宮城県 鳴子温泉
山あいにありながらも、駅から徒歩圏内に多くの宿がある鳴子温泉郷。日本にある11の泉質のうち、8種類が湧(わ)いているといわれ、源泉はなんと400本近くある。敷地内に自家源泉を持つ宿も珍しくなく、沸出する湯量が豊富なため、厳選かけ流しの風呂も多いのだとか。
宿泊していなくても半年間有効な『湯めぐりチケット』(1,300円)を販売しているので、長期滞在して湯を比べてみるのも楽しい。
120年続く、老舗の百年ゆ宿 旅館大沼でも湯治ワークを推奨している。大広間をしゃれたカフェ風にリノベーションし、心地よく仕事ができるラウンジを持つ。また一汁五菜の野菜中心のヘルシーな夕食のプランもあり、体の中から整う湯治体験ができそうだ。館内には豊かな湯量の「薬師千人風呂」をはじめ七つの湯があるが、宿泊者だけが貸し切りできる離れ露天風呂「母里(もり)の湯」はぜひ体験してほしい。