面の世界を自由に飛び立つ。スマートフォンをゲームのように動かすと、描いた生物も壁面で動き出す。

そして、スマートフォンのアプリ上では、タカが同時に2つの視点をフォーカスできるといった、自分が描いた動物の視点で世界を見ることができる。生物がそれぞれ主体的に知覚する世界を指す「環世界」をのぞけるのだ。

また、描いた絵は、ハンドタオル、トートバッグ、Tシャツなどでオリジナルのプロダクトとしても持ち帰れる。来館記念にぜひ作ってみては。

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5. 作品空間でビーガンラーメンを味わう。

屋外スペースも一新。同館の作品空間で咲いたランの花が散った後に、再びランを育成する空間で茶と酒を飲む「Orchid Glass House」や、再育成された好きなランを持ち帰れる「Loving Art Store」が新設した。

また、アート空間でビーガンラーメン「Vegan Ramen Uzu」を味わえる空間「Black Emptiness Table」もリニューアル。ラーメンは、単なるビーガン料理にとどまらず、日本独特の発酵文化やうまみを取り入れている。濃厚な味わいの味噌スープや香ばしいシイタケなどが、遊んだ後の空腹を満たすだろう。

新しく大規模拡張した「チームラボプラネッツ東京 DMM」。五感を通して、さまざまな遊びや学びを体感してほしい。

1月の予定を立てるなら・・・

  • レストラン

1月も、世界各国の文化やグルメが楽しめる国際フェスティバルが開催される。アジア圏の旧正月は、1月や2月にあたる重要なイベント。代々木公園ではベトナムの旧正月「テト」を祝うイベントが開催され、上野恩賜公園ではパンダをテーマにした中国の春節祭が祝われる。「新宿 伊勢丹」で開催中の麻婆豆腐に特化したグルメイベントで、ピリッと刺激的な体験をしてみるのもいいかもしれない。

異国の祝祭ムードを満喫し、心躍るひとときを過ごしてみよう。

  • アート

2025年1月に東京で行くべきアート展をお届け。「パナソニック汐留美術館」のル・コルビュジエの絵画芸術にスポットを当てる日本初の展覧会のほか、「森アーツセンターギャラリー」でのえりすぐりの古代エジプト美術が集結する展示など、見逃せない展覧会を紹介する。新たな年に新たな作品世界に出合おう。

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