ミラノ・スカラ座『トスカ』photo:Brescia e Amisano/Teatro alla Scala
ミラノ・スカラ座『トスカ』photo:Brescia e Amisano/Teatro alla Scala
ミラノ・スカラ座『トスカ』photo:Brescia e Amisano/Teatro alla Scala

オペラが今後見逃せない8の理由

8つの見所から、2020〜2021年開幕予定の演目を紹介

Hisato Hayashi
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タイムアウト東京 > アート&カルチャー > 自宅で楽しめるステージビューイング > 2020〜21年版、オペラが今後見逃せない8の理由

テキスト:高橋彩子

オペラの歴史は400年以上。なじみのない人には古臭いイメージがあるかもしれない。でもオペラは、今こそ観るべき芸術だ。なぜなら面白いから!というのが筆者の本音だが少々乱暴なので、以下にその理由を記しつつ、今年から来年の日本で楽しめる公演を紹介する。

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1. 圧倒的な歌声

なんといっても、オペラの第一にして最大の魅力は「声」。マイクを通さない生の歌声がこんなにも響くものかと驚かされるはずだ。もちろんそれは、特別な才能と鍛錬の上に成り立つもの。十人十色の声をぜひ味わってほしい。どの作品にも当てはまることだが、ここでは一人だけご紹介しよう。

その1人とは、パレルモ・マッシモ劇場 『ナブッコに登場するスター・ソプラノ歌手のマリア・グレギーナ。『ナブッコ』は旧約聖書に記されたエルサレム攻略・バビロン捕囚をもとにしたオペラで、バビロニア王ナブッコ(ネブカドネザル2世)、彼の長女アビガイッレと次女フェネーナ、フェネーナを愛するユダヤの王族イズマエーレとユダヤ教大祭司のザッカーリアの対立が描かれる。

『ナブッコ』を歌うグレギーナ

こう書くと難しいようだが、そこに展開するのはどこの世界にもある思い上がりや勢力争いや嫉妬。その意味では普遍的なドラマだ。グレギーナが演じるのはアビガイッレ。もはやベテランの彼女だが、そのドラマティックな歌声で、父をだまし妹を追い落として王の座に就く悪女をどう演じてくれるか期待大。なお、3幕でヘブライ人たちが歌う合唱「行け、我が想いよ、黄金の翼に乗って」はイタリア人の第二の国歌といわれる名曲である。

※2020年4月30日追記 パレルモ・マッシモ劇場『ナブッコ』(→演目を変更し、2021年に実施決定。) 

新型コロナウイルスの感染拡大による欧州の状況や日本政府の方針等に鑑み、2021年に振替となり演目も変更に。しかし、アンジェラ・ゲオルギュー、ヴィットリオ・グリゴーロ、フランチェスコ・メーリ、 バルバラ・フリットリ、アルベルト・ガザーレらそうそうたるスター歌手が登場するため、ぜひ彼らの歌声に耳を傾けてほしい。 

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2. 数の厚みとパワー

舞台上のソリストに加えて、合唱やオーケストラなど、関わっている人の数が圧倒的なことも、オペラの特長と言える。何事もスリム化・効率化が進む現代にあって、なんとぜいたくなことだろう。それ故に上演するほど赤字とさえ言われるわけだが、たくさんの人の音、声が作る重層的な世界の感動は唯一無二。

ここでおすすめしたいのが、オペラの本場中の本場、ミラノ・スカラ座の、総勢500名の「引っ越し公演」だ。プッチーニ作曲『トスカ』(その5参照)と共に上演されるのが、ヴェルディ作曲『椿姫』。高級娼婦ヴィオレッタ(=椿姫)と青年貴族アルフレードが恋に落ちるが、彼の父に頼まれヴィオレッタが身を引き、死んでいくという悲恋ものだ。

ミラノ・スカラ座『椿姫』photo:Brescia e Amisano/Teatro alla Scala ミラノ・スカラ座『椿姫』photo:Brescia e Amisano/Teatro alla Scala

ヴェルディの重厚な音楽は、合唱とオーケストラあってこそ実現するもの。有名な乾杯の歌も楽しめる。指揮はインドが生んだ超一流指揮者、ズービン・メータ。演出は映画『愛の嵐』『ルー・サロメ善悪の彼岸』で知られる映画監督リリアーナ・カヴァーニ。

ミラノ・スカラ座『トスカ』 

2020年9月15日(火)18時30分、9月19日(土)15時、9月22日(火・祝日) 15時、9月26日(土) 13時開演予定

東京文化会館にて

ミラノ・スカラ座『椿姫』

2020年9月20日(日)15時、9月23日(水)18時30分、9月25日(金)15時、9月27日(日)13時開演予定

NHKホールにて

※公演中止、詳細はこちら

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3. あの名曲はここに

オペラは観たことがなくても、その名曲のいくつかは、どこかで聴いたことがあるはず。

筆頭に挙げるべきは、フィギュアスケート選手の荒川静香がトリノ五輪で金メダルを取った際に使用したプッチーニ作曲『トゥーランドット』の「誰も寝てはならぬ」だろう。物語の舞台は古代中国。といってもほぼ架空の国だ。美しいトゥーランドット姫は、求婚者たちになぞなぞを出し、解ければ結婚するが解けなければ死を求めている。

求婚者カラフは見事になぞなぞを解くが、結婚を嫌がる姫のために、自分の名前を夜明けまでに当てれば結婚を諦めようと提案する。その勝負の夜にカラフが歌うアリアが、「誰も寝てはならぬ」なのだ。今年の秋に、国内の複数の劇場・団体による共同制作オペラ『トゥーランドット』として上演。演出を、コンテンポラリーダンスの振付家であり、過去にオペラ演出の経験ある大島早紀子が手がけるのにも注目したい。

古代エジプトを舞台とするヴェルディ作曲『アイーダ』の凱旋行進曲も、耳にすることが多い名曲の一つ。エチオピア王女アイーダはエジプトの捕虜になっており、エジプト軍の指揮官ラダメスと密かな恋愛関係にあるのだが、やはりラダメスを愛するエジプト王女アムネリスがこれを見抜き、神官たちの審判により、ラダメスは生きたまま墓に入れられる。その墓にはアイーダもこっそり入っていた。死を前に彼らが歌う終幕の二重唱もそれは甘美なのだが、それ以上に、サッカーの応援歌としてあまりにも有名なのが、エチオピアに勝利したラダメスらの凱旋シーンで演奏される凱旋行進曲だろう。2020年11月、イタリア・バーリ歌劇場『アイーダ』来日公演で聴くことができる。

東京文化会館・新国立劇場『ニュルンベルクのマイスタージンガー』©︎OFS_Monika Rittershaus

このほか東京文化会館、新国立劇場ほかで上演されるワーグナー作曲『ニュルンベルクのマイスタージンガーも、第1幕への前奏曲は耳に覚えがあるはず。大野和士指揮、イェンス=ダニエル・ヘルツォーク演出。舞台上に舞台と観客がある、ユニークなプロダクションだ。

『ニュルンベルクのマイスタージンガー』東京文化会館公演PR映像

グランドオペラ共同制作『トゥーランドット』

2020年10月17日(土)、10月18日(日)14時開演予定

神奈川県民ホール(大ホール)にて

詳細はこちら 

オペラ夏の祭典2019-20『ニュルンベルクのマイスタージンガー』

2020年6月14日(日)14時、6月17日(水)12時開演予定

東京文化会館 大ホールにて

2020年6月21日(日)14時、6月24日(水)16時、6月27日(土)14時、6月30日(火)12時開演予定

新国立劇場オペラパレスにて

※公演中止、チケットの払い戻しはこちら

イタリア・バーリ歌劇場『アイーダ』(来日公演)

2020年11月予定

Bunkamuraオーチャードホールにて

4. 演出家最前線

オペラの演出は、時として演劇やバレエよりも自由で斬新。演劇では言葉の制約があるし、バレエでは踊るスペースを確保しなければならない(こうした制約、制限がまた新しい美を生むのだが)のに対して、オペラでは音楽さえ変えなければ、実に多種多様な試みができるからだ。台本に書かれた時代設定や雰囲気はもとより、場合によっては結末まで異なる演出さえ、オペラでは珍しくない。

東京二期会の『タンホイザー』を演出するイギリス人演出家キース・ウォーナーは、新国立劇場のワーグナー作曲『ニーベルングの指環』四部作の演出も手がけたことで知られる。ワーグナーが北欧神話や叙事詩をもとに作った壮大な世界を、映画館風にしたり、英雄的登場人物にスーパーマン風の衣裳を着せたりとポップに描いた。

同じワーグナーの『タンホイザー』は、騎士タンホイザーの物語。彼は、互いに思い合うエリーザベトを置いて愛欲の女神ヴェヌスのいるヴェヌスベルクへ行き肉欲に浸るが、やがてエリーザベトのいる現実世界、ヴァルトブルクに戻る。ヴェヌスベルクにいたことが分かり窮地に追い込まれるタンホイザーだったが、エリーザベトの自己犠牲により、その魂は救われる。

東京二期会『ファルスタッフ』©︎Javier del Real

東京二期会が上演するのと同じ演出のテアトル・レアル『ファルスタッフ』©︎Javier del Real

今回上演されるキース・ウォーナー版は、既に海外で上演されているプロダクションで、舞台を20世紀初頭に設定。ヴェヌスベルクは売春宿風となり、ブグローの絵画『ニンフとサテュロス』のモチーフがダンスで表現される場面もある。さらにヴァルトブルクでは、忍び寄る軍国主義も描かれるようだ。

やはり東京二期会の『ファルスタッフ』ではフランス人演出家ローラン・ペリーが登場。美しく斬新な舞台を作ることで知られる演出家で、今年4月、新国立劇場で『ジュリオ・チェーザレ』を演出するはずだったのが、新型コロナウイルス感染症の影響で流れてしまったのは残念な限り。『ファルスタッフ』はシェイクスピアを原作とするヴェルディのオペラで、素行の悪い太った騎士ファルスタッフを、女性たちが懲らしめるという陽気な物語だ。ローラン・ペリー版では1970年代のビジュアルを取り入れ、イギリスのブラックコメディーの雰囲気も漂う舞台になっている。

テアトル・レアルで上演されたペリー演出『ファルスタッフ』

東京二期会オペラ劇場公演(フランス国立ラン歌劇場との提携公演)『タンホイザー』

2021年2月17日(水)、2月18日(木)、2月20日(土)、2月21日(日)予定

東京二期会オペラ劇場公演(テアトロ・レアル、ベルギー王立モネ劇場、フランス国立ボルドー歌劇場との共同制作公演)『ファルスタッフ』

2021年7月16日(金)〜19日(月・祝日)予定

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5. 見比べ、聴き比べる楽しみ

同じ作品が、さまざまなスタッフ、キャストによる違う舞台として上演されることが少なくないオペラ。比較的近い時期に見比べ・聴き比べるのも、楽しみの一つ。今年から来年にかけては、ミラノ・スカラ座新国立劇場の『トスカ』でそれができる。

プッチーニが作曲した名作オペラ『トスカ』。歌姫トスカは画家のカヴァラドッシと恋人同士だが、カヴァラドッシが政治犯をかくまったこともあり、彼女に横恋慕する悪徳警視総監スカルピアがカヴァラドッシを捕らえ、トスカは恋人の釈放と引き換えにスカルピアから体を要求されてしまう。トスカは承諾したふりをし、カヴァラドッシと二人で出国するための通行許可書をもらった上でカヴァラドッシを刺し殺す。しかし、処刑は見せかけだと聞いていたにもかかわらず、カヴァラドッシは実際に死んでしまい、トスカも後を追って自殺する。トスカのアリア「歌に生き、愛に生き」やカヴァラドッシのアリア『星は光りぬ』、スカルピアが荘厳なミサの中でスカルピアは自らの欲望を露わにする『テ・デウム』など、名曲ぞろいだ。

Brescia e Amisano ミラノ・スカラ座『トスカ』 photo:Brescia e Amisano/Teatro alla Scala

ミラノ・スカラ座の『トスカ』は2019年冬、シーズンの開幕を飾った、ダヴィデ・リヴェルモアによる新演出版。舞台装置はコンテナで30台、11トントラックで45台分もあるそうで、教会の絢爛(けんらん)豪華な祭壇や、スカルピアが住むファルネーゼ宮殿の重厚さなどは壮観だ。

「新国立劇場『トスカ』2018年公演より 「新国立劇場『トスカ』2018年公演より

一方、新国立劇場の『トスカ』は、2000年の初演以来好評を博している、アントネッロ・マダウ=ディアツの演出版。19世紀ローマの情景をリアルに再現した壮麗な美術が特徴で、今もローマで見ることができるサンタンジェロ城の天使像などが登場する。どちらも変わった解釈などはなく、いい意味でオーソドックスな舞台だが、それでも続けてみると、全く違う感覚や発見が生まれるかもしれない。動画:ミラノ・スカラ座『トスカ』2019年公演より

新国立劇場『トスカ』2018年公演より

新国立劇場『トスカ』

2021年1月23日(土)14時、1月25日(月)14時、2021年1月28日(木)14時、1月31日(日)14時、2月3日(水)19時開演予定

新国立劇場オペラパレス

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ミラノ・スカラ座トスカ』

2020年9月15日(火)18時30分、9月19日(土)15時、9月22日(火・祝日) 15時、9月26日(土) 13時開演予定

東京文化会館

※公演中止、詳細はこちら

6. 家族で楽しむ

オペラというと大人のぜいたく、というイメージが強いかもしれないが、子どもを含め家族で鑑賞するのにオススメな作品もある。フンパーティンク作曲『ヘンゼルとグレーテル』やラヴェル作曲『子供と魔法』などがあるのだが、残念ながら近々の上演はないようだ。

しかしながら、新国立劇場が「子どもたちとアンドロイドが創る新しいオペラ」として送る、渋谷慶一郎作曲の新作『Super Angels スーパーエンジェルには注目したいところ。アンドロイドと子どもたちの交流のドラマを描くこの作品では、人工生命搭載アンドロイド『オルタ3』が物語の中心的な役として出演し、子どもたちの合唱と関わり合いながら歌い演じるという。演出は、新国立劇場演劇部門芸術監督でもある演出家、小川絵梨子。

びわ湖ホール『竹取物語』2015年公演より びわ湖ホール『竹取物語』2015年公演より

また、滋賀県立芸術劇場びわ湖ホールでは、2015年に初演した『竹取物語を再演。作曲・台本・指揮は指揮者の沼尻竜典、演出は日本オペラ界の重鎮である栗山昌良。本作は日本とベトナムの歌手により、日越の演出家の共同演出でハノイでも上演された。皆がよく知るかぐや姫の物語なので、老若男女楽しめるだろう。びわ湖ホールのほか、新国立劇場の地域招聘オペラ公演として東京でも公演予定だ。

びわ湖ホール オペラへの招待 沼尻竜典作曲『竹取物語』

2020年7月23日(木・祝日)〜26日(日)14時開演予定

びわ湖ホール(中ホール)

※公演中止、チケットの払い戻しはこちら

2020年7月11日(土)16時、12日(日)14時開演予定

新国立劇場(中劇場)

※公演中止、チケットの払い戻しはこちら

新国立劇場 ~とどけ!舞台の魔法~『Super Angels スーパーエンジェル

2020年8月22日(土)、8月23日(日)15時開演予定

新国立劇場オペラパレス

※公演中止、チケットの払い戻しはこちら

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7. アニバーサリーイヤー

いつどう上演しても作品の魅力は変わらないけれど、アニバーサリーイヤーで上演される公演には足を運んでおきたいところ。ベートーヴェン生誕250周年となる2020年は、彼が作曲した唯一のオペラ『フィデリオ』をぜひとも鑑賞していただきたい。

『フィデリオ』は、主人公のレオノーラが、悪辣な監獄所長ドン・ピツァロが支配する牢(ろう)に政治犯として入れられて命の危機にある夫フロレスタンを助けるため、男装し「フィデリオ」と名乗って夫を救い出す物語。レオノーラと、女性とは知らずに彼女に恋をしてしまう看守長の娘マルツェリーネ、彼女の恋人の門番ジャキーノとの哀しい三角関係も絡む。しかし、何と言ってもこのオペラの魅力は、音楽そのもの。それぞれのアリアは勿論のこと、囚人の解放とレオノーレの勝利を讃えるフィナーレは、まさにベートーヴェンらしい歓喜あふれる音楽となっており、感動せずにはいられないだろう。

Portrait of Beethoven Portrait of Beethoven

映画館で観る『英国ロイヤル・オペラ・ハウス2019/20シネマシーズン』の『フィデリオ』は、残念ながら新型コロナウイルス感染症の影響で上映されないようだが、東京二期会がこの『フィデリオを上演。指揮は世界の歌劇場で活躍するダン・エッティンガー、演出は映画監督・深作欣二の息子であり近年はアイデアあふれるオペラ演出で注目の演出家・深作健太。どのような舞台を作ってくれるか、今から期待がかかる。 

東京二期会オペラ劇場 ベートーヴェン生誕250周年記念公演『フィデリオ』

2020年9月3日(木) 18時30分、9月4日(金) 14時、9月5日(土) 14時、6日(日) 14時開演予定

新国立劇場オペラパレス

詳細はこちら

8. 番外編 ブラヴォ、ブーイング、そして満場の拍手

オペラやバレエならではの情景といえばもう一つ、客席からのブラヴォなどの掛け声も忘れてはならない。男性に「ブラヴォ」、女性に「ブラヴァ」、複数には「ブラヴィ」と声を掛ける。素晴らしい舞台のカーテンコールでは、掛け声がこれでもかと飛び交う。

時にはブーイングも。日本ではあまりないだろうと思いきや、日本でも普通に掛かる。全員が大満足の舞台になるのが最高だろうが、ブーイングもまた、オペラへの愛ゆえの現象だ。

満場の拍手も場所が巨大なオペラ劇場となると、かなりの迫力。痛くなるほど手を叩きながら拍手の嵐のただ中にいる感覚は、ほかでは味わえないだろう。それを浴びる出演者達の表情も一生忘れられないものとなるに違いない。

高橋彩子
舞踊・演劇ライター。現代劇、伝統芸能、バレエ・ダンス、 ミュージカル、オペラなどを中心に取材。「エル・ジャポン」「AERA」「ぴあ」「The Japan Times」や、各種公演パンフレットなどに執筆している。年間観劇数250本以上。第10回日本ダンス評論賞第一席。現在、ウェブマガジン「ONTOMO」で聴覚面から舞台を紹介する「耳から“観る”舞台」、エンタメ特化型情報メディア「SPICE」で「もっと文楽!〜文楽技芸員インタビュー〜を連載中。

 http://blog.goo.ne.jp/pluiedete

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