今すぐメキシコシティを訪れるべき10の理由

見て、飲んで、体験して......メキシコシティの魅力を知る旅へ
Written by Time Out Tokyo. In association with メキシコ外務省
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次の休暇にどこへ行こうかと考えているならメキシコシティはどうだろう。メキシコシティには、先住民の文化の痕跡や、盛大な死者の日の祭り、おいしい料理など見どころが満載だ。  

地球の裏側に位置していながら、日本とメキシコの文化は近い部分が数多くある。例えば、それぞれの国を代表する飲み物、テキーラと日本酒に対するプライドや、体と体だけで闘うプロレスと相撲の熱烈さ、そして、先祖の文化などだ。

2つの国には大きな違いもあるが、世界有数の大都市である東京とメキシコシティに共通する文化を楽しんでほしい。ここでは、メキシコシティの魅力を「今すぐ行くべき10の理由」として紹介する。

1. 古代文化の名残を歩く。

素晴らしい文化が豊富にあるメキシコ。メキシコシティにはさまざまな考古学的な遺跡があり、もっとも重要な遺跡の一つは街の中心で見つけることができる。それはスペインの侵略により1521年に終えることとなったアステカ帝国の首都、テノチティトランの名残を感じられる神殿、アステカ遺産 (Seminario 8, Centro Historico, Mexico City)だ。ここでは、過去と慣習を学ぶ特別な経験ができるだろう。

2. ガリバルディ広場でテキーラを飲む。

メキシコで最も有名な飲み物はテキーラだ。ハリスコ州で造られた青アガヴェのテキーラは特にうまい。テキーラについて学ぶために訪れるべき場所は、歴史の背景を知ることができるガリバルディ広場(Just off of Eje Central downtown., Mexico City 68116)。

広場では、リトルホースと呼ばれる小さなグラスで提供されるテキーラを楽しむことができ、午後から夜までずっとマリアッチが演奏するボヘミアンソングも楽しめる。ここで何杯テキーラが飲めるか試してみよう。

3. プロレスを見て興奮する。

相撲が日本の重要な文化であるのと同じように、メキシコにも衝撃的な出会いができる、ユニークな場所がある。

アレナ・メヒコ(Doctores, Cuauhtémoc, Ciudad de México, Distrito Federal )では、アクロバティックで熱いルチャリブレ(プロレス)を観戦することができる。サイント、サウザンドマスク、ブルーデーモンといったクラシックなものからラ・パルカ、サイコクラウン、サンオブザゴーストといった最新のものまで、ファイターのカラフルなマスクにも注目だ。

ちなみにルチャリブレは、2018年にメキシコの無形文化遺産に指定された。

4. 素晴らしい料理の数々を楽しむ。

首都では世界中のさまざまな料理が楽しめるが、もちろん最も多いのはメキシコ料理だ。

メキシコ料理の味を高めた、世界的に有名なレストランのPujolTennyson 133, Polanco, Polanco IV Secc, Miguel Hidalgo, 11550 Ciudad de México)のほかにも、街中にはさまざまな露店も立ち並ぶ。タコスやポゾレ、ケーキ、ケサディーヤなどがあなたを待っている。

5. ソチミルコ運河のツアーに参加する。

ソチミルコCamino Xochimilco tulyehualco s/n col.Pueblo santa maria nativitas zacapa)で、トラジネラと呼ばれる小さなボート(トラジネラ)に乗って、カラフルなクルーズ体験をしてみよう。ここには、国中から集められた多様な植物を発見できる温室や、世界一怖いといわれる「人形の島」などがある。この機会にぜひ足を運んでみよう。

6. 100を超えるミュージアムを訪れる。

アートや歴史は好きだろうか。メキシコシティはロンドンの次に、ミュージアムが多く集まる場所だ。国立人類学博物館や国立歴史博物館などの歴史関連のものや、タマヨ現代美術館や大学現代美術館などのモダンアートやコンテンポラリーアートに特化したものまで、多種多様。

中でも勧めたい場所は、フリーダ・カーロ博物館Londres 247, Del Carmen, Coyoacán, 04100 Ciudad de México, CDMX,)。画家フリーダカーロの家だった場所で、真っ青な外観から「ブルーハウス」として知られる。街の南側に位置し、ここでは彼女の人生や作品制作に使用した資料などとともに作品が飾られている。

7. チャプルテペックの森で午後を過ごす。

チャプルテペック公園Miguel Hidalgo, Mexico City)は、古代アステカ時代から現在に至るまで特別な場所として親しまれている。多種多様な木々が生い茂る園内には国立歴史博物館や、街の景色を眺めることができるチャプルテペック城など見どころも満載。

チャプルテペックを訪れたら、動物園に立ち寄ることも忘れないように。自由に動き回る動物を見ることができ、印象的なバタフライガーデンもおすすめだ。もしピクニックが好きならここでのんびり過ごしてほしい。公園の中にある湖にはボートもある。

8. 街を探検する。

渋谷は何千人が毎日行き交う世界で最も忙しい街として知られているが、メキシコシティにもそんな場所がある。旧市街の中心ソカロにあるマデロストリート(Avenida Francisco I. Madero,mexico city)だ。ここには、洋服や宝石店、美術館、レストランなどありとあらゆる店が並ぶ。この通り周辺には、メキシコの旗が掲げられたソカロ広場や、メトロポリタン大聖堂、古代のアステカの首都テノチティトランの遺跡もある。

9. 世界で最も訪問された宗教寺院の一つと出会う。

カトリックはメキシコで最も信仰されている宗教で、メキシコシティには数年前からバチカンへの訪問者数を超えた、グアダルーペ大聖堂(Fray Juan de Zumárraga No. 2, Villa Gustavo A. Madero, Gustavo A. Madero, 07050 Ciudad de México)がある。

寺院はテペヤックの丘にあり、近代的な建築物は内部の繊細さも美しく、必ず訪れてほしい。古代メキシコ人も同じ場所で捧げた「トナンツィン」(神々の母という意)への崇拝から生まれたカトリックのアメリカへの到来とともに、2つの信仰が混ざったグアダルーペの聖母が崇敬されている。

10. 死者の日を祝う。

メキシコシティで最も伝統的な祭りの一つは、111日と2日に祝われる死者の日。この期間、人々は死者のために供物を作り、通りはケンパスチルの花(マリーゴールドの一種)、フルーツ、紙吹雪など、死者に捧げるイベントを彩るカラフルな色に染まる。メイン広場には、毎年変わる特別なテーマに沿ったモニュメントが設置され、2015年以降は大きなパレードも行われるようになった。巨大な人形や頭蓋骨、気分を上げる音楽とともにパレードは行われる。

日本でメキシコを感じるなら……

  • Things to do

メキシコと聞いてまず思い浮かぶものはその代名詞とも言えるタコス、そしてテキーラだろう。ハリウッド映画やアメリカのドラマシリーズで見かけるメキシコのギャング、麻薬組織などの印象もあり「陽気だけど治安が悪そう」といったイメージを持つ人もいるかもしれない。実際、東京と比べて治安は良いとは言えないが、メキシコはアートやガストロノミーの分野だけにとどまらず、様々なフィールドから注目されている国の一つだ。 

  • ナイトライフ
東京、メスカルバー7選
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近年、本国メキシコやアメリカでブームになっているメキシコの伝統的な酒「メスカル」。日本ではまだまだ知名度が低いが、世界中の人々に愛される酒だ。今回、麻布十番にあるバー スパイキュール(Bar Spicule)のオーナーで、メスカル公認資格を持ったメスカリロでもあるTETSUに都内でおすすめのメスカルバーを教えてもらった。 メスカルとは、テキーラの母とも言われるメキシコの蒸留酒のことを指す。原料はテキーラと同じくアガヴェという植物なのだが、メスカルの方が使用できる品種や製造できる州が多く、産地や製造方法によって味わいも異なる。

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