潮聲山 耕三寺
潮聲山 耕三寺
潮聲山 耕三寺

広島の新定番を旅する10のこと

「ミタイケンひろしま」で、まだ知らぬ広島に出会う

広告

タイムアウト東京 > トラベル >広島の新定番を発見する10のこと

テキスト:間庭典子

広島旅行と言えば、世界遺産の宮島、原爆ドームというイメージがあるかもしれない。また、名物のカキやお好み焼きはもう食べたという人も多いだろう。しかし、まだ「ミタイケン」の広島はたくさんある。

この秋にデビューした高速クルーズ船「シースピカ」で瀬戸内海を巡り、福山で「薔薇スイーツ」を味わい、生口島の不思議スポットで撮影するなど、今まで見たことのなかった感動に出合うスポットを「#ミタイケンひろしま」では紹介している。

さらには宿泊費が最大1万円引きになる「広島県宿泊・旅行割引」も。紅葉の美しいこの季節に、広島の新定番を体験しに行こう。

1. バラのスムージーできれいになる。

戦後の復興を願い100万本のバラの苗を植えたことから、福山はバラに彩られた街として知られるように。食用バラを栽培するマチモトでは、摘んだばかりの花びらを使った、香り高く華やかなバラのスムージー作りが体験できる。

レモンの果汁を入れると瞬時に色が変化するバラティー、ピンクのバラからできたホットジュースなど3種のドリンクが味わえて1,500円。バラ園を登った先にある、知る人ぞ知る撮影スポット、竹林のトンネルも必見だ。

食用バラ マチモト
広島県福山市芦田町下有地 307、084-958-5511
8時00分~19時00分/不定休(要予約)

2. もぎたて果実のスイーツを作る。

除草剤を使わない草生栽培で14樹種150品目の果物を育てている平田観光農園。さまざまな果物を少しずつ収穫でき、その場で食べて土産にしてもいい「ちょうど狩り」というチケット制がユニークだ。

体験施設イチコトでは、もぎたての果実で作るデザートやピザ作りなど、クッキングも体験できる。収穫と、液体窒素を使うパフェ作りがセットになったプランは一人1,650円。バーベキューや古民家カフェなど、敷地内の飲食も選択肢が多い。

平田観光農園
広島県三次市上田町1740-3、0824-69-2346
3~11月 10時00分~17時00分(無休)、12~2月 10時00分~15時00分(定休日は祝日を除く木・金曜)

広告

3. 世羅バーガーにかぶりつく。

ダイナミックな起伏のある約58キロのサイクリングロード、やまなみコースの起点となる道の駅世羅。ここでは採れたて野菜などが並ぶほか、イートインも充実している。

なかでも、試してほしいのが世羅の牧場で育った瀬戸内六穀豚など地元の食材を生かした『せらの恵みバーガー』。『猪肉フランク』も絶品だ。この地域では農場や飲食店がそれぞれ趣向を凝らし、豆腐やユリ根など、地域の特産を生かした世羅バーガーを提供しており、食べ比べも楽しい。

道の駅世羅
広島県世羅郡世羅町川尻2402-1、0847-22-4400
8時00分~18時00分(レストランは10〜15時)

4. 宇品島で朝焼けウォーキングする。

広島港にも近い宇品島は、絶好の朝焼けスポット。小高い丘の展望台から見下ろすもよし、グランドプリンスホテル広島の露天風呂から見渡すもよし。淡いピンク色に染まる海は瀬戸内海ならではの絶景だ。おすすめは海岸沿いのウォーキング。街の中心地から少し離れるだけで、静寂な朝を迎えることができる。

ホテルの目の前から広島港と三原港を結ぶクルーズ船、シースピカが出航し、効率よく移動できる点でも、宇品島滞在は有意義なものとなるだろう。

グランドプリンスホテル広島
広島県広島市南区元宇品町23-1、082-256-1111

広告

5. クルーズ船でリラックスする。

今年の9月にデビューしたSEA SPICA(シースピカ)は、広島港もしくは三原港からスタートし、海上自衛隊呉基地の艦船遊覧などの見どころを巡る高速クルーザー船だ。大久野島や下蒲刈島(東向きコース)、大崎下島(西向きコース)ではしばらく停泊するため、島内の散策も楽しめる。

全ての座席が窓際に少し傾いた設計で眺めが良く、行き来が自由な2階の屋外デッキ、スピカテラスのソファもくつろげる。

※2020年1214日(月)まで金~月曜、瀬戸内しまたびライン航路で運航

SEA SPICA

6. 島ウサギに会いに行く。

瀬戸内海国立公園内の「ウサギ島」として知られる大久野島には900羽以上のウサギが生息している。クルーズ船 シースピカの東向き航路では、大久野島に30分ほど停泊するので、散策途中にウサギたちと触れ合えるだろう。

夏は海水浴でにぎわうが、かつては毒ガス工場があったという歴史を有し、当時の遺構を残す独特な雰囲気の島でもある。島の外周道は約4キロで、ウォーキングでも1時間程度。気軽なサイクリングもおすすめだ。

大久野島
広島県竹原市忠海町大久野島

広告

7. 安芸灘とびしま海道でサイクリングする。

サイクリングコースと言えばしまなみ海道が有名だが、七つの島と七つの橋をつなぐ、安芸灘とびしま海道もぜひ訪れたい。見どころも多く、小さな橋が多いのでしまなみ海道に比べてアップダウンが緩やかなのも特徴。

海岸線に近いコースも多く、瀬戸内海の絶景を眺めながら島巡りができる。シースピカも停泊する下蒲刈島、三之瀬港周辺は歴史ある町並みで、蘭島閣美術館など注目スポットも多い。

安芸灘とびしま海道

8. 耕三寺の不思議スポットで撮影する。

大阪の元実業家、耕三寺耕三が母への感謝の思いを込め、生口島に建立した浄土真宗の潮聲山 耕三寺。色鮮やかな山門など、フォトジェニックなスポットで、なかでも大理石の庭園「未来心の丘」は有名。座ったり登ったりして、彫刻作品を体感でき、思い思いに撮影する人でにぎわう。

ぜひ訪れてほしいのは、母が住んでいた屋敷、潮聲閣(ちょうせいかく)。洋館と書院造の和館が対になった和洋折衷で、昭和初期の名建築。贅(ぜい)を尽くした当時の浴室なども見学できる。

潮聲山 耕三寺
広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2、0845-27-0800
9時00分~17時00分(潮聲閣は10~16時)

広告

9. 広島の味覚を弁当で味わう。

広島県の味覚がぎゅっと詰まった『ミタイケン広島弁当』には穴子飯、カキフライなどの郷土料理、広島県産のちりめんやレモンなど、この地の味覚が勢ぞろいしている。

真ん中に鎮座するのはなんと揚げもみじ饅頭。おなじみの味の驚きのアレンジはまさに未体験といえる。売り上げの一部は観光事業に還元され、味わうことで広島県をサポートできるのも画期的。駅弁として販売されているので、車内をはじめ、大自然の中で味わってみるのも一興だ。

10. 尾道の絶景巡りをする。

意外な絶景スポットが尾道市役所の5階にある、おのみちルーフ。市役所として機能しながら屋上を一般に開放し、尾道水道や対岸の向島などの風景が見渡せる新名所だ。21時までオープンしており、夜はライトアップした千光寺や西國寺、浄土寺が輝く。

6時から22時まで、数分置きに運行している渡し船に乗って向島から尾道を望むのもいいだろう。朝焼けから夕暮れまで、その時刻ならではの詩情豊かな尾道を満喫してほしい。

尾道市役所展望台(おのみちルーフ)
広島県尾道市久保1-15-1、0848-38-9111

旅先で新体験するなら……

  • トラベル

東京から気軽に行ける観光地として、若い世代を中心に再び注目を集める熱海には、2020年もニューオープンのお店が続々と登場している。海の幸を味わえる飲食店やリノベーションカフェ、ワッフル専門店まで、その種類はさまざまだ。深まる秋はGo To トラベルキャンペーンを利用して、熱海で注目の新しいショップに訪れてみてはいかがだろうか。

関連記事

10

  • トラベル

世界にここだけにしかない場所、世界遺産の風景に溶け込みたい。そんな夢をかなえる特別な宿をリストアップ。寺に泊まれる宿坊での朝のお勤めや写経を入門、大自然に囲まれ動物たちの生態を観察するなど、バーチャルでは体感できない学びや冒険を味わおう。素泊まりで100万円という驚くべき宿坊や、歴史ある寺社に囲まれたスモールラグジュアリーリゾートなど、スペシャルな空間も多く、自分史上の記憶に残る旅となるだろう。

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告