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東京、器ショップ5選

表参道、白金台、練馬などで手に入れる、使い心地の良い器

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決して派手ではないが、すっと生活に溶け込み、その器を使うだけで、なんだか元気になれる。ここでは、そんな「使い心地の良い器」や「生活に馴染む器」を購入できる店を5軒厳選して紹介する。とっておきの器を手に入れて、何気ない日々の食卓を特別なものにしよう。

  • ショッピング
  • 青山
うつわ楓
うつわ楓

1997年6月から、南青山で店を営んでいる器ショップ。漆、陶器、ガラスなど、約40人の作家を抱えており、1年を通してバラエティ豊かな器を販売している。常設作家には、2年に一度個展も依頼しており、その際には、常設では見られない作品も店に並ぶそう。また、個展の会期中(約6日間)は、店内にその作家の作品しか置かないという、美術館のようなスタイルも面白い。

店主の島田洋子(しまだ・ようこ)は、「作家とお客さんを繋ぐのが店の役割」と話す。時には作家に「こういうものを作ってほしい」と依頼し、時には来店客に作り手の想いを伝えながら、21年間、作家と客を繋ぎ続けてきたのだ。夏はガラスのアイテムが多く並んだり、冬は漆や日本酒を飲む酒器が多く並んだり......。アイテムは、季節に合わせてセレクトされているので、いつふらりと訪ねても、その時の自分にフィットする器に出会えることだろう。
※クレジットカードは3,000円〜使用可能

  • ショッピング
  • 代官山
ユミコイイホシポーセリン トウキョウ ショールーム & ショップ
ユミコイイホシポーセリン トウキョウ ショールーム & ショップ

ユミコイイホシポーセリン(yumiko iihoshi porcelain)は、器作家でありながら、プロダクトのプロデュースも行うイイホシユミコの磁器ブランド。国内に3店舗ある直営店では、同ブランドの全ての商品を見ることができる。

「手づくりとプロダクトの境界にあるもの」をコンセプトに作られた器は、シンプルでありながら温かみがあるという、ありそうでなかったデザイン。それに加え、サイズ感や器の深さも絶妙なので、その器を手にした時、きっと誰もが「そうそう、こういう器が欲しかった」と思うことだろう。

どの器も、まずはイイホシがハンドワークで作品を作り、それを全国各地の窯元で量産するという流れで作られている。量産といっても、一つ一つの行程は職人の手によって行われているので、その繊細な手仕事が、スタイリッシュなデザインにどこか温かみを与えているのかもしれない。
※クレジットカード使用可能

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  • ショッピング
  • 白金台
雨晴
雨晴

白金台駅から徒歩10分ほどのところにある日本の工芸品を取り扱う店。もてなすための「しつらえ」をイメージして空間をデザインしており、スタイリッシュで凛とした店構えだ。陶器、磁器、ガラス、木工品、漆器、鋳物や金工、硯の石など、アイテム数は約600種類。数千円で購入できるものから何十万もするものまで、幅広い器やオブジェを取り揃えている。

店の手前側のスペースでは、月に一度、個展や趣向を凝らしたイベントも開催。奥のスペースでは、個展の時も常に常設エリアとして、その季節に使いたくなるような器やカトラリーなどを販売している。商品のセレクトで気をつけていることは、同じ素材でも、異素材でも、お互いに組み合わせて使えるようなものをラインナップしていること。例えば、違う作家の器同士でもしっくりきたり、この器に合わせたいと思うような箸が販売されていたり......。店にある商品は、どれとどれを組み合わせても相性抜群だから不思議である。
※クレジットカード使用可能

  • ショッピング
  • 練馬
プール プラス
プール プラス

富士見台駅から10分ほど歩くと、ほのぼのとした景色の中に突如スタイリッシュな建物が現れる。この建物こそが、プール プラス(POOL+)という器ショップだ。店内には、マグカップや皿、ポットなど、店主の妹尾圭子(せお・けいこ)が日常的に使いやすいと感じた数々の器が並んでいる。どの商品も、妹尾が実際に使用してから販売しているので、その使い勝手の良さは間違いない。

また、妹尾がセレクトする器はどれもシンプルなデザインのもので、絵付けされた器はあえて扱われていない。これも「一つの器で、和食にも、イタリアンにも、スイーツにも対応できるように。どんな料理も映えるように」という、日常的な使いやすさを意識してのことだ。休日には、遠方からも多くの人がやってくる人気店。一生付き合える万能な器を手に入れるべく、ぜひ足を運んでみよう。
※クレジットカードは使用不可

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  • ショッピング
  • 神楽坂
ギャラリー&カフェ 帝
ギャラリー&カフェ 帝

神楽坂にあるギャラリー&カフェ。九谷焼や京焼き、有田焼など、オーナーが全国を巡りながら出会った現代作家の器と、骨董の器を販売している。骨董の器も、オーナーが全国をまわって見つけた、状態の良いものだけを扱っているので、あまり馴染みがないという人にも親切だ。

店を訪ねた時、しまいきれていないダンボール箱が見えたら、運が良い。オーナーの買い付けが終わった直後という証なので、一番商品数が多い時なのだ。

現代作家のものも、骨董のものも、その質の良さは、ミシュラン三ツ星の有名店も器を買いにやって来るほど。あるスタッフは「スーパーで買ったお刺身でさえ、料亭で出される料理のような見栄えになるんですよ」と話してくれたが、料亭と同じ器を自宅で気軽に使えるとは、なんとも嬉しい。ショッピングを楽しんだ後は、カフェスペースで美しい器たちを眺めながら一休みするのがおすすめだ。
※クレジットカード使用可能

愛嬌たっぷりの玩具に会うなら...

  • ショッピング

郷土玩具とは、古来、日本各地で作られてきたおもちゃのこと。今ではコレクターとして日本各地の玩具を集めている人が多いが、かつては、遊び道具として親が子に与えていた。時代や作り手によって形や表情が一つ一つ違うほか、モチーフとなるものが同じであっても、土地によって色や形、使っている材料など、それぞれに個性があるのも面白いところ。子どもの健やかな成長や、家内安全など、玩具によって様々な願いが込められているのも特徴の一つだ。この愛らしさが、近年最注目されている郷土玩具だが、実は後継者不足という問題も抱えている。今後、玩具が誕生した土地の風土や職人の精神を受け継いだ復刻版が出てくる可能性もあるが、絶対に後悔したくない人は、お気に入りを見つけたら迷わず購入しておこう。

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