演劇界の厳しい現状
「演劇関係者はかつてないほどピリピリしています」と谷は切り出した。
現在劇場では、最大限に警戒を高め、全国公立文化施設協会の『劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン』を遵守し、対策を講じているという。主な対策としては、客席数50%減、会場の消毒と換気、観客やスタッフの検温、マスク着用などである。
受付は常時換気し、最低限のスタッフで運営
観劇に際して体調管理やマスク着用を呼びかけるポスター
「実際に運用すると大変なので、心理的にも経営的にも続けられるか分からない。ただ、しばらくは想定し得る一番厳しいルールを課します。演劇界も努力しているという社会的理解を得て、信頼感をいただかなくてはいけません」 と谷は力を込める。