大田区のノスタルジー系銭湯
今日の湯は、東急池上線の蓮沼駅近くにあるはすぬま温泉。2017年に銭湯建築家の今井健太郎がリニューアルを手がけ、漆喰とステンドグラスが郷愁を誘う大正ロマン風銭湯が完成した。館内の床板や脱衣所のロッカー、さらに漆喰の白い天井を照らすシャンデリアもすべて木製という徹底ぶり。照明が青白いLEDでないのも、雰囲気作りに一役買っている。風呂は、温泉風呂、炭酸温泉、水風呂というシンプルな内容だけに、じっくりと湯を楽しめるのが良い。休憩室には銭湯絵師の丸山清人による富士山の絵が飾られている。温故知新を感じる新名所をぜひ体験してほしい。