一世を風靡した映画「君の名は。」のラストシーンで使われたのが、四ツ谷にある「須賀神社」。四谷三丁目駅から徒歩7分ほどの場所にあり、江戸時代からこの土地に鎮座する歴史ある神社だ(「須賀神社」と改称されたのは明治元年)。宣伝ポスターのキービジュアルとしても使われていたのでピンと来る人も多いだろう。
映画ではラストに主人公、宮水三葉と立花瀧が再会するシーンの舞台として、神社の階段(男坂)が描かれる。坂上からの眺望は、都心とは思えないほど風情があり心安らぐ。どこか懐かしい風景が主人公たちと共鳴し、切ない感情があふれ出す。本作を観た人なら絶対に訪れたくなる場所だ。