1974年開業のサッシペレレは、ブラジルの料理と音楽が楽しめる日本で最初の店としてオープンした。ボサノバ歌手の小野リサの父親が開き、現在は小野の妹が店長を務めている店としても有名。
フードは、日本人向けに食べやすい味に調整されているフェイジョアーダ(豆と豚肉、牛肉を煮込んだ料理)と、サラダ、ポテトがワンプレートになった『マリアランチ』がおすすめ。スパイシーな料理は、『カイピリーニャ』(蒸留酒のカシャーサをベースにしたカクテル)との相性も抜群だ。
タイムアウト東京 > ナイトライフ> 東京、ワールドミュージックを楽しむレストラン&バー
異国の情緒に浸りたい衝動を満たすのに、東京は最高の街だ。無いものを探すほうが難しいほどに、世界中の郷土料理が集まっている場所であることは周知の通り。本記事では、食だけでなく音楽のライブやDJも楽しめる店を紹介する。アフリカやブラジル、カリブ海地域、モンゴルなど、舌と耳で楽しむ世界旅行へ出かけよう。
※2017年の記事を基本情報のみ確認してアップデート
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『東京で行くべきクラブ&ライブハウス』
1974年開業のサッシペレレは、ブラジルの料理と音楽が楽しめる日本で最初の店としてオープンした。ボサノバ歌手の小野リサの父親が開き、現在は小野の妹が店長を務めている店としても有名。
フードは、日本人向けに食べやすい味に調整されているフェイジョアーダ(豆と豚肉、牛肉を煮込んだ料理)と、サラダ、ポテトがワンプレートになった『マリアランチ』がおすすめ。スパイシーな料理は、『カイピリーニャ』(蒸留酒のカシャーサをベースにしたカクテル)との相性も抜群だ。
世界の料理や酒を提供しているバーで、店主が現地で買い付けたカリブ、アフリカ、中南米のレコードや雑貨が所狭しと並ぶ。ライブイベントも多く開催しており、ラテンやレゲエ、アフリカ、ブラジル、サーフミュージックなどのミュージシャンが出演する。
至近距離で演奏を観ながら、本格的なローカルフードをビールやモヒートで流し込む。徐々に体を店に馴染ませれば、ここが東京であることを忘れてしまいそうだ。
音頭や追分など、日本全国の民謡がライブで聴ける酒場。民謡酒場としては東京で最も歴史があり、吉田兄弟が修行していた店としても知られる。ステージでは、全国から集まった民謡奏者や歌手が1日2回演奏を披露している。
迫力ある津軽三味線の連弾や安来節のどじょうすくいなど、見応えのあるステージは観光客にも人気だ。おちょこを片手に名物『活どじょうのから揚げ』や刺身をつつきながら演奏に興じる、いわば日本伝統のライブハウスだ。
アフリカの食や音楽に興味があるなら、浜松町の「カラバッシュ(Calabash)」は一度は行っておきたい。同店は、旅行業界に長年携わってきたオーナーが、観光では味わえないアフリカ文化の深みを伝えるべく2005年にオープンした。マリ、セネガル、コートジボワールを中心に、アフリカ大陸の様々な国の文化を紹介している。
料理は『クスクス』や『ヤッサ』などの定番をはじめ、セネガルの魚の炊き込みご飯『チェブジェン』、西アフリカの揚げ餃子『サモサ』など、あらゆる地方のアフリカ料理が用意されている。とことんアフリカ気分に浸りたい人は、ライスの代わりに、ヤムイモをついて餅のようにした『フーフー』を頼むと良い。
音楽イベントでは、民族楽器のコラを使った演奏やリンガラのライブ、ベリーダンスなど、幅広いプログラムが組まれている。
喫茶店を改装して作られたモンゴル料理店で、レストランであると同時にモンゴル文化の中心でもある。料理のほとんどには羊肉が使われており、餃子やケバブのほか、ジャガイモとともに煮込んだり、しゃぶしゃぶのようにさっと湯がいたり、骨付きのままシンプルに茹でたりと、調理方法はバラエティーに富む。
食事にはジンギスカンウォッカとモンゴル民謡の馬頭琴による生演奏が欠かせない。まるでモンゴルにいるかのような錯覚に陥ることだろう。
ブラジルの本場料理やアルコールを提供しているバーでは、サンバやボサノヴァのみならず、現地で今流行しているブラジル産の音楽を聴くことができる。ヒップホップやドラム&ベースのサンパウロ版など、日本では耳にすることの少ない音楽と出会える。
気になる音源があった時は、ブラジル音楽のソムリエである店主に尋ねれば快く答えてくれるだろう。様々な種類のカシャーサ(サトウキビが原料のブラジル原産の蒸留酒)をロックで飲めるのも、この店ならではだ。
近年、本国メキシコやアメリカでブームになっているメキシコの伝統的な酒「メスカル」。日本ではまだまだ知名度が低いが、世界中の人々に愛される酒だ。今回、麻布十番にあるバー スパイキュール(Bar Spicule)のオーナーで、メスカル公認資格を持ったメスカレロでもあるTETSUに都内でおすすめのメスカルバーを教えてもらった。
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