親子で楽しめるジャズイベントが今年も開催。アーティスト全8組が3日間にわたり熱いパフォーマンスを披露するほか、こども向けの遊び場なども用意する。
会場となるのは、神田淡路町にある複合施設「ワテラス」に設営される野外ステージ。出演者には日本のジャズ界のレジェンドとされる森山威男と山下洋輔の共演や、スーパートランぺッターのエリック・ミヤシロを音楽監督に発足したブルーノート東京オールスター・ジャズ・オーケストラなどがラインアップ。3日間に渡り、ジャズ界では実力派として知られるアーティストたちが登場する。
「ワテラスキッズ」では、移動式のあそび場が登場。昔遊びのコーナーなど、子どもも大人も楽しめるコンテンツを展開。飲食エリアでは多彩なフードメニューが提供され、ジャズの生演奏を聴きながら絶品グルメも楽しめる。
※開催時間は後日発表/入場は無料

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東京都内屈指の桜の名所である目黒川の桜並木がライトアップされる。目黒川にかかる南部橋から皀樹橋(さいかちばし)までの約1キロメートルの区間を20時まで鮮やかに灯すほか、池尻大橋駅付近から中里橋の間の桜並木にはピンクのぼんぼりが点灯する。ライトアップは桜開花から2025年3月31日(月)まで、ぼんぼりは開花から約14日間楽しめる。
目黒駅近くの「田道広場公園」では商店街による出店があり、ステージショーも行われる。このほか、2025年3月29日(土)・30日(日)には、「目黒川合流点遊び場」での「中目黒桜まつり」や、「アトラスタワー前」の「アルカス春まつり」などが開催予定で、模擬店でにぎわうだろう。
特に、開花のピークとなる週末には非常に混雑するため、立ち止まっての撮影や歩きながらの飲食は控えてほしい。また、ブルーシートを広げての場所取りや路上での宴会も禁止なので注意してほしい。静かな場所を探したいなら、早朝に訪れるか、中目黒駅から川沿いに移動してみるといいだろう。
※時間はイベントにより異なる/観覧は無料
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ベルギービールと絶品グルメが堪能できるイベントが、3年ぶりに「日比谷公園」で開催される。会場には、春にぴったりなホワイトビールやフルーツビール、肌寒い日にうれしいアルコール度数の高いトラピストビールなど、14タイプ102種類のベルギービールが集結。多彩な種類が一堂に会し、それぞれの個性を存分に楽しめる。
2025年は初の試みとして「日替わりビール」が登場。全16種類がラインアップしており、気になるビールを目指して訪れるのも楽しみ方の一つだ。
ビールにぴったりのつまみや、料理も勢揃い。ベルギーのフライドポテト「フリッツ」や、ベルギーソーセージの「フリッカンデル」、ローストビーフなどのグルメが味わえる。デザートには、豊富なトッピングとともに楽しめるベルギーワッフルが用意されている。
週末には、ベルギー出身のDJ、Buscemiが初来日し、会場をダンスミュージックで盛り上げる。イベントへの入場は無料だが、ビールを飲むためには「専用グラス」と「飲食用コイン」が必要だ。
※10・11日 16~22時、12日 11~21時、13日 11~20時/入場は無料
大横川の両岸に咲き乱れる桜を中心とした、深川の「お江戸深川さくらまつり」が開催される。
各地で催される桜まつりのうち、深川は櫓漕ぎ船(ろこぎぶね)や動力船に乗って、川の上から桜を楽しめることが特徴。三味線と高音(たかね)が2人1組になって演奏する昔ながらの「新内流し(しんないながし)」も披露されるため、江戸情緒を感じたい人におすすめだ。
また、17〜22時に行われる夜桜のライトアップや、多くの人でにぎわう模擬店なども登場。気分に合わせた花見を過ごすことができる。
※イベントにより異なる/観覧は無料
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約1000本の桜が咲く「上野恩賜公園」一帯は、東京の中でも随一の花見スポットだ。開花時に開催される「うえの桜まつり」は、桜並木にぼんぼりが点灯し、夜桜の雰囲気を盛り上げる。
期間中には「上野はやし保存会」による祭囃子(まつりばやし)と寿獅子、「草花市」や「青空骨董市」などさまざまなイベントが開催。さらに、今年は「竹の台(噴水)広場」「袴腰広場」「不忍蓮見広場」の3会場で「うえの桜フェスタ2025」も開催される。ご当地グルメから世界の味まで楽しめる物産展や、スペシャルステージも見逃せない。
なお、会期は桜の開花状況により変更となる場合があるので、注意してほしい。
※時間はイベントにより異なる/観覧は無料
「国立新美術館」で、20世紀に始まった住宅を巡る革新的な試みを、衛生、素材、窓、キッチン、調度、メディア、ランドスケープという、モダンハウスを特徴づける7つの観点から再考する「リビング・モダニティ 住まいの実験 1920s-1970s」が開催。傑作14邸を中心に、20世紀の住まいの実験を多角的に検証する。
見どころは、世界的に著名な建築家たちの自邸。細部まで工夫を凝らしたこだわりの自宅からは、機能や快適さの探究はもちろん、住まうことの楽しさや喜びへの熱いまなざしも垣間見られるだろう。
また、国内はもとより、アメリカやヨーロッパ、ブラジルなどから、貴重な作品が集結。図面、模型、外観や内観の写真に加え、近代建築の巨匠であるルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe、1886~1969年)やアルヴァ・アアルト(Alvar Aalto、1898~1976年)などによるドローイング、名作家具、照明器具、テキスタイル、食器、雑誌やグラフィックといった、バラエティーに富んだ内容を紹介する。
そして、注目はファン・デル・ローエの未完プロジェクト「ロー・ハウス」の原寸大展示。2階の天井高8メートルの会場に設置され、このスケールでの展示実現は世界初となる。
快適性や機能性、そして芸術性の向上を目指した建築家たちの、時代を超えた普遍的な視点を通して、暮らしと住まいを見つめ直してみては。
※10〜18時(金・土曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は火曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,800円、学生1,000円、高校生500円、中学生以下無料
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世界的照明デザイナーの石井幹子(いしい・もとこ)がプロデュースするイルミネーションが、「よみうりランド」で開催。人気の「ジュエルミネーション」が夜桜の時期にバージョンアップし、一層華やかに園内各所を彩っていく。
会場では、2024年にオープンした観覧車「Sky-Go-LAND」の、483灯の優しい桜色のLEDによる限定演出が楽しめる。また、全長180メートルの桜並木「サクラ・プロムナード」は、桜のイメージを引き立てる薄いピンク色の光が樹々を彩り、夜桜とジュエルミネーションが一度に楽しめるスポットだ。ジェットコースター「バンデット」からの史上最速の高速花見や「ゴンドラ スカイシャトル」からの空中花見は、ここでしか味わえない。
3月中旬~4月上旬にかけて、ソメイヨシノをはじめ、約250本が咲き誇るフラワーパーク「ハナ ビヨリ(HANA・BIYORI)」では、「夜桜びより」が同時開催される。花見を楽しんだ後は、同施設内に2024年3月オープンした日帰り温泉施設で疲れを癒やそう。
※16時~20時30分(4月1~6日は20時まで)/料金はアフターパス(15時以降の入園+アトラクション乗り放題)3,100円、中学・高校生2,500円、65歳以上・小学生2,200円、3歳~小学生未満1,500円
「東急プラザ渋谷」の3階で、葛飾北斎の浮世絵を全身で感じる新感覚イマーシブエンターテイメント「HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO」が開催。北斎が生きた江戸の浮世にタイムスリップしたような、「映像×サウンド×触覚」の圧倒的な没入体験が待っている。
本展は、誰もが一度は見たことがある北斎の作品を、超高精細イメージデータを使用し、臨場感のある高精細な映像をリアルに再現。さらに、床が水たまりや砂浜に変わったかのように感じさせる触覚提示技術などの演出により、北斎が見た景色や歩いた感覚を味わえる。
会期中は、日本のクラフトマンシップを持つブランドとのコラボレーショングッズも発売する。北斎の世界へ全身でダイブしよう。
※11~20時(入館は19時10分まで)/料金は3,500円、学生2,200円、小・中学生1,500円、未就学児無料
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漫画家・手塚治虫の代表作にしてライフワークとなった名作『火の鳥』の大型展覧会が「東京シティビュー」で開催。本作は、その血を飲んだものは永遠の命を得るという伝説の鳥「火の鳥」を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編だ。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを表現した世界観は、今もなお人々を魅了し続けている。
本展では生物学者の福岡伸一が企画監修を担い、この壮大な叙事詩を生命論の視点から読み解いていく。展示会場は、プロローグから始まり、3章立てで構成。原画を中心に、映像、関連資料、作品の世界観を表現したグラフィックなど、計800点以上を展示する。
エントランス展示「プロローグ 火の鳥・輪廻シアター」も見どころだ。展望台の窓面、複数の大型モニター、床面全てを通して映像が展開され、漫画と眺望が融合した新感覚の没入体験を実現させている。
また、本展では未完に終わった物語の結末について、福岡がさまざまなヒントをもとに一つの答えを導き出している。本展でしか知り得ない結末が見たいなら、ファンは足を運ぶしかないだろう。
※開館時間、入場料は未定
ドイツの春祭りを再現したイベントが、今年も「横浜赤レンガ倉庫」で開催される。「Frühling(フリューリング)」は、ドイツ語で「春」という意味だ。
2025年のテーマは「GOOD HOLIDAY(グッドホリデー)!」。今年は横浜の海を望む会場にアウトドアゾーンが登場し、ドイツスタイルの串焼きや神奈川県の海鮮・野菜などのバーベキューが楽しめる。
定番のドイツビールは、絶対味わっておきたいところ。30メートルを超えるビールカウンターには生ビールサーバーがずらりと設置され、ここでしか味わえないビールを販売する。
会場ではドイツ楽団による生演奏が実施され、ポップスからドイツ民謡までを演奏。そのほかビールと一緒に味わうドイツ料理の提供や、マルシェも行われる予定だ。
キッズ向けのコンテンツも充実している。ボールプールやバンジートランポリン、「パルクール鬼ごっこ」などのスポーツ体験ができ、家族連れでも一日を通して楽しめる。
会場の横浜赤レンガ倉庫は、ドイツの建築様式を一部に取り⼊れた歴史的建造物。春のドイツの雰囲気を存分に楽しんでほしい。
※11~21時(4月25日のみ17~21時)/L.O.は20時30分/入場は無料
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