2016年には高架下空間も誕生し、さらに盛り上がりを見せる中目黒と、コーヒータウンとして知られる池尻大橋。ここでは、2つの街でぜひ訪ねてほしいおすすめのカフェを紹介する。中目黒と池尻大橋を電車で行き来しようとすると乗り換えが面倒なので、両方の街を一度に楽しむならば、徒歩で散策するのがおすすめだ。センスの良い古着屋やセレクトショップ、時にはカフェに立ち寄りながら、のんびりと街歩きを楽しんでほしい。春には、目黒川沿いに咲く満開の桜を眺めながらコーヒー片手に散歩をするのもまた良いだろう。
ルワンダやグアテマラなど、産地まで足を運んで豆の買い付けを行い、こだわりの一杯を提供しているオニバスコーヒーの中目黒店。古民家を改装した店内には、最新のエスプレッソマシンと焙煎機が設置されている。また、気軽に立ち寄れる店先のカウンター席に加え、2階には落ち着いた雰囲気のイートインスペースも。2階の窓からは、側を走る東横線をはじめ春には隣の公園に咲く桜なども眺めることができるので、陶芸作家のイイホシユミコと考案したオリジナルカップでゆったりとコーヒーブレイクを楽しみたい。
ギャラリーを併設するコーヒースタンド。エスプレッソベースのコーヒー『FLAT WHITE』(500円)をはじめ、さまざまな抽出方法でオリジナルブレンドのコーヒーを楽しむことができる。フードメニューの『English Muffins Hot Sand』(ツナ&チーズ450円、ハム&ナッツ480円)も好評。ギャラリースペースでは、毎回個性的な展示が行われている。
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コーヒーが日本に伝わったのは江戸時代と言われている。当初は、その味と香りがなかなか受け入れられなかったそうだが、明治時代の終わり頃から喫茶店も多く登場し、日本にもコーヒー文化が根付いてきた。そして今もなお、時代の移り変わりとともに日本のコーヒー、カフェ文化は独自の進化を遂げている。この特集では、星の数ほどある東京のカフェのなかから、サードウェーブのブームによって生まれたコーヒー専門店や、カフェの歴史に名を残す老舗、テーマを持ったカフェなど50軒を紹介する。一人じっくりとコーヒーに向き合いたい時はもちろん、友人との会話を楽しむ場や、街散策の休憩スポットとしてもぜひ足を運んでみてほしい。
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